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宇佐神宮 Vol . 61 宇佐神宮(大分県)
      ‐ Oita ‐
宇佐神宮 大分
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宇佐神宮 関連】
卑弥呼と21世紀をつなぐ宇佐神宮 宇佐八幡と古代神鏡の謎
全国の4万社を超える八幡宮の頂点!
 
大分県国東半島、謎多き場所として知られる国東半島ですが、ちょうどその付け根部分にあたるところに、全国にその名が知られる、ひとつの由緒ある神社があります。
 
宇佐神宮 「参道入口」伊勢神宮」に次ぐ、皇室第2の宗廟にして、全国4万社以上ある「八幡宮」の頂点に位置する総本宮とされているその社が、この『宇佐神宮』です。
 
一般的には、「宇佐八幡」とか「宇佐八幡宮」と呼ばれることが多いのですが、正式名称は、宇佐神宮となります。
 
宇佐神宮は、古くから皇室ゆかりの神宮として知られ、奈良時代には、この宇佐神宮のお告げが、天皇家並びに国政に多大な影響を与えていました。
 
今では知らない人はいないくらい有名な、あの奈良「東大寺」の大仏造営時にも、この宇佐神宮のお告げが大きく影響したとされており、今では考えられないような大事業が、この宇佐神宮のお告げにより左右されていました。
 
 
 
境内に溢れる神社の数々
 
宇佐神宮の境内には、本殿である「上宮」と「下宮」以外に、たくさんの神社が点在しています。
 
宇佐神宮 「鳥居」若宮五神を祭る「若宮神社」をはじめ、「太宰府」で有名な菅原道真公を祭る「天満神社」や、全国あちこちでその名を聞く、「春日神社」、「住吉神社」、「八坂神社」などがあります。
 
この他、「春宮神社」、「亀山神社」、「水分神社」(みくまりじんじゃ)、「護皇神社」(ごおうじんじゃ)、「宇佐祖神社」、「大元神社」、「大尾神社」、「黒男神社」(くろおじんじゃ)などなど、たくさんの神々が祭られており、馴染みある名前の神社のほとんどが、ここに集結している感じです。
 
また、現在は、その伽藍の跡だけしか残っていませんが、かつて聖武天皇の勅願寺でもあった「弥勒寺」という神宮寺も、この宇佐神宮の境内にありました。
 
江戸時代に廃寺となり、その後、伽藍も災害で無くなってしまいましたが、伽藍の跡を見るだけでも、立派なお寺だったことが、容易に想像できます。
 
宇佐神宮参拝の際には、上宮・下宮だけでなく、参道のあちこちに点在する神社にも、立ち寄ってみてください。
 
 
 
3つの御殿、八幡三神
 
宇佐神宮の創立は725年で、聖武天皇により、御殿が造営されました。
 
宇佐神宮 「下宮」御殿には、「八幡大神」(応神天皇)が祀られていますが、それ以前の571年に、応神天皇の御神霊が、八幡大神として、この宇佐の地にその姿を現した・・・というのが、この宇佐神宮の謂れとされています。
 
現在、宇佐神宮の本殿である上宮・下宮には、それぞれどちらにも、同じ三柱が祀られています。
 
八幡三神」とよばれるこの三柱は、宇佐神宮の御祭神で、横一列に並んだ3つの御殿に、それぞれの神が祀られています。
 
一之御殿には、「八幡大神」こと「応神天皇」が、二之御殿には、「比売大神」(ひめのおおかみ)こと「三女神」が、三之御殿には、応神天皇の御母である「神功皇后」が祀られています。
 
この宇佐神宮の御祭神である三柱は、同時期に祀られたものではなく、前述の通り、創立時の725年には、八幡大神だけが祀られていました。
 
その後、731年に比売大神が、823年に神功皇后が、それぞれ二之御殿、三之御殿に鎮座し、今ある宇佐神宮の姿になったと言われています。
 
 
 
伊勢神宮・明治神宮・橿原神宮と通ずるものが・・・
 
この宇佐神宮を参拝して思ったことは、「伊勢神宮」や「明治神宮」、それに奈良の「橿原神宮」(かしはらじんぐう)などと同じような空気が、ここにも漂っていることでした。
 
宇佐神宮 「鳥居」周囲とは明らかに異なる世界が、ここ宇佐神宮にも開けており、参道を奥に進むにつれ、その色合いは増して行きます。
 
広大な境内の、きれいに整備された参道を、右に左に折れながら進むうちに、徐々に深深とした空気が漂っていきます。
 
それまで普通に見上げていた樹木が、自分を包み込んでくるような感じがし、自らが聖域に足を踏み入れたことを実感するとともに、心が洗われていくような感じがしていきます。
 
本殿までの参道の途中には、「皇族下乗」の立て札が立っており、そこから見上げた先の丘には、さらにピーンとした空気が漂っています。
 
皇族であれ、ここから先は、自らの足で階段を上って行くのか・・・と思うと、さらに身も引き締まっていきます。
 
宇佐神宮 「上宮」参拝にあたって、この本殿までの道のりは、自らの気持ちを切り替えるには必要な時間と距離であり、そこが、伊勢神宮や橿原神宮などとともに、この宇佐神宮に感じる独特の世界なのか・・・とも思いますが、明らかに他の神社を参拝する時とは、気持ちもその様相も異なります。
 
小高い丘を上り、上宮に着き社殿の中を伺うと、「八幡造り」と言われる社殿の建築様式が見てとれます。
 
一般的な木造建築では、雨漏れなどの心配から、あまり行われない、切妻屋根が谷をなして前後に連なるというこの建築様式は、前殿と奥殿とで、昼と夜、神さまが移動するという、独特の造りとなっています。
 
参拝の折には、その社殿の造りにも注目してみてください。
 
 
 
ちょっと変わった、2礼4拍手1礼!
 
そんな宇佐神宮で特徴的なのが、全国でも珍しい、その拝礼方法です。
 
宇佐神宮 「上宮」通常、神々への拝礼は、「2礼2拍手1礼」というのが一般的ですが、この宇佐神宮では、「2礼4拍手1礼」という、とても珍しい拝礼が決まりとなっています。
 
仕事がら、2礼2拍手1礼は、よく行っていましたが、4回手を打ったのは、ここ宇佐神宮が初めてでした。
 
この2礼4拍手1礼のルーツは不明とのことですが、この宇佐神宮の上宮を参拝するまで、2礼2拍手1礼以外の拝礼方法があることすら知りませんでしたので、ちょっと驚きました。
 
実は、「出雲大社」も、この2礼4拍手1礼が拝礼の決まりとなっているのですが、まだ学生だったということもありますが、恥ずかしながら、出雲大社を訪れていながら、そのことを知らずに参拝を済ませていたようです。
 
若気の至りとはいえ、本来なら、10年以上前に知っていたはずのことを、長らく知らずに過ごしてしまいました。
 
 
 
格式高き境内にある蒸気機関車
 
この格式高き宇佐神宮の境内には、一見場違いに思えるものが、飾られています。
 
宇佐神宮境内にある「小型蒸気機関車」それが、この「小型蒸気機関車」です。
 
神社と機関車、しかも八幡宮の頂点にあたるこの格式高き神社の境内に、なんでまた・・・と思いつつ説明を読んでみると、その昔、1916年〜1965年まで、この宇佐神宮から、JRの宇佐駅を経由して豊後高田までの8.8kmの間を、「宇佐参宮線」という路線が通っており、その時走っていたのが、この機関車とのことでした。
 
とてもコンパクトなこの機関車は、ドイツクラウス社製のもので、1891年に造られた機関車で、もとは旧国鉄で、博多〜久留米間を走っていた機関車とのことでした。
 
宇佐神宮 「上宮」わたしは、鉄道マニアではないので、この機関車が、どれ程のものなのかはわかりませんが、神社の境内に、しかも全国4万社以上ある八幡宮の頂点に位置する、この宇佐神宮の境内に展示されているということが、ちょっとミスマッチであり、とても面白く感じられました。
 
宇佐神宮では、「夏越し祭り」や、「仲秋祭」(ちゅうしゅうさい)、「新嘗祭」(にいなめさい)など、毎年主な祭典だけでも、20を超える儀式が執り行われいます。
 
この宇佐神宮ならではの儀式も多く、とても珍しいものもあります。
 
そんな大分県の、謎多き国東半島の付け根にある、格式高き宇佐神宮、かつて、日本をも動かしたこの宇佐神宮に、みなさんも一度訪れてみませんか。
 
 
  
 
■ 宇佐神宮 〜 星★聖 の ひとこと 〜
とにかく広い境内を巡りながら、「宇佐神宮」に漂う空気を感じてみてください!
くれぐれも「2礼4拍手1礼」での参拝をお忘れなく!
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