山口県旅行観光ガイド『秋吉台
秋吉台 Vol . 53
秋吉台
(山口県 美祢郡秋芳町)
‐ Yamaguchi ‐
山口
Presented By 星★聖
秋吉台(山口 美祢)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 秋吉台 秋吉台をご覧になるにあたって
秋吉台の評価
秋吉台の評価
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■ 秋吉台とは?

 山口県西部にある日本最大のカルスト台地で、国の特別天然記念物。秋吉台国定公園に指定されている台地には石灰石の岩肌が露出しているラピエや、直径数十メートルにも及ぶ巨大なクレーターのような凹地状のドリーネなどがあちこちに散見され、カルスト地形特有のダイナミックな景観をつくりあげている。近くくの秋吉台科学博物館では、そんな石灰岩の不思議な世界について詳しく学ぶことが出来る。
 春~夏の草原の秋吉台、秋のススキがたなびく秋吉台、そして冬の石灰岩が雪に埋もれ一面銀世界となる秋吉台、そして2月の山焼き後の異次元空間と化す秋吉台と、全く異なる4つの顔が楽しめる。
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おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
山焼き
山焼き後の日本にいながら日本でないような延々と続く眺めをご覧あれ!
展望台から眺めるだけでなく、少しでもよいので散策して間近で見よう!
石灰岩の不思議な世界について学べる、秋吉台科学博物館へ立ち寄ろう!
~ 秋吉台 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
秋吉台の見所
秋吉台 一変した山焼き後の光景 石灰岩の中を散策路が延びる
秋吉台 一変した山焼き後の光景 石灰岩の中を散策路が延びる
町名は秋芳町(しゅうほうちょう)、地名は秋吉(あきよし)、鍾乳洞は秋芳洞(しゅうほうどう)、こちらは秋吉台(あきよしだい)と紛らわしい。 映画のワンシーンのような、まるでどこかの惑星に降り立ったかのような光景。360度すべてがこのような空間となるところはそうあるものではない。 果てしなく続く石灰岩の異様な光景の中を散策路が延びている。どこまで歩いても変わりは無いが、展望台から見るだけでなく、間近で眺めてみよう。
大自然を前にした人間の存在 秋吉台道路からの眺め 秋吉台カルスト展望台
大自然を前にした人間の存在 秋吉台道路からの眺め 秋吉台カルスト展望台
大自然を前に人間の存在とは何なのかを考えずにはいられないような山焼き後の光景。地図も写真も無い時代、ここにたどり着いた人は何を思ったのだろうか。 延々と続く石灰岩のこの眺めの中をクルマで走る様は、戦火を落ちのびていくような感じで、非日常の全く異次元の心持ちとなる。。 はじめてこの展望台に立った時の興奮は今でも忘れられないもの。山焼き後は、通常使う360度の大パノラマの言葉が全く違う意味合いのものとなる。
秋吉台の地図
基本情報
■名称:秋吉台
■読み方:あきよしだい
■関連ホームページ:秋吉台科学博物館
■所在地:山口県美祢郡秋芳町秋吉
■問合せ:0837-62-0304(秋芳洞観光センター)
観光情報
山口県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『秋吉台』 編

日本最大のカルスト台地

山口県の中腹部の山間に、突如として開けた広大な異国空間があります。

国定公園」であり、「特別天然記念物」でもあり、教科書でも度々登場する、日本最大のカルスト台地・・・、それが『秋吉台』(あきよしだい)です。

秋吉台は、3億年以上も前の遠い遥か昔、海の中にあったサンゴ礁が、地球の地殻変動により、地上に姿を現した台地です。

長い年月をかけて、雨水などにより浸食された石灰岩が、複雑怪奇な模様が描き出し、特徴的な造形美を見せています。

石灰石の岩肌が露出している「ラピエ」、直径数十メートルにも及ぶ、巨大なクレーターのような凹地状の「ドリーネ」などがあちこちに散見され、カルスト地形特有のダイナミックな景観をつくりあげています。

石灰岩の不思議な世界は、近くにある「秋吉台科学博物館」に行けば、詳しく学ぶことが出来ますが、石灰岩の侵食と言えば、忘れてはいけないのが「鍾乳洞」です。

この秋吉台の地下には、「大正洞」、「景清洞」など500近い鍾乳洞があるとされ、近年も新たな洞窟の発見が報告されており、まだまだ未知の世界が地中深くに眠っています。

そんな中で、誰もがその名を知っている鍾乳洞が、「秋芳洞」(あきよしどう)です。

昭和天皇が御探勝の際に、名前を賜ったとされる秋芳洞ですが、こちらの漢字は、町名と同じ「秋芳」で、秋吉台の方は「秋吉」となっています。

秋吉台の地下100mにあるこの秋芳洞は、東洋一の大鍾乳洞とも言われた鍾乳洞で、洞内には、御殿のような石柱や地下とは思えないような大空間が広がっています。

多くの観光客で賑わっている秋芳洞は、遠足や修学旅行で、訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。


日本に居ながら日本でない!

美祢市と美東町と秋芳町にわたって広がる秋吉台は、特別天然記念物に指定されている領域だけで、1384ヘクタールもあり、東京ドーム296個分という広さを誇っています。

はじめてこの風景を目にする者にとって、この秋吉台の眺めは圧巻であり、同時にすぐに真に受け止められるような眺めでもなく、どこか現世を離れたような・・・、そんな感じがします。

わたしも、初めて「秋吉台カルスト展望台」に立った時には、眼前に広がるこの光景に、しばし呆然と立ち尽くしました。

遠く石灰岩の合間を動く、小さな人間の動きを目で追いながら、視界全部に広がる異様な光景を、すぐには受けとめられずにいました。

360度大パノラマの展望台からの眺めもさることながら、複雑な造形美を見せる秋吉台の石灰岩の中を歩くのも、秋吉台道路で車を走らせていても、どこまでも続くこの同じ光景に、いつしか自分はどこにいるのか・・・という不思議な感覚がやどりました。

同じような感覚を覚えたのは、「鳥取砂丘」のすり鉢状の砂丘底部に立った時でしょうか?

日本にいながら日本でない・・・、そんな場所が、日本にはいくつかありますが、ここ秋吉台もそのうちのひとつではないでしょうか。

歩けば歩くほど、どんどん迷い込んでいくこの秋吉台の光景は、いつの間にか不思議な世界に迷い込んでしまった・・・そんな表現が一番なのかもしれません。

日本にいながら、日本とは思えない光景が眼前に広がる、ここ秋吉台! この眺めは、他では決して味わえない眺めです。


四季折々の秋吉台

実は、この秋吉台は、もとからこのような異国空間であった訳ではなく、ある意味、人間の手が加わったからこそつくられたと言っても過言ではない部分があります。

もちろん大前提として、地球の地殻変動による石灰岩地帯が生まれたことが挙げられますが、人間の生活の営みの中で、もともと森林であった山が開墾され、木材や草が利用され、その中で広大な草原へと変貌をとげたのも事実です。

森林に埋もれている間は、当然このような不思議な世界があらわになっていたわけではなく、現在も続く、冬の山焼きや、自然の摂理に基づいた草原の維持活動がなされているからこそ、この秋吉台の不思議な造形美の世界が存在するとも言えます。

そんな意味では、この秋吉台の景観の裏には、自然の流れとはいえ、少なからず人の手が加わっていると言えるのではないでしょうか。

そんな草原維持の営みは、この秋吉台の景観を、実に豊かなものとしてくれています。

冬の山焼き後の秋吉台は、一面茶色のキャンパスに変わり、白い石灰岩があらわとなり、この世とは思えないような構図となります。

春から夏にかけての秋吉台は、新緑の緑が映える大草原に、羊の群れのように石灰岩が浮かび上がり、冬の景観とは180度異なる世界が、そこに誕生します。

秋のススキの野原には優しさがあり、積雪の際には、一面の銀世界が楽しめ、ここ秋吉台は、四季を通じて様々な姿を、わたしたちに見せてくれます。

季節を変えて訪れると、また違った眺めが楽しめる、そんな秋吉台ですが、修学旅行で訪れた方も、まだ見たことが無い方も、季節を変え時を買え、この秋吉台を訪れてみてください。
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