安楽寺とは?
長野県上田市の別所温泉にある、山号を「崇福山」 院号を「護国院」と称する、脇侍に文殊菩薩・普賢菩薩を携えた釈迦如来像を御本尊とする曹洞宗寺院で、塩田平札所めぐり の第15番札所。
奈良時代に行基により開かれたとする伝承もあるが、鎌倉時代に宋に留学し1246年に蘭渓道隆らとともに帰国した信濃出身の樵谷惟仙により臨済宗のお寺として開山。北条義政を始めとする塩田北条氏の庇護のもと鎌倉期には隆盛するも、その後衰退。安土桃山時代の1580年頃に、曹洞宗の大光智勝禅師 高山順京により改宗・再興され今に至る。
一見四重塔にも見える裳階付きの高さ18.75mの杮葺で、鎌倉後期の禅宗様式が珍しい「八角三重塔」は、日本に現存する近世以前の八角塔としては唯一のもので、1952年3月29日に 松本城 とともに建造物として県内初の 国宝 に指定されている。
また「伝芳堂」にある、1329年作の像高74.2cmで桧材寄木造の 惟仙和尚坐像 と、像高75.1cmで桧材寄木造の 恵仁和尚坐像 の椅子に座った等身大の2体の頂相が、国の重要文化財 に指定されている。
この他『崇福山』の額を掲げる「黒門」や「山門」、傅大師像や転輪蔵がある「経蔵」、十六羅漢像がある「応供堂」、島木赤彦の歌碑などがある。
安楽寺 の 広告
国宝の"安楽寺八角三重塔"は必見だよ!
国宝の「八角三重塔」だけでも訪れる価値があるよ! 八角形や裳階付という形だけでなく、杮葺きで見るからに禅宗様式の仏塔という点にも注目したい!
安楽寺は一風変わった見どころの多いお寺だよ!
江戸時代の1794年に萬福寺より購入した一切経を納めた「経蔵」の傅大師像や、「応供堂」の十六羅漢尊者や四国八十八ヶ所礼所勧請仏の七尊、「伝芳堂」の惟仙和尚坐像・恵仁和尚坐像を見逃さずに!
"信州の鎌倉"と言われる塩田平を巡ろう!
"信州の鎌倉"と言われる塩田平にある北向観音堂や前山寺・中禅寺薬師堂へも足を伸ばそう! また別所温泉の石湯・大師湯・大湯の3つの外湯も愉しもう!
安楽寺 の 魅力
安楽寺 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月安楽寺花まつり | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
安楽寺 の 基本情報
名称 | 安楽寺 |
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読み方 | あんらくじ |
英訳 | Anrakuji Temple |
宗派 | 曹洞宗 |
郵便番号 | 〒386-1431 |
所在地 | 長野県 上田市 別所温泉2361 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0268-38-2062 |
公式HP | 安楽寺 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | 国宝 国の重要文化財 |
選定・表彰 | 塩田平札所めぐり など |