大分県旅行観光ガイド『宇佐神宮
宇佐神宮 Vol . 61
宇佐神宮
(大分県 宇佐市)
‐ Oita ‐
大分
Presented By 星★聖
宇佐神宮(大分 宇佐)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 宇佐神宮 宇佐神宮をご覧になるにあたって
宇佐神宮の評価
宇佐神宮の評価
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■ 宇佐神宮とは?

 大分県宇佐市にある、伊勢神宮に次ぐ皇室第2の宗廟にして、全国40,600社ある八幡社の頂点に位置する総本宮。
 本殿のある上宮の一之御殿には、八幡大神こと応神天皇が祀られ、二之御殿には、比売大神こと宗像三神が祀られている。三之御殿には、応神天皇の御母である神功皇后が祀られており、下宮には、三柱の御分神が祀られている。参拝方法は、2礼4拍手1礼となる。 
宇佐神宮のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
お花見
とにかく広い境内に圧倒されるが、最低限上宮・下宮・若宮神社は参ろう!
参拝方法は、2礼4拍手1礼となるので注意!
下宮参らにゃ~片参り!となるので、くれぐれも見るだけで帰らぬように!
~ 宇佐神宮 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
宇佐神宮の見所
イチイガシ並木 宇佐神宮 正面 入口の鳥居
イチイガシ並木 宇佐神宮 正面 入口の鳥居
宇佐神宮参道前に立つと、すでに並々ならぬ神社であることを予感させるこのイチイガシ並木の光景に、一層期待感も膨らむ。 ここからがいよいよ宇佐神宮の境内となる。宇佐神宮にはこのような朱塗りの鳥居がいくつも建っているので、鳥居に注目して歩いても面白い。 宇佐神宮と刻まれた石柱と、大きな鳥居がある入口だが、この鳥居は大鳥居とは言わない。大鳥居はさらに奥の神橋を渡った先にある。
大鳥居 宇佐鳥居と西大門 上宮 南中楼門
大鳥居 宇佐鳥居と西大門 上宮 南中楼門
これが大鳥居。この大鳥居の右手前に、応神天皇や仁徳天皇に仕えた武内宿禰を祀る黒男神社がある。大鳥居の外にある神社も珍しい。 宇佐神宮の鳥居は、左右の柱の上に黒い台輪があり、円の字のようにまん中縦に額束が無いのが特徴。一見同じように見えてもいろいろと違うものだ。 この勅使門である南中楼門の奥に本殿があり、一之御殿に八幡大神が、二之御殿に比売大神が、三之御殿に神功皇后が祀られている。
参拝方法は2礼4拍手1礼 下宮 蒸気機関車
参拝方法は2礼4拍手1礼 下宮 蒸気機関車
宇佐神宮の境内にはいくつもの神社があるが、最低限上宮と下宮、若宮神社の3つはお参りしよう。参拝方法は2礼4拍手1礼となるので注意! 上宮に祀られている三柱の御分神が祀られているため、古くから「下宮参らにゃ~片参り!」と言われた。くれぐれも見るだけでお参りを忘れないように! 格式高き宇佐神宮の境内に展示されていたので驚いたが、1916年~1965年まで、宇佐神宮~豊後高田間を走っていた蒸気機関車とのこと。
宇佐神宮の地図
基本情報
■名称:宇佐神宮
■読み方:うさじんぐう
■ホームページ:宇佐神宮
■所在地:大分県宇佐市南宇佐2859
■問合せ:0978-37-0001
観光情報
大分県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『宇佐神宮』 編

全国の4万社を超える八幡宮の頂点!

大分県国東半島、謎多き場所として知られる国東半島ですが、ちょうどその付け根部分にあたるところに、全国にその名が知られる、ひとつの由緒ある神社があります。

伊勢神宮」に次ぐ、皇室第2の宗廟にして、全国4万社以上ある「八幡宮」の頂点に位置する総本宮とされているその社が、この『宇佐神宮』です。

一般的には、「宇佐八幡」とか「宇佐八幡宮」と呼ばれることが多いのですが、正式名称は、宇佐神宮となります。

古くから皇室ゆかりの神宮として知られ、奈良時代には、この宇佐神宮のお告げが、天皇家並びに国政に多大な影響を与えていました。

今では知らない人はいないくらい有名な、あの奈良「東大寺」の大仏造営時にも、この宇佐神宮のお告げが大きく影響したとされており、今では考えられないような大事業が、この神宮のお告げにより左右されていました。


境内に溢れる神社の数々

宇佐神宮の境内には、本殿がある「上宮」と「下宮」以外に、たくさんの神社が点在しています。

若宮五神を祭る「若宮神社」をはじめ、「太宰府」で有名な菅原道真公を祭る「天満神社」や、全国あちこちでその名を聞く、「春日神社」、「住吉神社」、「八坂神社」などがあります。

この他、「春宮神社」、「亀山神社」、「水分神社」(みくまりじんじゃ)、「護皇神社」(ごおうじんじゃ)、「宇佐祖神社」、「大元神社」、「大尾神社」、「黒男神社」(くろおじんじゃ)などなど、たくさんの神々が祭られており、馴染みある名前の神社のほとんどが、ここに集結している感じです。

また、現在は、その伽藍の跡だけしか残っていませんが、かつて聖武天皇の勅願寺でもあった「弥勒寺」という神宮寺も、この宇佐神宮の境内にありました。

江戸時代に廃寺となり、その後、伽藍も災害で無くなってしまいましたが、伽藍の跡を見るだけでも、立派なお寺だったことが、容易に想像できます。

宇佐神宮参拝の際には、上宮・下宮だけでなく、参道のあちこちに点在する神社にも、立ち寄ってみてください。


3つの御殿、八幡三神

宇佐神宮の創立は725年で、聖武天皇により、御殿が造営されました。

御殿には、「八幡大神」(応神天皇)が祀られていますが、それ以前の571年に、応神天皇の御神霊が、八幡大神として、この宇佐の地にその姿を現した・・・というのが、この宇佐神宮の謂れとされています。

現在、宇佐神宮の本殿がある上宮・下宮には、それぞれどちらにも、同じ三柱が祀られています。

八幡三神」とよばれるこの三柱は、宇佐神宮の御祭神で、横一列に並んだ3つの御殿に、それぞれの神が祀られています。

一之御殿には、「八幡大神」こと「応神天皇」が、二之御殿には、「比売大神」(ひめのおおかみ)こと「宗像三神」が、三之御殿には、応神天皇の御母である「神功皇后」が祀られています。

この宇佐神宮の御祭神である三柱は、同時期に祀られたものではなく、前述の通り、創立時の725年には、八幡大神だけが祀られていました。

その後、731年に比売大神が、823年に神功皇后が、それぞれ二之御殿、三之御殿に鎮座し、今ある宇佐神宮の姿になったと言われています。


伊勢神宮・明治神宮・橿原神宮と通ずるものが・・・

この宇佐神宮を参拝して思ったことは、「伊勢神宮」や「明治神宮」、それに奈良の「橿原神宮」(かしはらじんぐう)などと同じような空気が、ここにも漂っていることでした。

周囲とは明らかに異なる世界が、ここ宇佐神宮にも開けており、参道を奥に進むにつれ、その色合いは増して行きます。

広大な境内の、きれいに整備された参道を、右に左に折れながら進むうちに、徐々に深深とした空気が漂っていきます。

それまで普通に見上げていた樹木が、自分を包み込んでくるような感じがし、自らが聖域に足を踏み入れたことを実感するとともに、心が洗われていくような感じがしていきます。

本殿までの参道の途中には、「皇族下乗」の立て札が立っており、そこから見上げた先の丘には、さらにピーンとした空気が漂っています。

皇族であれ、ここから先は、自らの足で階段を上って行くのか・・・と思うと、さらに身も引き締まっていきます。

参拝にあたって、この本殿までの道のりは、自らの気持ちを切り替えるには必要な時間と距離であり、そこが、伊勢神宮や橿原神宮などとともに、この宇佐神宮に感じる独特の世界なのか・・・とも思いますが、明らかに他の神社を参拝する時とは、気持ちもその様相も異なります。

小高い丘を上り、上宮に着き社殿の中を伺うと、八幡造りと言われる社殿の建築様式が見てとれます。

一般的な木造建築では、雨漏れなどの心配から、あまり行われない、切妻屋根が谷をなして前後に連なるというこの建築様式は、前殿と奥殿とで、昼と夜、神さまが移動するという、独特の造りとなっています。

参拝の折には、その社殿の造りにも注目してみてください。


ちょっと変わった、2礼4拍手1礼!

そんな宇佐神宮で特徴的なのが、全国でも珍しい、その拝礼方法です。

通常、神々への拝礼は、2礼2拍手1礼というのが一般的ですが、この宇佐神宮では、2礼4拍手1礼という、とても珍しい拝礼が決まりとなっています。

仕事がら、2礼2拍手1礼は、よく行っていましたが、4回手を打ったのは、ここ宇佐神宮が初めてでした。

この2礼4拍手1礼のルーツは不明とのことですが、この宇佐神宮の上宮を参拝するまで、2礼2拍手1礼以外の拝礼方法があることすら知りませんでしたので、ちょっと驚きました。

実は、「伊勢神宮」や「弥彦神社」、「出雲大社」も、この2礼4拍手1礼が拝礼の決まりとなっているのですが、まだ学生だったということもありますが、恥ずかしながら出雲大社も弥彦神社も最初にを訪れた時は、そのことを知らずに参拝を済ませていたようです。

若気の至りとはいえ、本来なら10年以上前に知っていたはずのことを、長らく知らずに過ごしてしまいました。


格式高き境内にある蒸気機関車

この格式高き宇佐神宮の境内には、一見場違いに思える小型蒸気機関車が、飾られています。

神社と機関車、しかも八幡宮の頂点にあたるこの格式高き神社の境内に、なんでまた・・・と思いつつ説明を読んでみると、その昔、1916年~1965年まで、この宇佐神宮から、JRの宇佐駅を経由して豊後高田までの8.8kmの間を、「宇佐参宮線」という路線が通っており、その時走っていたのが、この機関車とのことでした。

とてもコンパクトなこの機関車は、ドイツクラウス社製のもので、1891年に造られた機関車で、もとは旧国鉄で、博多~久留米間を走っていた機関車とのことでした。

わたしは、鉄道マニアではないので、この機関車が、どれ程のものなのかはわかりませんが、神社の境内に、しかも全国4万社以上ある八幡宮の頂点に位置する、この宇佐神宮の境内に展示されているということが、ちょっとミスマッチであり、とても面白く感じられました。

宇佐神宮では、「夏越し祭り」や、「仲秋祭」(ちゅうしゅうさい)、「新嘗祭」(にいなめさい)など、毎年主な祭典だけでも、20を超える儀式が執り行われいます。

この宇佐神宮ならではの儀式も多く、とても珍しいものもあります。

そんな大分県の、謎多き国東半島の付け根にある、格式高き宇佐神宮、かつて、日本をも動かしたこの宇佐神宮に、みなさんも一度訪れてみませんか。
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