山形県旅行観光ガイド『芭蕉乗船の地
芭蕉乗船の地 Vol . 95
芭蕉乗船の地
(山形県 新庄市)
‐ Yamagata ‐
山形
Presented By 星★聖
芭蕉乗船の地(山形 新庄)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 芭蕉乗船の地 芭蕉乗船の地をご覧になるにあたって
芭蕉乗船の地の評価
芭蕉乗船の地の観光格付け評価
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■ 芭蕉乗船の地とは?

 山形県新庄市の最上川と新田川が合流する本合海にあるかつての船着き場で、江戸時代の俳聖 松尾芭蕉と弟子の曾良が、奥の細道の旅路の途中に、最上川を下る舟へと乗船した場所。地元では、芭蕉広場とも言われる。
 その船旅を前に、最上川沿いの宿で詠んだ句が、芭蕉の代表作となる句の原句である、「五月雨を あつめてすゝし 最上川」という一句だった。
芭蕉乗船の地のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
新緑 紅葉
芭蕉と曾良が、何を見て何を考えているのか想像してみよう!
最上川最大の景勝地として知られる八向楯を見逃さないように!
奥の細道のルートや芭蕉の代表作を学んでおくと、2倍旅が楽しくなるよ!
~ 芭蕉乗船の地 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
芭蕉乗船の地の見所
本合海 芭蕉と曾良 芭蕉乗船の地
本合海 芭蕉と曾良 芭蕉乗船の地
1187年に、兄の源頼朝に追われた源義経が、平泉に落ちていく際に、最上川から上陸したのもこの本合海だった。 芭蕉はこの地で足止めを食らっており、弟子の曾良とともに、明日は舟が出るかの~と、空を見上げ雲行きを伺っているようにも見える。 最上川と新田川が合流する本合海のほとりにある芭蕉乗船の地。芭蕉を追うように、その後多くの俳人歌人が訪れ、詩や句を残している。
実は違った原句 芭蕉句碑 のどかな田園風景
実は違った原句 芭蕉句碑 のどかな田園風景
芭蕉は弟子の曾良とともに、6月3日に、この地より最上川へと舟をすすめていった。船旅を前に宿で詠んだ句は、「五月雨を あつめてすゝし 最上川」だった。 誰もが一度は耳にしたことのある芭蕉の代表作、「五月雨を あつめて早し 最上川」の句碑が建つ。「あつめて早し」に替えられたのは船上だった。 最上川沿いには、のどかな田園風景が広がっており、今も昔と変わらぬ日本の原風景が残っている。
最上川 八向楯 矢向神社の鳥居
最上川 八向楯 矢向神社の鳥居
富士川や球磨川とともに、日本三大急流として知られる最上川。一つの都道府県を流れる河川としては、国内最長の長さを誇る。 周囲の木々の緑が写りこむ、水量豊かな最上川の雄大な流れに、白い岩肌の絶壁が映え、まさに絶景という感じの眺めが満喫できる。 アースカラーで染まる八向楯周辺の最上川の景観にあって、ひと際赤が目立つ矢向神社の鳥居。神社そのものは、川向うにある。
芭蕉乗船の地の地図
基本情報
■名称:芭蕉乗船の地
■読み方:ばしょうじょうせんのち
■ホームページ:
■所在地:山形県新庄市本合海25
■問合せ:0233-22-2111(新庄市役所)
観光情報
やまがたへの旅
新庄市ホームページ
山形県エリアガイド
山形県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『芭蕉乗船の地』 編

俳句といえば・・・

俳句といえば芭蕉!というほど、多くの方が真っ先にその名を口にするのが、江戸時代の俳人 松尾芭蕉ではないでしょうか。

小林一茶与謝蕪村などと並び、俳人として日本人に最も親しまれている芭蕉ですが、教科書にテレビや雑誌に、その活字がたびたび登場する、「奥の細道」の作者としても知られています。

奥の細道は、江戸に活気がみなぎっていた元禄文化全盛時の、1702年に刊行された作品でした。

紀行作品であった奥の細道は、旧暦の1689年3月27日に、弟子の河合曾良とともに、江戸深川の「芭蕉庵」を発ち、1691年に戻るまでの旅路を綴った作品となっています。

東北地方中心の行脚の旅の中で芭蕉は、「夏草や 兵(つはもの)どもが 夢のあと 」や、「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」といった、数々の俳諧の傑作を世に生み出し、後の歌人に多大な影響を与えるとともに、その句は今も尚、多くの方に読み継がれています。


実は違った、この一句!

藤原三代の栄華を偲び訪れた、平泉で詠んだ「夏草や~」の句や、「立石寺」で詠んだ「閑さや~」の句と並び、誰もが一度は耳にしたことのある有名な詩に、「五月雨を あつめて早し 最上川」の一句があります。

そんな芭蕉の代表作「五月雨を~」の舞台となったのが、ここ山形県の最上川(もがみがわ)沿いの町、新庄 本合海(もとあいかい)にある、『芭蕉乗船の地』です。

芭蕉がこの地を訪れる前、遡ること500年1187年に、兄頼朝に追われた源義経が、平泉に落ちていく際、最上川から上陸したのも、偶然にもこの本合海でした。

地元では、芭蕉広場とも言われるこの芭蕉乗船の地は、最上川と新田川が合流する本合海のほとりにあり、芭蕉は弟子の曾良とともに、6月3日に、この地より最上川へと舟をすすめていきました。

その船旅を前に、最上川沿いの宿で詠んだ句が、「五月雨を あつめてすゝし 最上川」という一句でした。

時に、5月29日のことでした。

川べりの宿で、旅先の疲れを癒しながら、涼み詠んだと言われる一句ですが、この句がやがて、豪雨とともに激流へとその姿を変貌させた最上川を下ることとなった芭蕉の心を揺るがし、激流を下る最中、自らの手により、「すゝし」が「早し」と替えられ、あの名句が誕生した・・・と言われています。

発句時の最上川の印象とは、180度異なる川の表情に、とても「すゝし」という気分ではいられなくなった芭蕉は、「早し」と、その語句を入替えることにより、最上川の激流のすさまじさを表すとともに、勢いみなぎる一句へと変貌させたのでした。

そして、この句が後に、最上川という川の名を、全国へと知らしめることとなっていきました。


急流!最上川

富士川や球磨川とともに、「日本三大急流」として知られる最上川。

一つの都道府県を流れる河川としては、国内最長の長さを誇るという最上川は、北上川や阿武隈川とともに、東北を代表する河川となっています。

その名が、巡洋艦の名称にもなった、誉ある名である最上川ですが、この名を全国区にした背景には、芭蕉の「五月雨を~」の一句の影響力が大だったと言われています。


多くの方が、「もがみがわ」とその名を口にし、不自由なくその名を読むことが出来るのも、芭蕉のあの一句があったからだと言っても過言ではないくらい、芭蕉の句は大きな影響力を持ちました。

そんな記念すべき最上川沿いの川べりに、不朽の名作、「五月雨を~」の句碑とともに、「史跡俳聖松尾芭蕉翁乗船之地」と刻まれた石碑が建っています。

そして、その石碑の向かいには、1989年、「奥の細道紀行三百年祭」の一環として、旅姿の松尾芭蕉と河合曾良の二人の銅像が建ちました。

じっと空を仰ぎ見る二人の視線の先には、何が写っていたのでしょうか。

これから向かう旅先の景色に想いを膨らませていたのか・・、それとも遠く空を見つめ、歩んできた旅路を振り返っていたのか・・、それとも天候を伺い、今日の船旅を安じていたのか。

見上げた空は、二人の心に、何を描いていたのでしょうか。


名勝!八向楯

芭蕉乗船の地、最上川と新田川の合流地点、本合海には、最上川最大の景勝地として知られる「八向楯」(やむきだて)があります。

八向楯は、矢向山山頂に築かれた中世の城で、その南側は、最上川に面した断崖となっており、切り立つ断崖の削られた岩肌の眺めは、コントラストの効いた美しさを見せてくれています。

周囲の木々の緑が写りこむ、水量豊かな最上川の雄大な流れに、白い絶壁が映え、まさに絶景!という感じの眺めが満喫できる場所となっています。

四季折々の変化を見せる八向楯周辺は、春はの名所として多くの花見客で賑わい、最上川に散る桜とともに賞され、秋は色づく紅葉を楽しむ観光客でまた賑わいをみせます。

雄大な八向楯の眺めの前では、投網をする漁師の姿なども見受けられ、急流!最上川の印象とは対照的に、実にゆっくりとした時の流れを感じさせてくれます。

川沿いには、のどかな田園風景も広がり、今も変わらぬ日本の姿がここにはあります。

八向楯の眺めと、芭蕉の名作がこの地で生まれたこととの間には、直接的な関係はありません。

しかしながら、ともに日本人の心を揺さぶる何かを持ち合わせる芭蕉の俳諧と八向楯の景観。

現代においても通ずる、日本を感じるこの想いは、後世に伝えていきたいもののひとつです。

全国各地にその足跡を残し、今も尚多くの方に愛されている芭蕉の旅路を、こうして追いかけながら名勝地に出会う旅も、たまには良いのではないでしょうか。

決して派手な旅ではありませんが、日本の景色、日本人の心に触れる旅が出来るということは、忘れかけていた何かを取り戻せるような、そんな気にさせてくれます。

芭蕉乗船の地であり、義経下船の地でもある山形県本合海、10月には、「国際俳句大会」も開かれるという、この一見何も無いような場所にこそ、ありきたりのツアー旅行にはない楽しみがあり、新鮮味を感じる場所なのかもしれません。

日常生活に疲れた方には、ボーっと眺める最上川の流れが、最高のプレゼントになると思いますよ。
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