雲見温泉 『プロが選ぶ温泉宿』

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Vol . 2227

雲見温泉

静岡県 松崎町雲見

3つ星格付け評価

Kumomi Onsen

雲見温泉

Presented By 星★聖

雲見温泉 (静岡県)

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雲見温泉くもみおんせんとは?

全国随一とも言える "民宿天国" で、アットホームな雰囲気とホッとできるおもてなし、源泉100%かけ流しで楽しめる湯浴みと駿河湾の海の幸の舟盛りなどが登場する豪華な夕食が魅力の温泉地。

戦後の昭和30年代に掘削された比較的新しい温泉ながら、舐めると塩辛い成分豊富で濃いお湯は、伊豆では珍しい浸透圧の高い高張性の「カルシウム・ナトリウム-塩化物泉」となっている。

また『世界でいちばん富士山がきれいに見える町』を宣言した松崎町のその象徴とも言える海上に浮かぶ富士山の絶景が眺められる。

雲見温泉は、伊豆エリアでは珍しく成分総計が12,290mg/kgもあり、しかも体内へと浸透されやすい "高張性" なので、塩化物泉だけど肌トラブルを避けたい人は上がり湯を!

~ 雲見温泉 編 ~

温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)

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雲見温泉

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雲見温泉 浜道楽
浜道楽
雲見温泉でランキング1位の温泉宿浜道楽

伊豆半島にある数ある温泉地の中で、お世辞にもアクセスが良いとは言えない立地ながら、リピーターが数多く訪れる不思議な魅力を持った温泉地、それが雲見温泉だ。

伊豆急行や伊豆箱根鉄道の駅からは遠く離れ、また駅からのバスもほとんどが松崎バスターミナル経由で乗換えなくてはならず、唯一伊豆急下田駅発のバスだけが乗換えなしとなるが、1日1本でしかも延々とぐるっと南伊豆を巡る、時間的には2時間近いバス旅となる。

車でのアクセスとなると、伊豆縦貫自動車道が延伸したことで少しはラクになったが、月ケ瀬IC経由で国道136号にて 土肥 に出て、そこから西伊豆の海岸沿いを 堂ヶ島松崎 と南下して行くのが一般的で、東名高速の沼津ICから約2時間の道のりとなる。

伊豆の他の温泉地に比べたらアクセスの悪さが際立つのだが、それでも雲見温泉には多くの人が足を運ぶわけで、そこには訪れた者しか知らない隠れた雲見温泉の魅力がある。

烏帽子山が印象的で、駿河湾越しの富士山の眺望が美しい雲見温泉は、これだけでも訪れる価値のある風光明媚な温泉地だ。

『世界でいちばん富士山がきれいに見える町』を宣言している松崎町のその象徴とも言える景色が、ここ雲見温泉の 雲見海岸 から眺める富士山の光景である。

静岡県に住む私も、日本平三保の松原大瀬崎田貫湖 など、数多くの富士山の絶景スポットを巡ってきたが、雲見海岸から眺める富士山は一見に値し、驚かされたという点においては間違いなく一番だろう。

初めてその光景を目の当たりにした時には、『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地である 内浦湾 より雲見に至るまで、西伊豆には数多くの富士山ビュースポットがあるのに、まさかこんなに離れた雲見温泉で、こんな富士山が見られるなんて…と驚かされ感動した。

人間の目による視覚効果もあり、雲見海岸の真正面に浮かぶ富士山は、見た目以上に大きな存在に感じられ、特に雪化粧した春先の富士山はピカイチだ。

これだけでも雲見温泉を訪れる価値があると断言でき、この光景を写真に収めようと多くの写真愛好家が訪れている。



雲見海岸から望む富士山

そんな富士山が美しい雲見温泉の開湯は戦後の1955年で、少し離れた三浦(さんぽ)地区にある、深さ250~600m前後で掘削された数本の源泉による混合泉が供給されている。

よく "熱の湯" と言われる体がよく温まり保温効果の高い塩化物泉なのだが、舐めると塩辛いほど成分豊富で濃く、成分総計が12,290mg/kgもある。

さらには伊豆では珍しい浸透圧の高い高張性の「カルシウム・ナトリウム-塩化物泉」となっており、人間の細胞液よりも浸透圧が高いため温泉成分が体内へと浸透されやすく、 有馬温泉 ほどではないが、時に刺激が強過ぎて肌荒れを起こす人もいるので甘く見ない方が良い。

一般的には塩化物泉は、保湿効果を期待して上がり湯はしない方が良いとされるが、肌トラブルを避けたい人は上がり湯を心がけたい。また湯あたりしやすいので長湯にも注意したい。

ちなみにこの塩分豊富な濃い温泉を利用して、平釜で炊き塩づくりが行われている。全国にはいくつか例があるが、興味のある方は「さんぽの塩」として販売されているので購入してみて欲しい。

いずれにせよ効能豊かで少し変わった温泉が惜しみなく湯舟に注がれ、源泉100%かけ流しでの湯浴みが楽しめるのも、富士山とともに雲見温泉の魅力の1つとなっているのである。

そんな雲見温泉を舞台にしたドラマが、2013年に放送され話題となった。内野聖陽さんと佐藤健さんが親子役を熱演した、TBSの日曜劇場『とんび』だ。

素朴で人情味あふれる物語だったが、ドラマで印象的だった太田川に架かる赤い橋の「浅間大橋」、その袂の居酒屋夕なぎだった「民宿 石松」、駄菓子屋だった「かんた商店」など、太田川沿いには『とんび』ファンなら堪らない光景が今も残されており、未だに聖地巡礼でロケ地巡りに『とんび』ファンが足を運ぶ。

また2018年に放送された、有村架純さん主演の火曜ドラマ『中学聖日記』においても、印象的な花火大会のお祭りシーンで雲見の温泉街や雲見海岸が登場した。

そんなドラマで描かれた、どこか懐かしく素朴で人情味あふれる世界がそのまま広がっているのがここ雲見温泉であり、そこには一つの世界観がある。



実は雲見温泉は全国屈指、いや随一とも言える "民宿天国" となっている。全国には 野沢温泉 など民宿が人気で数多く存在する温泉地は他にもあるが、約30もの宿泊施設がありながら、2軒の小旅館の他はすべてが民宿で、ホテルが一軒も存在しない。

この規模この知名度の温泉地では異例中の異例で、しかも迷路のような狭い路地沿いに民宿が軒を連ねていて、温泉街全体が1つの大きな民宿といった感じの一体感に包まれている。ホテルが無い!? 民宿だけ!? と聞くと、寂れた温泉地をイメージする方も多いだろうが、そのような温泉地とは明らかに異なる。

この町並み自体も雲見温泉の魅力であり、ここには最新設備のラグジュアリーホテルやデザイナーズ旅館はいらない。スイートルームも夜景が綺麗なレストランも必要なく、それらを寄せ付けない温泉街の風土と魅力があり、そららの対極に位置するコスパと満足度がある。

雲見温泉には、ホッとできるアットホームな雰囲気と民宿ならではの家族ぐるみのおもてなし、駿河湾の海の幸の舟盛りなどが登場する豪華な夕食、そして源泉かけ流しで味わう異色の高張性の濃い温泉がある。

そしてあっちの民宿もこっちの民宿も、宿泊客というよりは皆が帰省してきた家族のような感じで、湯町全体にほんわかした雰囲気と "雲見時間" とも言うべき時の流れがある。

これこそが雲見温泉の最大の魅力であり、ここに極まり "民宿天国" 雲見 見参!となる。

伊豆の観光地の中でも異色な 松崎町 にあって、さらに独自の風土を育んできたのがこの雲見温泉であり、これこそ毎年のように雲見の民宿の虜となった多くのリピーターが足を運ぶ最大の理由である。



ちなみに小さな子供連れでの海水浴には最高の場所で、温泉街からは『とんび』の舞台として再三登場した赤い橋が架かる太田川沿いを行けば、すぐに雲見海岸へとたどり着く。

国道とは立体交差になっているので、温泉街を車がバンバン走り抜けるようなことはなく、そもそも車が走れない道の方が多く、子供たちにとっても安心だ。

宿で着替えて浮き輪をもってそのまま海へ…という、昭和の時代にタイムスリップしたかのような海水浴の光景があちこちで見られ、小さな子供連れの家族にとっては、最高の夏休みとなるだろう!

…とまぁ、今まで長々話してきたのだが、まだおすすめの宿をご紹介していない。というか、正確にはこと雲見温泉にあっては、このことはあまり意味がない。

ここでは敢えてドラマ『とんび』の中で、中華料理「来来軒」として第7話に登場した『浜道楽』の名を挙げておくが、正直どの民宿も甲乙つけがたく、前述のように温泉街全体をおすすめしたい訳で、あえてここで『浜道楽』をご紹介しているのは、裏を返せばわたしが出逢った宿で、一番フィーリングが合う宿だったというだけである。

お部屋やお料理、館内の設えや設備など、こと雲見温泉においてはそれらを比べて語ってもあまり意味が無いように思える。どこの家の居心地が良いか どこの家の味付けが好みか…といった感じで、私がそうだったように、皆さんにもそれぞれの民宿との運命的な出逢いがあるはずで、そんな中で毎年実家に帰るが如く、帰省したくなるような民宿に出逢って欲しいと思う。

また逆に、まるで姑の味付けに慣れ親しんで行くかのように、民宿に染まって行くのも良いだろう。少なくとも都会の喧騒を抜け出してやってきた人からすれば、民宿そのものが新鮮で魅力的であり、強烈な印象を放っていることだろう。特に民宿初体験という方は尚更であり、是非とも全国随一とも言える "民宿天国" 雲見温泉で、民宿デビューをして頂きたい!

きっと『とんび』の世界観そのものの、昭和の匂いが漂う昔ながらの温かみが感じられる湯旅に目覚め、不思議な魅力を放つ雲見温泉のリピーターの一人にあなたもなっていることだろう。田舎に帰省するかのような感覚で、是非雲見温泉を訪れてみて欲しい。



そして最後にひとつ。冒頭に伊豆縦貫自動車道から国道136号で土肥に出るルートが一般的だと言ったが、帰り道は、是非とも土肥から戸田・大瀬へとそのまま海岸沿いを進み沼津へと抜けてもらいたい。

峠道となるので運転に自信の無い方にはおすすめしないが、駿河湾越しの富士山と夕陽を眺めながらのドライブは最高だ!

季節によって日没時間に差があるが、このルートならどこでも夕陽が眺められ、黄金崎恋人岬 に続き土肥の先にも 旅人岬碧の丘御浜岬・夕映えの丘・出逢い岬煌めきの丘大瀬崎 などいくつもの展望スポットがあり、沈みゆく夕陽と富士山の絶景を眺めながら西伊豆の旅を振り返れば、きっと旅の想い出がキラキラと輝き何倍にも膨れ上がることだろう。

長々話してしまったが、それだけ雲見温泉が個人的にも思い入れのある温泉地だということで許していただきたい。あなたが雲見温泉で、素晴らしい民宿に出逢えますように!


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温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
第2位
彩雲 俺の家
雲見温泉でランキング2位の温泉宿彩雲 俺の家

故郷に帰ったように寛げる、目の前の海で獲れた魚介を板前のご主人が豪快にさばく、贅沢な海の幸が味わえる宿。24時間いつでも気兼ねなく入れる岩風呂や、散歩に行くのも部屋に籠るのも何も気にせずそれぞれがそれぞれのスタイルで寛げる、まさしく俺の家だ!

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第3位
高見家
雲見温泉でランキング3位の温泉宿高見家

源泉100%かけ流しの石造りの露天風呂での寛ぎ、アワビや伊勢エビなどの豪華食材によるご主人手作りの磯料理、そして全8室の小さな宿だからこそできる、心温まる家庭的なおもてなしが魅力の温泉宿。

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第4位
とみや
雲見温泉でランキング4位の温泉宿とみや

源泉かけ流しによる成分豊富な濃い温泉の貸切露天風呂での湯浴みと、民宿ならではの鮮度抜群の西伊豆の旬の海の幸が美味しく頂ける料理の数々。これぞ雲見!と言った感じの王道を行く温泉民宿。

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いなばや旅館
雲見温泉でランキング5位の温泉宿いなばや旅館

網元旅館ならではの自家船で水揚げした鮮度抜群の魚介類と、畑で収穫した旬の無農薬野菜や山菜を使った豪快な料理が魅力の温泉宿。豪快なのは料理だけでなく、松涛館流空手道の師範でもある館主による形に由来した部屋名など、館内の設えにも垣間見える。

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雲見温泉でランキング同5位の温泉宿民宿 番上屋

女将によるボリューム感のある旬な駿河湾の海の幸をメインとした料理の数々と、日帰り入浴もできる民宿とは思えないほど広々とした豪快な石組みによる露天風呂と内湯が魅力の温泉宿。

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泉質
単純温泉 二酸化炭素泉 炭酸水素塩泉
塩化物泉 硫酸塩泉 含鉄泉
硫黄泉 酸性泉 放射能泉
♨カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
泉質とは?
泉温
雲見温泉の泉温
泉温とは?
液性【pH】
雲見温泉の液性・pH
液性とは?
温泉の効能【適応症】
関節リウマチ
変形性関節症
腰痛症・神経痛
五十肩
打撲・捻挫
運動麻痺 冷え性
末梢循環障害
胃もたれ
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喘息・肺気腫 痔の痛み 自律神経失調症
睡眠障害 うつ状態 疲労回復
健康増進
切り傷 皮膚乾燥症 アトピー性
皮膚炎
尋常性乾癬
表皮化膿症
慢性湿疹 痛風
飲泉不可!
※適応症は『 温泉法(平成26年改正)』に基づく ※詳しい泉質や飲泉の可否は源泉ごとに要確認 適応症とは?

雲見温泉の地図

雲見温泉の基本情報

名称 ♨ 雲見温泉
読み方 くもみおんせん
英訳 Kumomi Onsen
Kumomi Hot Spring
所在地 静岡県 松崎町 雲見
アクセス 🚘 現在地 からの ルート所要時間
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観光地 松崎町の観光スポット
想い出岬
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ゴルフ場 静岡県のゴルフ場予約
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