岡山県旅行観光ガイド『広兼邸
広兼邸 Vol . 229
広兼邸
(岡山県 高梁市成羽町)
‐ Okayama ‐
岡山
Presented By 星★聖
広兼邸(岡山 吹屋)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 広兼邸 広兼邸をご覧になるにあたって
広兼邸の評価
広兼邸の評価
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■ 広兼邸とは?

 岡山県高梁市成羽町の吹屋の町並みから南方約3kmにある、笹畝坑道やベンガラ館吹屋小学校などとともに「吹屋ふるさと村」を構成する観光スポットの1つ。江戸時代後期の享和・文化年間に、小泉銅山の経営と吹屋の代名詞でもあるベンガラの原料となるローハの製造によって巨万の富を得た広兼家の邸宅で、庄屋でありながら豪商ぶりを見せた二代目当主 広兼元治が1810年に築造。
 約780坪もの敷地には、約98坪の本宅、約35坪の離れ座敷、約31坪の長屋、約46坪の土蔵など全56部屋があり、映画「八つ墓村」のロケ地としても知られる。
 20世紀となり当主が東京へ引越した後、留守居が屋敷を守ってきたが、1984年に町の文化財に指定されると、翌1985年2月に広兼家より県に寄付された。
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おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
強いて言えば紅葉時がおすすめ
城郭のような石垣と、楼門造りで衛兵までいた威圧感のある門構えに注目!
武者返しのような石垣は、これで半分は埋まっているんだよ!
邸宅の向かいには、なんと個人の神社として天広神社が建っているよ!
~ 広兼邸 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
広兼邸の見所
広兼邸
広兼邸
実に荘厳な眺めだ!観光地化された今でも近づくのがはばかれるほどの威圧感がある。この写真は駐車場から撮影したのだが、車を降りこの光景を目の当たりにした時には、まるで難攻不落の敵の城に、犬死にしに行くかのような面持ちとなった。清正もビックリの武者返しのような高石垣は、これで半分は土に覆われているというから驚く。楼門には24時間体制で門番がつめていたというから、この距離この角度で見下ろされたら身動きも出来ない。庄屋と言えども、いかに事業がうまくいき成功を収めたかが、如実にこの石垣と門構えに表れている。おまけに向かいには、個人の神社として天広神社が建っている。天広の名の「広」は言うまでも無い。
駐車場からのアプローチ 銅と弁柄の里 吹屋 広兼邸 楼門にある不寝番部屋
駐車場からのアプローチ 銅と弁柄の里 吹屋 広兼邸 楼門にある不寝番部屋
駐車場からは、広兼邸の遺功を眺めつつ、ぐるりと回り込みながら坂を上ることとなる。とにかく自然豊かで眺めの良いところだ。 近づくにつれその屋敷の凄さをまざまざと感じる。柳生の里にある柳生藩家老屋敷や小山田家分家をイメージしていたが、圧倒的に広兼邸の方が迫力がある。 これが楼門。2層が不寝番部屋となっており、ここから24時間体制で見張りが行われていた。くどいようだが、城でも武家屋敷でもないのにだ!
天守閣のような格子越しの眺め 映画「八つ墓村」
天守閣のような格子越しの眺め 映画「八つ墓村」
最初の写真のところで、楼門には24時間体制で門番がつめていたというから、この距離この角度で見下ろされたら身動きも出来ない・・・と書いたが、ご覧のとおりだ。山を上ってくる者や、近づく人の動きが手に取るようにわかる。この格子越しの眺めは、まるで天守閣のようだ。 「祟りじゃ~っ!」のセリフで知られる、横溝正史原作の映画「八つ墓村」。広兼邸での映画ロケは、1977年と1996年の二度行われている。
本宅 客間→玄関→店の間→控え間 台所
本宅 客間→玄関→店の間→控え間 台所
三菱系だった広兼家当主が東京へと引越し、留守居が1985年まで2代に渡って家を守っていたというから、そう昔の話ではない・・・ 本宅内の和室の続き間。手前から客間→玄関→店の間→控え間と続き、奥に台所が見える。右手に主人の居室や寝室・居間がある。 カマドの数もさすがといった感じだが、驚いたのが、漬け物専用の置場と精米場があり、さらには料理場は別だということ。台所で調理はしないんですね・・・
離れ座敷 もはや個人宅ではない 離れ座敷と土蔵
離れ座敷 もはや個人宅ではない 離れ座敷と土蔵
本宅よりも後の大正時代に造られた、美しい佇まいを見せる離れ座敷。本宅の瓦や妻側の装飾にも驚かされたが、離れ座敷の瓦も普通ではない。 違い棚のある離れ座敷。屏風や衝立障子などの調度品にも驚いたが、畳の敷き方がもはや個人宅ではない。不祝儀敷きでこうなっているわけではない。 手前が離れ座敷で、奥に見えるのが、主に米蔵として利用された土蔵。写真には写っていないが、その奥に、乗馬用の厩と道具などを置く土蔵がある。
水琴窟 みそ蔵&土蔵 長屋
水琴窟 みそ蔵&土蔵 長屋
樹木の裏手に、日本庭園の美の結晶である水琴窟がある。竹が刺さっており、耳を近づけると、日本人の心の琴線に触れる透き通った音色が聴ける。 本宅の裏手に回ると見られるのが、このみそ蔵&土蔵である。でっかく家紋が入り造りも凄い。みそ蔵にも驚くが、土蔵にはどんな財が眠っていたのか・・・ 手前に番頭や下の者の部屋があり、奥に厩や種こんにゃく保存室、仔牛小屋に農作業場が続いている。下女と女中は異なり、女中部屋は本宅2階にある。
広兼邸の地図
基本情報
■名称:広兼邸
■読み方:ひろかねてい
■関連ホームページ:吹屋ふるさと村
■所在地:岡山県高梁市成羽町中野1710
■問合せ:0866-29-2222(成羽町観光協会)
観光情報
岡山県グルメ情報
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