相国寺とは?
京都市上京区にある、14世紀末に創建された 京都五山 第二位に列せられる臨済宗相国寺派の大本山で、正式名称は「萬年山相國承天禅寺」。
室町幕府3代将軍 足利義満の開基で、開山は庭園設計で知られる夢窓疎石。相国の名は、境内に友好の碑も建つ中国開封にある "大相国寺" の寺号と、国を治め "相国" と呼ばれた左大臣義満にちなみ命名。
創建当時は約144万坪の壮大な敷地に50あまりの塔頭寺院があり、台座を除けば 京都タワー よりも高かった史上最も高い日本仏塔と言われる高さ約109mの「七重大塔」も建っていたが、相国寺の伽藍の歴史は焼失と再建の繰り返しで、法堂以外ほとんどが19世紀初頭に再建されたもの。
1605年に豊臣秀頼の寄進により5度目の再建となった "無畏堂" と言われる 国の重要文化財 の「法堂」は、日本最古の法堂建築で仏殿も兼ねる。堂内には三方より階段で上る須弥壇があり、中央に像高110cmの運慶作と伝わる御本尊の釈迦如来が安置され、阿難尊者と迦葉尊者の脇侍が控える。
また天井には "八方睨みの龍" "鳴き龍" として知られる、狩野永徳の長男 光信の筆によるとぐろを巻いた龍が昇天する『蟠龍図』が描かれている。
相国寺 の 広告
『蟠龍図』の"八方睨み"と"鳴き龍"の技にビックリ!
床の陶板と天井のむくりにより、ピンポイントに堂内の一点だけで反響する"鳴き龍"の技は凄いぞ! また"八方睨みの龍"は、どこまでも鋭い眼差しで追いかけてくるよ! これだけの大作が上を向いて描かれた点も何気に凄い!
春と秋の特別拝観を狙って訪れよう!
年度にもよるが、『蟠龍図』の法堂、裏方丈庭園の紅葉や襖絵が見事な方丈、夢窓国師の木像や枯山水庭園が美しい開山堂、浴室となる宣明などの公開が行われるよ!
京都五山の第二位で、臨済宗相国寺派の大本山!
世界遺産の金閣寺(鹿苑寺)も銀閣寺(慈照寺)も、相国寺の塔頭寺院なんだよ!
相国寺 の 魅力
相国寺 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月特別拝観 | 4月特別拝観 | 5月特別拝観 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月特別拝観 | 10月特別拝観 | 11月特別拝観 紅葉 |
12月特別拝観 |
相国寺 の 基本情報
名称 | 相国寺 ※萬年山相國承天禅寺 |
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読み方 | しょうこくじ |
英訳 | Shokokuji Temple |
宗派 | 臨済宗 相国寺派(大本山) |
郵便番号 | 〒602-0898 |
所在地 | 京都市上京区 今出川通烏丸東入相国寺門前町701 |
駐車場 | なし |
お問合せ | 075-231-0301 |
公式HP | 相国寺 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | 国宝 国の重要文化財 |
選定・表彰 | 京都五山 |