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若かりし頃の宮本武蔵!
美作(みまさか)の国、今の岡山県の美作市宮本(旧大原町)にある、「武蔵の里」にたっている銅像が、この『宮本武蔵』像です。
兵庫県との県境近くにある、この美作市宮本は、宮本武蔵の故郷とされるところで、旧大原町から、市町村合併により、その名が復活しました。
宮本武蔵は、1584年に、この美作で、父:無二斉、母:お政の次男として誕生したとされています。
小説の中では、無二斉の、非常に厳しい父親像が描かれていますが、実際にこの地で育てられた武蔵の生活は、いかがなものだったのでしょうか?
「巌流島の決闘」の勝者であり、「二刀流」(二天一流)、「五輪書」でも有名な、剣聖宮本武蔵は、おなじく剣豪として、現代にもその名が語り継がれている、「佐々木小次郎」同様、熊本や山口など、武蔵ゆかりの地に、いくつかの銅像が建っています。
そんな中で、このトップの写真の銅像は、武蔵の里にある、「武蔵道場」のそばに建っている銅像です。
写真を見て、アレ!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、見慣れた宮本武蔵のイメージとはちょっと違った、青年期の若かりし頃の武蔵像となっています。
どちらかというと、晩年の落ち着きはらった、すべてを悟りきったような、隙の無い下段の構えを見せる武蔵像が、武蔵の一般的なイメージとして定着していますが、それに比べてこの銅像は、剣の腕だけで戦うかのごとく、戦闘意欲むき出しの、どこか精神的な未熟さを垣間見せる宮本武蔵像となっています。
決して弱いわけではなくて、強さだけが全面に出ている・・・、そんな感じの銅像となっています。
これは、幼少青年期を過ごした、この美作の地にちなんだものかと思えますが、ある意味ちょっと新鮮な感じがするとともに、一般的な像との比較において、宮本武蔵の人間としての成長が、この銅像の対比により感じられます。
ちなみに、武蔵の里へ向かう途中の橋の欄干には、武蔵の一般的なイメージである、戦わずして勝つ、なじみのある武蔵像が建っています。
3つの宮本武蔵 像
武蔵の里を訪れた際には、是非とも、この武蔵像の違いに、着目して見てほしいのですが、もうひとつ、この美作には、注目すべき武蔵像があります。
この武蔵の里への最寄り駅となる、智頭急行の「宮本武蔵駅」前には、これまた珍しい、少年時代の、はしゃぎまわる武蔵像があります。
こちらは、この銅像単体を見ただけでは、およそ宮本武蔵とわかる方はいないのでは・・・と、思われる像なのですが、両脇に従える「又八」と「お通」の姿により、少年時代の「たけぞう」であることが、見て取れます。
又八やお通とともに、この美作の地を、元気に走り回っていた頃の、たけぞうの姿が、この武蔵像として表現されています。
これはこれで、またおもしろい武蔵像となっていますので、是非とも比較して眺めてみてください。
武蔵がたどり着いて見たものは・・・
宮本武蔵が、初めて試合に臨んだのは13歳の時で、その時、「有馬喜兵衛」(ありまきへい)を倒して以来、「巌流島の決闘」が行われた29歳までの間、60余度の勝負に挑みながら、一度も敗れなかったと言われています。
17年間で60数試合ですから、年間3〜4試合をしていた計算になります。
今で言うならば、ボクサーよりは試合数が多く、相撲の力士よりは全然少ない・・・、ちょうどK1ファイターくらいの試合数といったところでしょうか?
巌流島の決闘で、佐々木小次郎に勝ち、文字通り、「天下一の兵法者」となった宮本武蔵ですが、剣の道は技だけではなく、もっともっと奥深いものなのではないか?・・・と悟りはじめ、晩年は、ひたすら自己鍛錬の道へと入っていきました。
そんな宮本武蔵が、己の兵法に磨きをかけ、はじめてその神髄を会得したとされたのは、実に50歳の時だったと言われています。
五輪書をはじめ、数々の遺品が残されていますが、それらの文字や絵の中にこめられた武蔵の本意は、正確にはつかみきれません。
20年以上もの歳月をかけ、たどり着いた宮本武蔵の神髄とは、どのようなものだったのか?
その域に達した者にしか、この武蔵の心は、正確には汲み取ることは出来ないのではないでしょうか。
晩年の武蔵には隙が無く、たとえ剣を持っていなくとも、全身からみなぎる気で、つけ入る隙を与えず、戦わずして、相手を圧倒していた言われています。
そんな境地に達した武蔵でしたが、1645年、熊本の「千葉城」で、62年の生涯を、閉じることとなりました。
日本人が愛する人物のひとりである宮本武蔵、その剣にすべてをかけた人生は、今日のわたし達にも通ずる、学ぶべきところがあるのではないでしょうか。
武蔵の生涯から何かをつかみたい方、武蔵のルーツに迫りたい方は、若かりし頃の宮本武蔵という人物が垣間見える、この武蔵の故郷美作に、足を運んでみてください。
| ■ 宮本武蔵像 〜 星★聖 の ひとこと 〜 |
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3つの異なる「宮本武蔵」の銅像が見せる武蔵像の違いを、感じてみてください! |
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