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大倉山シャンチェ
札幌冬季オリンピックの舞台にもなった、ラージヒルのジャンプ台といえば、ご存知ここ、『大倉山』にある、「大倉山ジャンプ競技場」です。
通常、「大倉山シャンチェ」の呼び名で親しまれていますが、正式名称は、大倉山ジャンプ競技場となります。
大倉山ジャンプ競技場は、同じく札幌冬季オリンピックにて、「日の丸飛行隊」による表彰台独占劇が演じられた、ノーマルヒルの「宮の森ジャンプ競技場」と並び、日本のジャンプの歴史には無くてはならない存在となっています。
数々の名勝負が行われ、テレビでは幾度となく目にしてきたこの大倉山ジャンプ競技場ですが、わたしがジャンプ競技を見るようになったのは、ちょうど八木選手や秋元選手が、この大倉山の空に舞っていた頃ですから、随分昔のこととなりました。
今では当たり前となりましたが、まだ「V字飛行」が誕生する前でしたし、スタートも現在みたいに座って行うものではありませんでした。
そんな頃から、毎年冬になると、この大倉山ジャンプ競技場で行われるジャンプ大会の中継を、テレビにかじりついて見ていたものでした。
それだけに、私にとっては、この大倉山ジャンプ競技場は、数々のドラマが誕生した想い出の地でもあり、長年夢見た場所でもあり、やはりはじめて訪れた際には、このジャンプの聖地に立つという、特別な想いがありました。
現在の大倉山のジャンプ台は、1932年の誕生以来、幾度となく改修に改修を重ねられたもので、最近では2000年に大幅なリニューアルを行い、設備も新たに近代的なジャンプ台へと生まれ変わりました。
昔の大倉山シャンチェは、テレビでしか見たことがないので、設備や周囲の環境のことはわかりませんが、現在のジャンプ台は、観戦施設も充実し、非常にキレイで、特にライトアップされたランディングバーンに写る選手の姿は、実に美しいものとなっています。
原田選手がそこにいる・・
わたしがここを訪れた時、偶然にも大会前日ということもあって、長野オリンピックで日本中を沸かせた、あの船木選手、原田選手などの有名な選手が練習をしていました。
思わず「はらだぁ〜」「ふなきぃ〜立っ、立ってーくれぇ〜!」の、あの長野の感動がよみがえりました。
個人的には、同年代の原田選手を応援していたので、そのジャンプを生で見られ感激しました。
しかもしっかり80mの失敗ジャンプ!も見せて頂き、嬉しかったです。
そんな原田選手も、今は一線を退いてしまいましたが、実はここ大倉山のバッケンレーコードを、2世紀にわたり保持し続けた、偉大な選手でした。
20世紀最後の記録保持者でありながら、大概1〜2年で破られていくバッケンレコードを、5年以上も保持するという・・・、異例中の異例の長期記録保持者でした。
その記録も、2005年に後進に残念ながら破られてしまいましたが、わたしの目には、原田選手の名前を刻んだバッケンレコードの看板が、今でも目に焼きついています。
この先、指導者として、第二の原田、第三の原田が誕生することを願っています。
すべてが下りのジャンプ!
わたしは、一流選手のジャンプを生で見るのは、この大倉山シャンチェが初めてだったのですが、選手達が舞い降りてくるジャンプを目にして思ったことは、アプローチからランディングバーンまで、すべてがかなりの角度で下っているということでした。
生で見慣れている方からは、笑われてしまいますが、テレビで見ると踏み切る瞬間、下からあおる映像が多い為、ジャンプ台から選手が上へ飛び出て行く感じに見えるのですが、実際に目にするジャンプは、すべてが下りで、ジャンプというよりは、いかに斜面と離れるか・・・という感じがありました。
考えてみれば、当たり前なのですが、どうしてもモーグルのエアなんかを想像してしまうので、生で見るとちょっと違和感がありました。
それにしても、次々に飛んでくる選手のジャンプを見ていると、自分が飛んでいるわけではないのですが、なぜかスカッ!とした気分になれます。
飛ぶ!ということへの、本能的な憧れがそうさせているのかもしれませんが、大倉山ジャンプ競技場という、北の舞台という雰囲気も多少影響しているのかもしれません。
いずれにせよ、これもジャンプ観戦ならではの醍醐味なのではないでしょうか。
あなたも出来る、ジャンプ体験?
この大倉山ジャンプ競技場には、このジャンプ台に隣接して、「札幌ウィンタースポーツミュージアム」などの施設があります。
3階建てのこの施設の1階部分には、シアターや、様々なシミュレーターがあり、ジャンプやテイクオフの体験、スキー、ボブスレー、アイスホッケーのキーパー体験など、子供から大人まで楽しめる、いくつかのコーナーがあります。
どのコーナーも人だかりが出来ており、画面を見ながら、友達の無様な姿に笑いが起きたり、歓声が沸き起こったりしています。
みなさんは、ジャンプで何m飛べるでしょうか? 訪れた際には、是非挑戦してみてください。K点ジャンプとは、なかなか行きませよ。
また、2階には、札幌オリンピックの想い出を蘇らせる記念展示や、歴代のメダリストの紹介コーナーなどがあります。
そして、もう1つの大倉山ジャンプ競技場に隣接する施設が、「大倉山クリスタルハウス」です。
札幌の眺望といえば、ロープウェイで行く「藻岩山展望台」が有名ですが、ここの2階のレストランは、札幌市街を一望しながら食事をとることができ、ちょっとした人気スポットになっています。
また、1階のお土産コーナーでは、「大倉山ジャンプケーキ」など、大倉山ならではのお土産も買うことができますので、覗いてみてください。
この大倉山ジャンプ競技場は、札幌中心部から車で20分と、意外に市街地近くに位置しており、近くには、「円山公園」や、子供達に人気の、「札幌市円山動物園」などがあり、また、毎年お正月の初詣で賑わう「北海道神宮」などもあります。
観光名所が目白押しの札幌ですが、それらの施設にお越しの際は、ちょっと足を延ばして、この大倉山ジャンプ競技場を訪れてみてください。
その際には、事前に大会情報もチェックしておきましょう。意外な選手の生ジャンプが見れたりするかもしれませんよ。
早い冬の訪れを迎える、北の大地札幌の大倉山・・・、今年はどんなドラマを見せてくれるのでしょうか。
みなさんも、生ジャンプ! 是非ご覧になってみてください!
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