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今も輝く!北海道庁旧本庁舎
いつ訪れても、賑やかでありながら、とても美しい街並を見せる札幌の街にあって、「赤レンガ」の愛称で親しまれている明治ロマン溢れる建物が、『北海道庁旧本庁舎』です。
「JRタワー」がそびえる札幌駅から、程よい距離に位置するこの歴史ある建築物である北海道庁旧本庁舎は、1969年に、国の重要文化財に指定され、周囲の建物が近代的な建築物へと建て替わる中にあって、未だ存在感を放ち続けています。
決して周囲の景観から浮くことなく、街に溶け込みながら、輝き続けているこの北海道庁旧本庁舎は、1888年に、当時の北海道庁土木課勤務であった、「平井晴二郎」氏を中心とした、道庁の技師達によって造られた建築物でした。
地上2階 地下1階のレンガ造りの建物は、一般的によく見るレンガの積み方である「イギリス積み」とは異なり、正面から見たときに、一つの列に長手と小口が交互に並んで見えるという、国内では大変珍しい手法である、「フランス積み」を採用した建物でした。
札幌の町で生まれた約250万個にも及ぶレンガを使用し、フランス積みで丁寧に積み上げられることにより、この北海道庁旧本庁舎の美しい建物は誕生しました。
北海道庁旧本庁舎の美しさは、その素材であるレンガ特有の温かみのある色合いに加え、独立と進取のシンボルである「八角塔」のドームを冠した「ネオ・バロック様式」の建築美にあります。
上空から眺めた北海道庁旧本庁舎は、中心にそびえる八角塔に換気筒、アーチ状の意匠の窓、そしてシンメトリーなデザインがとても美しく、正面のみならず背面や側面からの眺めも、実に見栄えのする建物となっています。
今では、周囲にビルが乱立している為、それ程大きいとは感じませんが、2階建てとしては異例の、間口61m、奥行き36m、高さ33mというこの北海道庁旧本庁舎は、当時としては抜きに出る大きさを誇っていました。
八角塔も換気筒も無かった赤レンガ
現庁舎が造られるまでの約80年にわたって、北海道の行政の中心として活躍してきた北海道庁旧本庁舎ですが、実はあまり知られていませんが、重要文化財として指定される前の1968年までは、シンボルである八角塔も換気筒も無い、実に平凡な姿をしていました。
そもそも、北海道庁旧本庁舎の赤レンガは、1879年の「開拓使札幌本庁舎」の焼失、1882年の開拓使廃止・三県(札幌・函館・根室)の設置、1886年の三県統合を経て生まれた、新生「北海道」のシンボルとして、1888年に誕生しました。
この当時の赤レンガの建物は、現在のように八角塔や換気筒のある美しい姿であったのですが、この後の1896年に、建築上の問題から、シンボルである八角塔と換気筒が撤去されてしまいました。
その当時の北海道庁旧本庁舎の写真を見ると、実に寂しい建物であり、特別これといって目立つわけでもなく、どこにでもある明治の洋館建築物というものでした。
その後、北海道庁旧本庁舎は、1909年に、火災により内部が焼失してしまうという出来事がありましたが、2年後、無事復旧された後は、長らくそのままの姿でした。
1968年に、「北海道開基100年記念」のイベントが執り行われ、それに合わせて、この北海道庁旧本庁舎を、創建当時の姿へ戻す復元工事が行われました。
そんな歴史ある北海道庁旧本庁舎ですが、そんなこんなで、70年以上、シンボルである八角塔や換気筒が無いままのの姿で、この札幌の町に佇む時期がありました。
札幌の町を訪れる時、通りすがりに目に入るこの見慣れた赤レンガの姿に、そんな歴史があったとは・・・と、改めてここ北海道庁旧本庁舎を訪れるまでは、知りませんでした。
目にする写真といえば、さんさんとはためく北海道旗に、八角塔というのが当たり前の姿でしたので、ほんの数十年前までそんな姿をしていたとは・・・という感じでした。
北海道庁に伺ったところ、創建後、強風により揺れたり、雨漏りした為、撤去されたとのことでしたが、たしかに当時はあっけらかんとした北の大地にたたずんでいたわけですから、相当の風雨にさらされていたと考えられます。
建築美よりも、実用性を重視した為の決断だったのでしょう。
現在、夜間にはライトアップされ、札幌の夜の町並みに彩を沿え、周囲の庭園には、100種4500本の樹木が花を添えているこの北海道庁旧本庁舎、そんな赤レンガの歴史を感じつつ、改めて訪れてみませんか。
| ■ 北海道庁旧本庁舎 〜 星★聖 の ひとこと 〜 |
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赤レンガの美しさと、「北海道庁旧本庁舎」の八角塔の歴史を感じながら、見学してみてください! |
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