中津万象園（なかづばんしょうえん）とは？

香川県丸亀市中津町を流れる金倉川（かなくらがわ）の河口にある、約50,000㎡と東京ドームとほぼ同じ面積を有する、朱塗りの「邀月橋（ようげつばし）」が印象的な池泉回遊式の日本庭園。

1688年に丸亀二代藩主であった京極高豊が、丸亀城の城下町に故郷の "近江八景" を想い琵琶湖を模した「八景池」を中心に造営した別邸で、園名は森羅万象に由来する。

推定樹齢650年の「千代の傘松」として知られる直径15mに及ぶ巨大な「大傘松」がある「母屋」や、池に面して建つ「観潮楼」の他、「松寿関」「魚楽亭」「筆海亭」「松帆亭」「稲荷社」「百本鳥居」「石投げ地蔵尊」などがある。

また園内には「丸亀美術館」も併設され、ミレーやルソー・コローなどの作品を収蔵した絵画館と、オリエント地域で出土した土器や陶器を展示する陶器館がある他、隣接して園の北側に「丸亀うちわミュージアム」がある。