山口県旅行観光ガイド『吉香公園
吉香公園 Vol . 33
吉香公園
(山口県 岩国市)
‐ Yamaguchi ‐
山口
Presented By 星★聖
吉香公園(山口 岩国)
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吉香公園の評価
吉香公園の評価
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■ 吉香公園とは?

 山口県の岩国にある観光名所である錦帯橋を渡って、岩国城へと向かうルート上にある公園で、旧岩国藩主吉川家の居館跡。
 1968年までは、山口県立岩国高等学校として利用されていた場所で、移転に伴い公園となった。四季折々の草花が咲く公園内には、放射噴水があり、また近くには、錦雲閣、吉川史料館、吉香神社など、藩政時代の歴史的な建造物が点在している。
吉香公園のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
季節の花で彩られる
歴史的建造物と、四季折々の草花を楽しもう!
ソフトクリーム対決、家族で小次郎とむさしを食べ比べてみて!
錦帯橋周辺のお店にある岩国寿司を、是非ご賞味あれ!
~ 吉香公園 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
吉香公園の見所
吉香公園の放射噴水 吉川史料館 錦雲閣
吉香公園の放射噴水 吉川史料館 錦雲閣
花の名所として知られている公園で、季節ごとに梅や桜、ツツジに菖蒲、牡丹にあじさいと、四季折々の草花が楽しめるところで、放射噴水も美しい公園。 800年の歴史を誇る旧岩国藩主である吉川家に伝わる、吾妻鏡や太平記の写本などの歴史資料や、美術工芸品などを収蔵している。 1885年に、旧藩時代の矢倉に似せて造られた絵馬堂で、春から夏にかけて桜やツツジなどが彩りを添える。
佐々木屋小次郎商店 ソフトクリーム対決 吉川広嘉公の銅像
佐々木屋小次郎商店 ソフトクリーム対決 吉川広嘉公の銅像
一階のソフトクリームに目が行くが、実は2階にある小次郎茶屋の岩国寿司が有名。この岩国寿司を食べに、このお店を訪れる人も少なくない。 ソフトクリームの巌流島の決闘とも言うべく、佐々木屋小次郎商店より錦帯橋側に、むさしがある。店頭に並ぶ、色とりどりのサンプルに目移りしてしまう。 錦帯橋を造ったことでも知られる、第3代岩国藩主である吉川広嘉公の銅像。知将らしく、清楚で真摯なイメージの銅像となっている。
吉香公園の地図
基本情報
■名称:吉香公園
■読み方:きっこうこうえん
■ホームページ:
■所在地:山口県岩国市横山
■問合せ:0827-41-2037(岩国市観光協会)
観光情報
山口県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『吉香公園』 編

吉川家ゆかりの地

山口県の「岩国」といえば、ご存知「錦帯橋」や、錦帯橋周辺の「錦川」で行われる「鵜飼」が有名なところですが、その錦帯橋から山頂にそびえる「岩国城」を結ぶルート上にあるのが、この『吉香公園』(きっこうこうえん)です。

ちょうど錦帯橋を渡りきったところが、公園入口となっているこの吉香公園は、もともと岩国藩主であった、「吉川家」の居館跡を公園にしたもので、園内には、旧藩時代のさまざまな歴史的建造物が残されています。


四季折々の花が美しい!

吉香公園に入り、まず目に飛び込んでくるのが、第3代岩国藩主、「吉川広嘉」(きっかわひろよし)公の銅像です。

吉川広嘉公は、錦帯橋を造ったことでも知られるように、知将として知られており、そんなイメージを表してか、一般的な武勇で鳴らした人物の銅像とは異なり、清楚で真摯なイメージの銅像となっています。

この吉香公園の西側に隣接した寺院庭園である「紅葉谷公園」 (もみじだにこうえん)には、そんな吉川広嘉公をはじめとした、吉川家代々の墓が立ち並ぶ「吉川家墓所」もあり、 吉川広嘉公もそこに眠っていますので、立ち寄ってみてください。

銅像と言えば、この吉川広嘉公の銅像から右手に100mほど行ったところの「菖蒲池」のそばに、巌流こと「佐々木小次郎」の銅像があります。

同じ山口県の「巌流島」にある銅像と、同じデザインの銅像となっている、この佐々木小次郎像ですが、吉川英治の小説「宮本武蔵」では、佐々木小次郎はここ岩国の出身となっており、岩国ゆかりの人物として、ここに銅像が建てられています。

こちらも、見どころのスポットとなっていますので、立ち寄ってみてください。

吉川広嘉公の銅像を過ぎると右手に、1693年に、「香川正恒」が造ったとされる、岩国藩の家老宅の表門である、「香川家長屋門」 (かがわけながやもん)があります。

山口県の有形文化財にもなっているこの門は、この岩国に残る文化財としては、最も古い部類に入ると言われています。

この香川家長屋門を過ぎ、公園内を奥へと進んでいくと、中央には、公園内を見渡せる展望台にもなっている、吉香公園のシンボル的な存在である放射噴水があり、周囲には、緑豊かな公園の風景が広がっています。

吉香公園は、花の名所としても知られており、季節ごとに、梅、桜、つつじ、菖蒲、牡丹、あじさい・・・と、四季折々の草花が楽しめるところなっており、常に多くの見物客で賑わうところとなっています。

わたしが訪れた時にも、たくさんの梅が咲き乱れており、大きな弧を描く放射噴水の水のラインと相まって、とても美しい光景を目にすることが出来ました。

この吉香公園は、是非とも、季節を替えて何度でも訪れていただきたい・・・、そんな場所です。


ひとつひとつに岩国の歴史が・・・

そんな吉香公園内には、吉川広嘉公の銅像や香川家長屋門などの他にいくつかの見どころがあります。

800年の歴史を誇る吉川家に伝わる、「吾妻鏡」や「太平記」の写本などの歴史資料や、美術工芸品などを収蔵した「吉川史料館」や、甲冑や刀剣、陣羽織などの武具を中心に、武士の時代の品々を展示している「岩国歴史美術館」、ちょっと異色な石造りの西洋建築物が特徴的な「徴古館」(ちょうこかん)などがあり、多くの観光客で賑わっています。

また、1974年に、国の重要文化財ともなった、家老宅とは対照的な簡素な造りが特徴的な「目加田家住宅」 (めかたけじゅうたく)や、吉川家の先祖を祭る「吉香神社」、1885年に、旧藩時代の矢倉に似せて造られた「錦雲閣」 (きんうんかく)などがあります。

どれも、全国的に知られた特別な歴史的建造物というわけではありませんが、そんな一つ一つの建物の中に、ちょっとづつ、この岩国の歴史が詰め込まれており、そんな建物見学と、公園内に咲き乱れる花々を、交互に味わっていけるところが、この吉香公園を散策する醍醐味かもしれません。

そして、公園内を巡りついたその先には、錦帯橋の架かる錦川をはじめとした、岩国の城下町を一望できる岩国城が待っています。


ソフトクリームで巌流島対決!

そんな吉香公園ですが、錦帯橋を渡りきった入口付近で、若者を中心に、人一倍賑わっているところがあります。

公園散策前に、そして帰り道に、思わず立ち寄ってしまうお店・・・、それが、「佐々木屋小次郎商店」です。

佐々木小次郎商店と言ってしまうのですが、正式には佐々木「屋」小次郎商店となっています。

この佐々木屋小次郎商店は、何のお店かといえば、ソフトクリーム専門店で、何種類かは?ですが、ミックスの組み合わせを考えると、数十種類には及ぶのでは?というほどの種類を誇る、ソフトクリーム屋さんになっています。 

店先には、ズラリとその組み合わせのソフトクリームのサンプルが並んでおり、実にカラフルで、見ているだけで楽しくなってしまうのですが、いざ選ぼうとすると、目移りするばかりで、全部食べたくなってしまいます。

ちなみに他にも、この吉香公園周辺にはソフト屋さんがいくつかあり、このお店より錦帯橋よりに、「むさし」という名のソフト屋さんがあります。

「むさし」と「小次郎」・・・、ここでも巌流島の決闘の続きを行っているわけですね・・・

そんな佐々木屋小次郎商店ですが、実はこのお店、一般的なソフトクリーム屋さんという顔と、もうひとつの顔を持つお店で、知る人ぞ知る有名なお店となっています。

それが、この佐々木屋小次郎商店の2階にある「小次郎茶屋」にある岩国寿司で、この岩国寿司を食べに、このお店を訪れる方も少なくないという、ちょっと知られたお店となっています。

店頭に並ぶ、青りんご・夏みかん・巨峰・夕張メロン・・・というソフトクリームの眺めに目がいき、2階にある、この小次郎茶屋まで、なかなか目が届きませんが、是非とも2階の小次郎茶屋を訪れ、岩国寿司を食してみてください。

他にも錦帯橋周辺には岩国寿司が食べられるお店がありますので、そちらもお試しあれ。

この吉香公園を中心にした岩国の町は、錦帯橋に岩国城、春の桜、夏の鵜飼、秋の紅葉、冬の雪景色・・・と、歴史的建造物と四季折々の風景が楽しめる、見ごたえ充分な町となっています。

是非一度、この岩国の城下町を散策しに訪れてみてください。
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