宮城県旅行観光ガイド『鳴子温泉郷
鳴子温泉郷 Vol . 25
鳴子温泉郷
(宮城県 大崎市)
‐ Miyagi ‐
宮城
Presented By 星★聖
鳴子温泉郷(宮城 鳴子)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 鳴子温泉郷 鳴子温泉郷をご覧になるにあたって
鳴子温泉郷の評価
鳴子温泉郷の評価
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■ 鳴子温泉郷とは?

 宮城県の北西部、山形県との県境にほど近い江合川沿いにある宮城県を代表する温泉地で、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉の4つの温泉と、やや北に離れている鬼首温泉の5つの温泉を合わせて、鳴子温泉郷という。
 全部で374本もの源泉が湧く日本有数の温泉地で、旧分類法の泉質11種類のうち、単純泉、重炭酸土類泉、重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉、明ばん泉、鉄泉、硫黄泉、酸性泉の9つの異なる泉質の温泉が湧くことで知られる、日本一の泉質数を誇るとも言われる温泉地。
鳴子温泉郷のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アルカリ度が高く、滑らかでソフトな感触のうなぎ湯には絶対入るべし!
旧分類法で9種の泉質が楽しめる温泉を、いろいろ試してみよう!
湯めぐりをしながら、温泉街や周辺観光地を一緒に楽しもう!
~ 鳴子温泉郷 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
鳴子温泉郷の見所
鳴子温泉の源泉 鬼首温泉の間歇泉 日本こけし館
鳴子温泉郷の源泉 鬼首温泉の間歇泉 日本こけし館
旧分類法の泉質11種類のうち9つの異なる泉質の湧き、全部で374本もの源泉がある鳴子温泉郷。 高さが15m以上にもなる豪快な湯柱を立ち上げ、日本一の呼び声も高い、「弁天」と「雲竜」という2つの間歇泉がある。 鳴子峡近くの鳴子公園内に、巨大のこけしが目印の日本こけし館がある。鳴子に来たらお土産にこけしを!
鳴子温泉郷の地図
基本情報
■名称:鳴子温泉郷
■読み方:なるこおんせんきょう
■ホームページ:鳴子温泉郷
■所在地:宮城県大崎市鳴子温泉
■問合せ:0229-82-2102(鳴子温泉郷観光協会)
観光情報
宮城県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『鳴子温泉郷』 編

宮城県を代表する温泉地

宮城県の北西部、山形県との県境にほど近い江合川(えあいがわ)沿いに、「秋保温泉」(あきうおんせん)とともに、宮城県を代表する温泉地である、『鳴子温泉郷』(なるこおんせんきょう)があります。

鳴子温泉郷とは、「鳴子温泉」、「東鳴子温泉」、「川渡温泉」(かわたびおんせん)、「中山平温泉」(なかやまだいらおんせん)の4つの温泉と、やや北に離れている「鬼首温泉」(おにこうべおんせん)の5つの温泉地を合わせた総称で、374本もの源泉が湧く、日本有数の温泉地です。

一般的に、よく鳴子温泉と言う場合には、広くこの5ヵ所の温泉地のことを指しているケースの方が多いようです。

鳴子温泉郷の初まりには、いくつかの説がありますが、よく言われているのが、835年潟山の大爆発により、「温泉神社」より温泉が湧出したとされる説です。

古くから東北の人々に親しまれてきたこの鳴子の温泉地は、やがて、出羽街道羽後街道の要として、宿場町の発展とともに賑わいを見せ、日本中に広く知られるところとなりました。


日本屈指の泉質の豊富さ!

鳴子温泉郷の自慢は、なんといっても泉質が豊富なところです。

一説には、日本一の泉質数を誇るとも言われる鳴子温泉郷は、旧分類法の泉質11種類の温泉のうち、単純泉重炭酸土類泉重曹泉食塩泉硫酸塩泉明ばん泉鉄泉硫黄泉酸性泉9つの異なる種類の温泉が湧いているという、実に珍しい温泉地です。

なんとなく温泉地を楽しむ方はもちろんですが、泉質を選び、自分好みの温泉を求めて旅する方をもうならせる鳴子温泉郷の泉質の豊富さは、特筆ものです。

しかも、この鳴子温泉郷が面白いところは、隣接して、全く違う湯が楽しめるところです。

湯元が同じで、旅館で共有する一般的な温泉地と異なり、旅館ごとに、または旅館の湯舟ごとに、全く違うお湯が楽しめたりするので、泉質名がわからない方でも、湯舟につかれば、そのお湯の違いが否応無しに感じとれます。

今まで泉質なんて全く気にせず、ただ温泉!温泉!と言っていた方が、鳴子温泉郷を訪れたことをキッカケに、泉質に詳しくなったり、泉質を気にするようになったというお話も、うなずけるお話です。

地質学的なことはわかりませんが、すぐとなりの湯舟で、違う泉質の湯が楽しめるというのは、実に不思議なものですよね。


趣の異なる5つの温泉地!

そんな泉質豊かな鳴子温泉郷は、宮城県随一の規模を誇る温泉郷というだけでなく、良質なお湯による効能の高さから、古くより「湯治場」として栄えてきました。

日本でも有数の湯治場として栄えた鳴子温泉郷は、現在でも、長期滞在者向けの温泉施設が、数多く残っています。

そんな鳴子温泉郷にあって、その代表格的な存在となっているのが、鳴子温泉です。

鳴子温泉は、一世紀も前から湯治場として栄えた温泉街で、「下駄も鳴子」のフレーズどおり、下駄をカランコロン鳴らしながら、温めぐりが楽しめるところが人気で、今もどこか懐かしい雰囲気をかもし出す温泉街となっています。

湯めぐりに便利な湯めぐりチケットや手形などの企画があったりしますので、是非訪れる際は、事前に、観光協会のホームページ等でチェックしてみてください。

2つ目の温泉地である東鳴子温泉は、江戸時代に仙台藩主の御殿湯があった由緒ある温泉地で、古くから栄えていましたが、1910年に起きた山崩れで崩壊し、一時は温泉地が消えてしまうところでした。

現在は復興され、また由緒ある温泉地としての賑わいを取り戻しています。

中山平温泉は、 アルカリ度が高く、滑らかでぬるぬるしたソフトな感触の「うなぎ湯」が多いことで知られ、美肌効果を楽しみに訪れる女性客で賑わう温泉地となっています。

地熱が高く、鳴子温泉郷の中では最も湯量が豊富なため、温泉熱を利用した「鳴子熱帯植物園」などの施設もあります。

そんな江合川沿いの温泉地とは一線を画し、「鳴子ダム」のさらに北側と、鳴子温泉郷にあって、他とは少し離れた場所にあるのが鬼首温泉です。

鬼首温泉は、江戸時代には、5つの温泉地の中では一番栄えた湯治場で、近くには、アウトドアを満喫できるスポーツ施設、「リゾートパークオニコウベ」があり、この鳴子温泉郷の中では、ちょっと変わった温泉地として知られています。

中でも、この鬼首温泉内にある吹上温泉には、「弁天」と「雲竜」という、2つの「間歇泉」(かんけつせん)があり、その1つの弁天は、高さが15m以上にもなる豪快な湯柱を立ち上げ、日本一の間歇泉と言われています。

ピン!とこない方もいるかもしれませんが、高さ15mといえば、4階~5階建てのビルくらいの高さになりますので、間近でみると、その高さにビックリします。

そしてもう1つ、この鬼首温泉の変り種が、「峯雲閣」(ほううんかく)の滝壷の混浴露天風呂です。

仙人風呂」と言われるこの露天風呂は、目の前の滝そのものが温泉であり、その豪快な眺めは必見です。

夏には、が舞うという自然の演出もすばらしいく、広々と自然を満喫できる滝壺露天風呂ですので、ご家族連れには最適かもしれません。

ただし、自然そのものの露天風呂なので、滝壺の足場が悪かったり、流れ落ちる滝の湯温が一定しない為に、入れない時期があったりします。

大自然相手なので仕方の無いことですが、訪れる際には、事前に確認してから訪れてみてください。


ここのうなぎ湯が基本?

そんな様々な温泉地が合わさった鳴子温泉郷、実にユニークな温泉地だとは思いませんか?

近くには、「尿前の関」や「日本こけし館」などの史跡や観光施設などもあり、温泉以外にも意外と見どころが多く、歴史の重みも感じる鳴子温泉郷ですが、やはりここの一番のウリは、良質な温泉そのものです。

実は、わたしは特別温泉好きではありませんし、もちろん温泉通ではないのですが、個人的な温泉評価の基準が、ここ鳴子温泉のうなぎ湯となっています。

全国各地の温泉につかる度に、いつしかこの鳴子温泉郷のうなぎ湯と比べて、どうだこうだと、考えるようになりました。

それくらい個人的には印象的なお湯であり、忘れられない温泉地となっていますが、今でも、この鳴子温泉郷は、温泉場としての雰囲気や温泉施設とかではなく、泉質だけでいうならば、ベスト3に入る温泉地となっています。

日本屈指の良質で豊富な泉質を、あなたも是非味わってみてください。

日本一とも言われる泉質数を誇る鳴子温泉郷ですから、きっとあなた好みのお湯に出合えるはずですよ。その際、うなぎ湯だけは、外さないでください!
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