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錦帯橋 Vol . 43 錦帯橋(山口県)
      ‐ Yamaguchi ‐
錦帯橋 山口
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世界に誇る、五連の太鼓橋!
 
山口県の「岩国」と言えば、「鵜飼」や「佐々木小次郎」ゆかりの地として有名ですが、そんな中で忘れてならないのが、ご存知 『錦帯橋』(きんたいきょう)です。
 
錦帯橋碑錦川」にかかる、「木造五連の太鼓橋」であるこの錦帯橋は、全長 193.3m 、幅 5mで、「日本三名橋」の一つとして知られており、1673年に、岩国藩の三代藩主である「吉川広嘉」公により創建されました。
 
日本国内だけでなく、アジアやヨーロッパからも、この橋を見に訪れる観光客が多いという「錦帯橋」ですが、「錦帯橋」を語るときに、何といっても真っ先に挙げられるのが、その特徴的な外観です。
 
錦川に翼を広げるが如く、大きく弧を描く五連の美しいアーチは、一般的には、二連を除けば、こういうものは奇数の方が美しく見えるものですが、この五連のバランスは絶妙で、微妙に異なる5つの橋が織り成す景観の美しさは、遠目で見ても間近で眺めても、実にすばらしいものであり、まさに世界に誇る名橋のひとつと言えるものになっています。
 
「錦帯橋」のようなすばらしい橋を、世界の人々に見ていただけるということは、日本人として、とても誇りに思える瞬間でもあります。
 
 
 
錦帯橋・・・裏側が凄いんです!
 
そんな「錦帯橋」ですが、この「錦帯橋」がすばらしいのは、実は木造五連の太鼓橋という、その見た目の凄さだけではありません。
 
岩国城から望む錦帯橋その外観の珍しさや美しさもさることながら、1本の釘も使わずに、巻金カスガイで組みあげられているという、まさに日本が誇る伝統建築の「匠の技」が、ここに表現されています。
 
世界的にも珍しい建築技法で造られているこの「錦帯橋」のすばらしさは、どこがすばらしいのか、いちいち説明を聞くよりも、この「錦帯橋」の太鼓橋の裏側を見れば、それは一目瞭然で、その伝統の技にただただビックリするかぎりです。
 
友達とおしゃべりしたり、錦川の景観ばかり楽しんで渡っていると、あっという間に渡りきってしまい、ついつい見逃しがちですが、単なる太鼓橋・・・で通り過ぎずに、渡りきったら川岸からじっくりと、その技の凄さを眺めてみてください。
 
錦帯橋の裏側もっとじっくり間近で眺めたい方、時間に余裕のある方は、是非とも錦川に降りて、河川敷から「錦帯橋」の裏側に広がる、この伝統の技のすばらしさを、覗き込んでみてください。
 
そこには、遠くで眺めるのとは違う発見があり、さらに、この「錦帯橋」の凄さ、すばらしさに気付くことかと思います。
 
橋というものは、一般的に、橋脚に長い橋桁を渡して造るのが普通で、橋脚によって支えられているものなのですが、この「錦帯橋」は、次々に短い橋桁を重ねて延ばしていくという木組み方法で、中間部の橋桁は、その手前の橋桁によって支えられているという、全く異なる建築技法となっています。
 
錦帯橋 五連の太鼓橋言葉ではなかなかうまく伝えられませんが、よい例えかどうかわかりませんが、「♪あ〜さて、あ〜さて・・・」でお馴染みの、南京玉簾(なんきんたますだれ)の、客席に向けて弧を描いている柳や釣竿といった出し物のようなイメージと思っていただければと思います。
 
そんな特殊な技法により造られている「錦帯橋」は、その部位により「ヒノキ」、「」、「ケヤキ」など、その特性に合った材質を使い分けており、それにより強度と見た目の美しさの両立を図っています。
 
この日本の気候と、木の材質・特性を吟味した上で使用部位を選択するなどのこだわりは、まさに木に慣れ親しんだ日本人の匠の技といえるところではないでしょうか。
 
 
 
崩壊を乗り越えて・・・
 
日本の伝統建築美が溢れ出ている「錦帯橋」ですが、この今に伝わる「錦帯橋」が完成するまでには、崩壊による挫折を味わった先人達の苦労がありました。
 
錦帯橋のアーチ大河にかかる橋の宿命でもある川の流れとの戦いの歴史は、現在でも続いており、大型台風が日本列島を襲うたびに、お隣りの広島にある「厳島神社」などとともに、常に崩壊を危惧されています。
 
そんな「錦帯橋」は、建設された翌年に、早くも大洪水により流失してしまうというありさまでした。
 
その後、すぐに再建され、長らく持ちこたえてきましたが、1950年の「キジヤ台風」で、またもや流されてしまいました。
 
3年の後、1953年に再建された後は、2001年に、「50年に一度」という架け替え工事が始まるまで、その美しい姿を保ち続けました。
 
錦川にかかる錦帯橋しかしながら、2004年3月に、総事業費26億円を投じた架け替え工事が完成したのも束の間、翌2005年9月に襲った台風にて、完成したばかりの第一橋を支える橋杭2基が流されてしまいました。
 
現在は、その美しい姿を見せている「錦帯橋」ですが、この自然の猛威との戦いは、避けて通れないものとなっています。
 
「錦帯橋」は、石組みといい木組みといい、何度見てもすばらしい限りで、岩国城をバックにした五連のアーチの美しさは、見事なまでにこの錦川に映えています。
 
日本の伝統の技と美の饗宴を見に、あなたも岩国「錦帯橋」を訪れてみませんか。
 
 
  
 
■ 錦帯橋 〜 星★聖 の ひとこと 〜
とにかく「錦帯橋」の五連のアーチの美しさと、その裏側に潜む日本の伝統の匠の技を見に、岩国を訪れてみてください!
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