山形県旅行観光ガイド『最上義光像
最上義光像 Vol . 35
最上義光像
(山形県 山形市)
‐ Yamagata ‐
山形
Presented By 星★聖
最上義光像(山形 霞城公園)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 最上義光像 最上義光像をご覧になるにあたって
最上義光像の評価
最上義光像の評価
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■ 最上義光像とは?

 山形県にある山形城址である霞城公園に建つ、山形城を拠点に上杉景勝や伊達政宗らと戦いを重ねた戦国武将の騎馬像。天下分け目の関ヶ原の合戦にて、徳川家康率いる東軍に味方し、直江兼続率いる上杉軍を撃退し功をあげ、出羽57万石としてこの地を治めた初代山形藩主にて、今日の山形の礎を築いた武将の銅像。
 仙台の青葉城の伊達政宗像や、皇居外苑の楠木正成像などとともに、日本屈指のカッコよさを見せる騎馬像として注目を集めている像。
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おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
伊達政宗や楠木正成などの銅像に負けないカッコよさだよ!
直江兼続率いる上杉軍を撃退すべく立ち上がった勇姿で冨神山を向く!
銅像をとりまく縁石は、広大な山形城の三の丸をかたどったものだよ!
~ 最上義光像 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
最上義光像の見所
最上義光の騎馬像 山形城の三の丸をかたどった縁石 日本屈指の騎馬像
最上義光の騎馬像 山形城の三の丸をかたどった縁石 日本屈指の騎馬像
山形城址となている霞城公園に建つ最上義光の騎馬像。二の丸の門をくぐると一気に開け、この騎馬像がボン!と現れる。 騎馬像をとりまく縁石は、広さを誇った山形城の三の丸をかたどったもの。よくよく見れば不自然な形に気づくが、それが何かは言われなければわからない。 騎馬像というと、仙台の伊達政宗像や、皇居の楠木正成像などの名が真っ先に挙がるが、それに勝るとも劣らぬ輝きを放つ像だ。
カバリーノ・ランパンテ 冨神山を向く銅像 直江兼続率いる上杉軍を撃退
カバリーノ・ランパンテ 冨神山を向く銅像 直江兼続率いる上杉軍を撃退
フェラーリのカバリーノ・ランパンテを思わせる、足を高く上げた跳ね馬といい、鋭く前方へ向けられた槍といい、バランスが良い銅像だ。 門や城壁などと異なり、銅像は斜めに振って建てられている。決戦場である冨神山を向いているわけで、これも説明書きを読まなければわからない。 あの一世を風靡した直江兼続率いる上杉軍を撃退すべく立ち上がった最上義光の勇姿が、見事に表現されている。
最上義光像の地図
基本情報
■名称:最上義光像
■読み方:もがみよしあきぞう
■ホームページ:
■所在地:山形県山形市霞城町1-7
■問合せ:023-641-1212(山形市公園緑地課)
観光情報
山形県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『最上義光像』 編

意外に知られていない、巨大なお城!

山形市内の地図をみていて、ひときわ目に付く広さを誇っているのが、かつて巨大なお城としてこの地に築かれていた「山形城」の址となている「霞城公園」(かじょうこうえん)です。

霞城公園は、その公園面積から、巨大な大きさを誇ったお城の威光を今に伝えていますが、その霞城公園の一角に建っている騎馬像が、この『最上義光』(もがみよしあき)像です。

普通に読むと、「よしみつ」と言ってしまいそうですが、最上義光は、最近では、ゲームなどでも武将として登場するため、子供の方がかえって普通に読めたりしますが、義光と書いて、「よしあき」と読みます。

霞城公園は、天下分け目の合戦として有名な、あの関ヶ原の合戦で功のあった最上義光が、出羽57万石として、この地を治め、整備をすすめた山形城の址で、最盛期の山形城はそれはそれは大規模なお城でした。

この山形の地において、これだけのスケールで城を整備し、維持していた最上義光は、その後の武将が、城を維持することに困窮したことを考えると、当時、出羽の地にあって、ずば抜けた支配力と政治力を持った人物だったのでしょう。

この山形城は、現在では三の丸跡は無く、二の丸城址が、この霞城公園となって残っていますが、最盛期の城の大きさは、あの世界文化遺産である、「姫路城」と肩を並べる広さを誇っていました。


銅像なら政宗にも負けない!

そんな山形城の城主であった最上義光の騎馬像は、実にすばらしいもので、全国数々の騎馬像を見てきましたが、この最上義光像は、ベスト5に入る日本屈指の騎馬像ではないでしょうか。

見た瞬間に、「おっ!」と思ったのは、仙台の伊達政宗像や、皇居の楠木正成像などいくつかありますが、それに勝るとも劣らぬ輝きと躍動感を、この最上義光像には感じます。

まるで、フェラーリのカバリーノ・ランパンテを思わせる、足を高く上げた跳ね馬といい、鋭く前方へ向けられた槍といい、個人的には、バランスも含め、武将の騎馬像としては絶品だと思うのですが、みなさんはいかがでしょうか。

ちなみにこの銅像は、1600年の9月に、怒涛の如く攻め寄せた上杉軍のあの直江兼続率いる2万3千余の大軍を迎え撃つべく陣頭指揮をとり、敵を撃退し山形を死守した際に、決戦場である冨神山に向かって進撃せんと指揮棒を振るった姿であり、鉄の指揮棒には「清和天皇末葉山形出羽守有髪僧義光」と刻んであるそうです。

歴史上では、隣国である伊達政宗があまりにも有名であり、小説やドラマなどで中心的存在として描かれるため、どちらかと言うと表舞台に出てこない、出てきても敵方として描かれる最上家ですが、この騎馬像に限って言えば、青葉城の政宗像と対等に渡り合っているように感じられます。

刺す槍の先に、最上義光がどんな夢を見ていたのかわかりませんが、志半ばで歴史の表舞台から去って行った最上義光は、この山形においては偉大な人物であり、英雄であり、山形の町を歩いていると、そのことが肌を通じて感じられます。

最上家や、最上義光について詳しく知りたい方は、霞城公園を散策した後にでも、「最上義光歴史館」を訪ねてみてください。

また、この最上義光像を見にこられた際には、同じ霞城公園内に、「済生館」という有名な洋館が建っていますので、そちらもご覧になってください。

花笠まつり」や、「日本一の芋煮会」、「光のプロムナード」などのユニークなイベントで知られる山形ですが、山形にお越しの際には、是非、この最上義光像を眺めに、霞城公園を訪れてみてください。
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