日和山公園（ひよりやまこうえん）とは？

山形県酒田市にある、1813年に酒田港に寄港する北国廻船の航海安全を祈願し建てられた高さ約3mの「常夜燈」をはじめ、江戸に庄内米を運んだ「千石船」の1/2のレプリカや、かって船頭たちが風向き確認などに使用した直径71cmの御影石に方位を示す十二支の文字が刻まれた日本最古の「方角石」などがある公園で、『日本の都市公園100選』『日本の歴史公園100選』。

中でも明治時代の1895年に対岸の宮野浦に建てられた、高さ12.8mで一辺約3mの石油ランプを光源とした「木造六角灯台」は、日本最古の木造灯台とも言われており、1958年に役目を終え園内に移築展示されている。

この他、酒田港の繁栄に尽力した「河村瑞賢像（かわむらずいけんぞう）」や上から見ると"米"の字になっている記念碑が建つ「瑞賢庫跡」、江戸時代の1831年建立の石鳥居がある「金毘羅神社」、酒田ゆかりの文人墨客の29基の文学碑が建ち並ぶ全長1.2km「文学の散歩道」などがある。

また約400本のソメイヨシノなどの桜が咲く お花見スポット で、毎年4月に「酒田日和山桜まつり」が開催される。