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広島県旅行観光ガイド『千光寺』 |
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Vol . 48 |
千光寺 |
(広島県 尾道市) |
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‐ Hiroshima ‐ |
広島 |
Presented By 星★聖 |
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千光寺(広島 尾道) |
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■国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』
> 千光寺 |
千光寺をご覧になるにあたって |
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■ 千光寺とは?
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寺の町として知られ、石畳の坂道が有名な広島県尾道市の千光寺公園内にある、806年に弘法大師により開基された真言宗のお寺。赤堂と呼ばれる舞台造りの朱塗りの本堂からは、尾道の町並みをはじめ尾道水道を行き交う船や、向島、因島と続くしまなみ海道の絶景が楽しめ、千光寺山の断崖にそびえる龍宮造りの驚音楼は、尾道のシンボル的な存在であり、その鐘の音は「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれいる。
ご本尊は、聖徳太子作とも伝わる「火伏せの観音さま」として地元の人々に親しまれている千手観世音菩薩で、33年に一度しかそのご尊顔を拝せない秘仏となっている。また境内には、不思議な伝説が残る奇岩がいくつもある。 |
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おすすめシーズン |
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赤堂からの尾道水道、しまなみ海道の眺めは、外せないポイントだよ!
日本の音風景100選にもなっている驚音楼の音に耳を澄まそう!
不思議な伝説が残る奇岩の数々を見逃さないように! |
~ 千光寺 編 ~ |
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基本情報 |
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■名称:千光寺 |
■読み方:せんこうじ |
■ホームページ:千光寺 |
■所在地:広島県尾道市東土堂町15-1 |
■問合せ:0848-23-2310 |
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星★聖の名勝・史跡探訪記 『千光寺』 編 |
驚音楼の鐘の音に・・・
「寺の町」として古くから知られ、石畳の坂道が有名な広島県は「尾道」の町にあって、シンボル的な存在となっているのが、この 『千光寺』です。
中でも、「千光寺山(大宝山)」の断崖にそびえる千光寺の「驚音楼」(きょうおんろう)は、尾道の町にあって、ただでさえ目立つ位置にあるのに加え、眩いまでの赤と白のコントラストが、山肌に際立って見えます。
龍宮造りの鐘楼の、その輝かしいかぎりの見事なまでの美しさは、この地を訪れる者の心を一瞬にして奪います。
この驚音楼は、「除夜の鐘」としても有名ですが、この驚音楼の鐘の音は、「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれており、千光寺山の中腹から、尾道の町に、その美しい音色を響かせています。
33年に一度しか見られない秘仏とは?
千光寺は、806年に開かれたとされる真言宗のお寺で、朱塗りで「赤堂」と呼ばれる本堂は、京都の清水寺とまではいきませんが、舞台造りのお堂となっています。
大きな岩と崖に挟まれたこの山腹から張り出した、この千光寺の本堂の舞台からは、尾道の町並みをはじめ「尾道水道」、その向こうに「向島」(むかいしま)、「因島」(いんのしま)とつづく「しまなみ海道」の絶景まで望め、抜群のロケーションとなっています。
しばし時の流れるのを忘れ、行きかう連絡船の動きや、電車やクルマの往来を目で追っていると、どこか懐かしい風景に思えてきて、のどかで心温まる感じがしてきます。
狭い尾道水道のあちこちから出入りする、朝の通勤通学時間の連絡船の動きは、それはそれは目まぐるしいものですが、日中の便数の少ない時間帯の尾道水道は、うって変わって静かでゆっくりした時の流れとなり、穏やかな引き波を立て行き交う連絡船の動きが、朝とは別の船かと思うくらいゆっくり感じられ、心を和ませてくれます。
そんな千光寺ですが、ここのご本尊は、「火伏せの観音さま」として地元の人々に親しまれている、「千手観世音菩薩」(せんじゅかんぜおんぼさつ)で、すべての人に幸福の手をさしのべてくれるという、とてもありがたい観音さまとなっています。
一説には、あの「聖徳太子」の作とも伝えられるこの千手観世音菩薩は、33年に一度しかそのご尊顔を拝せない秘仏となっており、そのお姿を目にすることは、なかなか難しいものとなっています。
是非とも拝みたいのですが、次のご開帳は2013年とのことで、もうしばらくお預けとなります。
不思議な千光寺の岩の数々!
ここまでが千光寺の表の顔で、実はここからが、このお寺の不思議な世界の始まりです。
まずこの千光寺につくと、一際大きな岩が目に留まります。
高さ十数メートルはあると言われているこの岩のてっぺんに、奇妙なものが光っています。
「玉の岩(宝珠岩)」と呼ばれているこの岩のてっぺんには、「宝玉」がのっていたとされ、古来伝説によると、この宝玉は、夜になると光だし、尾道の町や海を照らしたとされている伝説の宝玉となっています。
残念ながらこの宝玉は、外国人にだまし取られたとか、盗難にあったとか言われていますが、現在は七色に光る電飾の玉により、その伝説が再現されています。
町や海を照らした・・・というのは伝説の世界のお話だとしても、船に乗る方ならおわかりかと思いますが、定位置において光を放つものは、海上を移動するものにとって実に頼もしいものです。
そんな意味では、海上を行き来する船にとって、この宝玉の光は、たいそうありがたかったのではないでしょうか。
千光寺そばに住む地元の方のお話では、この宝玉の伝説から、「万葉集」に登場する「玉の浦」は、この尾道のことをさし、千光寺山を「大宝山」、そして、光を照らしたこの宝玉のあるお寺を、「千光寺」と呼ぶようになったとのことでした。
遥かいにしえの事とはいえ、ものの名には必ず謂れがあります。
現代においても納得できる・・・、そんな玉の岩の伝説に感心するしだいです。
次々現れる奇岩たち!
玉の岩の他に、千光寺には、「ポンポン岩」、「梵字岩」、「鏡岩」、「夫婦岩」・・・などなど、たくさんの不思議な岩があります。
ポンポン岩は、叩くと「ポンポンする?」とのことから、その名がついたとされていますが、千光寺本堂からの眺めとは一味違う、開放感あふれるこの岩ならではの、尾道の風景が望めます。
梵字岩は、その精巧な彫りの技術に、驚嘆するしだいで、失敗の許されない彫刻の世界において、まるで機械で彫ったかのような、潔いエッジの効いた、梵字岩の彫りの技術は、日本の石工技術のすばらしさを物語っています。
木を彫るのとはわけが違いますから、この梵字岩を彫った方のノミさばきは、相当なものであったのではないでしょうか。
他にも石に文字を刻むものは、数知れず目にすることができ、石畳に石の彫刻と、さすが「石の町」尾道!・・・と思うしだいです。
鏡岩は、玉の岩の光をはね返していた岩として、伝説上の岩とされていましたが、実につい最近!2000年に、その岩が発見されたものでした。
木に隠れていて今まで発見されなかった・・・というのも驚きですが、伝説どおりに鏡岩が存在し、出現したことも、また驚きです。
夫婦岩は、2つの大きな岩がそびえており、この岩の前で、ふたり、祈りをささげると結ばれる・・・とされる岩で、恋するカップルにはうれしい岩となっています。
三段腹ならぬ三重岩!
そして忘れちゃいけないのが、奇岩中の奇岩と言われる、「三重岩」(みかさねいわ)です。
この三重岩は、お堂ギリギリまで、迫りくる岩の迫力にもビックリしますが、鏡餅のような三段腹ならぬ、三段重ねのその姿に、ビックリしつつ、ちょっと愛着も感じます。
よくもまぁ~、うまくこうも重なっているもので・・・と、これまた首をかしげたくなる光景が続きますが、大昔に人工的に・・・とも考えにくく、また自然にこうなった・・・とも思えぬようなこの三重岩は、文字通り奇岩というにふさわしい岩となっています。
それにしても、この千光寺には不思議な岩が数多く見受けられ、次から次に現れる奇岩の数々は、まるで山腹を探検しているかのような気にさせ、訪れるものを飽きさせない・・・、そんな感じです。
是非ともみなさんも、寺の町、そして石の町尾道の、のどかなゆっくりとした眺めと、この千光寺の不思議な世界を訪ねてみませんか。 |
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