山口県旅行観光ガイド『唐戸市場
唐戸市場 Vol . 50
唐戸市場
(山口県 下関市)
‐ Yamaguchi ‐
山口
Presented By 星★聖
唐戸市場(山口 下関)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 唐戸市場 唐戸市場をご覧になるにあたって
唐戸市場の評価
唐戸市場の評価
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■ 唐戸市場とは?

 山口県の下関市にある市場で、全国でも珍しい直接一般人が購入できる市場として人気の市場。そのルーツは1909年頃から始まった、正式に役場の許可を得て行われた路上での野菜や果物の販売とされ、その後1924年に「唐戸魚市場」に、1933年には「下関市唐戸魚菜市場」となった。1973年に正式名称を「下関市地方卸売市場」に変更し、2001年4月に、施設の老朽化や市場機能の強化のため、新築移転を行い現在に至っている。
 場内での買い物の他、市場の食堂や屋台のようにその場で活きのよい魚が味わえることから、朝早くから大勢の観光客が訪れる人気のスポットとなっている。2階のデッキからは、活気あるセリの様子が見られる。
唐戸市場のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
トラフグは季節性の魚 やはり冬場がウマい
市場を訪れるなら早朝に限る! 活気も魚も無い昼間なんて魅力半減!
とにかく2階にある「市場食堂 よし」で、自慢のトラフグを食べるべし。
2階のデッキからセリが見られ、その後は一般人が買える珍しい市場!
~ 唐戸市場 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
唐戸市場の見所
埠頭に建つ唐戸市場 市場らしからぬオシャレな造り フクが格安で頂ける市場
埠頭に建つ唐戸市場 市場らしからぬオシャレな造り フクが格安で頂ける市場
近くにはカモンワーフ、海響館がある。唐戸桟橋からは遊覧船が出ており、観光スポットが集まった地区にある市場。 屋根のトラスとレンガ造りが印象的な、市場とは思えないのオシャレな外観。内部は夜明け前から活気が溢れているよ! 市場に来た仲買人や料理人の舌をうならせる魚料理や定食が評判の2階にある「市場食堂 よし」。絶対ハズさない間違いのないウマさ!
唐戸市場内部 関門海峡の石碑 ふくの像
唐戸市場内部 関門海峡の石碑 ふくの像
お土産として購入するだけでなく、一階でも屋台のような感じで活きのよい魚が味わえる。もちろんつまみ食いも。うまく交渉して安く買おう! 唐戸市場の外には、甲子園球児から北島門下生となり「みちのくひとり旅」でブレイクした、山本譲二さんが唄う「関門海峡」の歌の石碑が建つ。 地元静岡には、金目鯛の像が建っているが、下関の街にはふくの像が。街のあちこちにあり、世界一のふくの像もあり観光名所に。
唐戸市場の地図
基本情報
■名称:唐戸市場
■読み方:からといちば
■ホームページ:唐戸市場
■所在地:山口県下関市唐戸町5-50
■問合せ:083-231-0001
観光情報
山口県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『唐戸市場』 編

フグじゃなくてフク!

本州の西の端、下関は、訪れてみてビックリの見所満点の地ですが、なんといっても一番に思いつくのが「フグ」、それも「トラフグ」でしょう。

そして下関でフグといえば、「南風泊市場」(はえどまりいちば)と、ここ『唐戸市場』(からといちば)ではないでしょうか。

唐戸市場は、1924年に「唐戸魚市場」として、1933年には「下関市唐戸魚菜市場」として始まった歴史ある市場、1973年に正式名称を「下関市地方卸売市場」に変更し、2001年4月には、施設の老朽化や市場機能の強化のため新築移転を行い、現在に至っています。

そんな唐戸市場にあったフグの卸売部門を、1974年に移転して出来たのが南風泊市場で、今日の下関のフグがあるのも、両市場の発展が石杖になっていると言っても、過言ではありません。

そんな下関では、フグは「フク」といいます。フク=「」からきているそうで、逆に、フグ=「不遇」ってな話もあります。

また、フグの毒から、当たったら大変!という意味で、「てっぽう」(鉄砲)と呼ぶ方も多くいらっしゃいます。

そんなフクを求めて、わたしも、「壇ノ浦の古戦場」で、朝日を拝んだ後、真っ先にこの唐戸市場へ直行しました。


1000円しないフグ料理!

早朝というのに、すでに活気づく唐戸市場内では、あちこちで威勢のいいかけ声が飛び交い、買い物を楽しむ観光客で、市場内はあふれかえっていました。

朝一番の新鮮な海産物を買うと同時に、その場でさばかれた新鮮な海の幸を味わったりで、満面の笑みが唐戸市場内のあちこちで、見受けられました。

そんな唐戸市場で、わたしは市場内の2階にある、「市場食堂 よし」を訪れ、トラフグのから揚げをいただきました。

東京でもお金を積めば、それはおいしいふぐが食べられますが、一般庶民には、なかなか手が届かないのがふぐ料理です。

この唐戸市場内にある食堂よしは、ごくごく普通の駅の構内にあるようなお店で、市場内とは感じさせない、そんな雰囲気のお店ですが、味は折り紙つきで、ただでさえ美味しいトラフグが、しかも揚げたてで食べることができます。

絶品かと言えば、もちろん有名店で、うん万円払って食べるふぐの味には及ばないかもしれませんが、庶民的な価格設定で、本場下関にて早朝に味わえるこのフクのから揚げは、フクを求めていた空腹のお腹には、この上ないご馳走となりました。

いつも思いますが、ここ唐戸市場に限らず、市場で食べる地産の料理は、なぜか食欲も増し、美味しさが倍増します。

是非みなさんも、ここ唐戸市場で、トラフグを味わってみてください!


下関が生んだ演歌歌手!

そんな唐戸市場から、一歩外に出てみると、関門海峡に向けて、ひとつの石碑が建っています。

甲子園球児から北島門下生となりブレイクした、ご存知「山本譲二」さんが唄う「関門海峡」の歌の石碑です。

この石碑を眺めていた時には、あまりにも「みちのくひとり旅」のイメージが強くて、残念ながら頭の中に、この歌は流れなかったのですが、後で聴く機会があり、あっ!この曲か・・・と、思ったしだいでした。

みなさんは、いかがでしょうか?


実は6割が静岡産!

ふぐといえば下関というほど、兄弟市場の南風泊市場には、実に全国の8割のふぐが集まってくると言われています。

ここだけで、日本のふぐ市場を独占しているかのような市場ですが、このトラフグ・・・、実は、わたしの住む「静岡産」がほとんどだということを、みなさんご存知でしたか?

天然のトラフグの6割は、静岡県の浜松沖の「遠州灘」でとれ、地元下関産のふぐは、実に2割程度しかないとのことです。

しかしながら、一旦手を加え加工をすると、その地のブランドふぐになるわけで、加工を下関でするので下関のフクになっている・・・とのことです。

正確には、下関で加工をしたいために、わざわざ持ってきていると言うほうが正しいのかもしれません。

それほどまでに、ふぐにおいては、下関の名はブランド化しています。

みなさんも、ふぐと聞いて、真っ先に思い出す地名は、やはりここ下関なのではないでしょうか。

地元ながら、確かに浜松のふぐというよりは、やっぱり下関のフクなわけで、遠州灘のふぐじゃーやはり、値がつかない気がします。

でも、逆に浜松産のふぐは穴場なわけで、実際遠州灘ふぐを直接扱うお店も増えてきています。


2月9日は「ふくの日」

そんな下関のフクですが、毎年2月9日は「ふくの日」とされており、市内の「恵比寿神社」では、フクの豊漁と航海安全の祈願が行われます。

個人的には知人の子供が2月9日生まれで、2・9=肉の日として記憶しているのですが、それはさておき、このふくの日にちなんで、南風泊市場では、毎年2月11日に、「しものせき ふくの日まつり」が行われます。

なんと、味噌仕立てのフク鍋が、タダ!で食べられちゃったりする、太っ腹企画で、おまけに豪華な景品抽選会や、即売会なども行われ、大勢の方で市場は賑わいます。

是非とも、興味のある方は、このタイミングで下関を訪れてみてください。

また、4月29日には、「ふく供養祭」が、9月29日には、「秋のふくまつり」が、11月23日には、「下関さかな祭」と、下関の町のあちこちで、フクに関するお祭りが行われます。

文字通り、フクとともに一年を過ごす下関ですが、そんな中、2004年より、ここ唐戸市場でも、4月後半の日曜日に、「唐戸市場まつり」が行われるようになりました。

ますます、フクが身近になる・・・、そんなうれしいイベント内容となっており、もう何年もふぐなんて食べてないなぁ~という方は、この時期を逃さないように訪れてみてください。

それにしても、口にするだけで幸せになれるなんて、やはりふぐは「福」ですね。

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