奈良県旅行観光ガイド『元興寺
元興寺 Vol . 221
元興寺
(奈良県 奈良市)
‐ Nara ‐
奈良
Presented By 星★聖
元興寺(奈良 ならまち)
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元興寺の評価
元興寺の評価
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■ 元興寺とは?

 奈良県奈良市の歴史的町並みが残る「ならまち」にある、「古都奈良の文化財」として世界文化遺産に登録される南都七大寺の1つで、西大寺の末寺の真言律宗の寺。蘇我氏の氏寺であった、蘇我馬子建立の法興寺、現在の飛鳥寺をその前身とし、平城京遷都により飛鳥より移転。「極楽院」「元興寺極楽坊」と称号を変えつつ1977年に「元興寺」と改称。御本尊は智光曼荼羅国宝の瓦葺きで寄棟造の「本堂」、瓦葺きで切妻造の「禅室」は、創建時には講堂の背後にあった僧房とされ、伽藍の焼失や荒廃により鎌倉時代に改築されたもの。東大寺の門を移築したとされる室町時代建立の「東門」は国の重要文化財。近くに江戸時代に建立された虚空蔵堂が建つ「元興寺小塔院跡」、かつての観音堂・五重塔跡である「元興寺塔跡」がある。
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おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
境内には、四季折々の花が咲くよ!
本堂は寄棟造の妻側を正面とし、六間で中央に柱がある珍しい造りだよ!
背面の屋根に注目!独特の形状と色の創建時の行基葺きの瓦があるよ!
禅室の使用木材が、582年伐採の樹木で世界最古とも言われているよ!
~ 元興寺 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
元興寺の見所
元興寺 本堂
元興寺 本堂
かつては左右に東塔院・西小塔院を配し、廻廊がぐるりと金堂を囲み、南大門→中門→金堂→講堂→鐘堂→食堂→食殿が南北一直線に建ち並ぶという、ちょっと変わった東大寺に負けない荘厳な伽藍を見せていたという元興寺。平安時代後半にはすでに衰退し、11世紀には見る影も無く、その状況は戦後まで続いていたと言うから、一部とはいえ現在このお寺がこうしてあることは奇跡に近い。もちろんそれだけではないが、だから世界遺産なんだ・・・と妙に納得。歴史は奥が深い。
寺の経緯より極楽堂とも言われている国宝の本堂は、もともと僧坊であったことから質素でシンプルな造りながら、実に見所の多いお堂である。真っ先に気づくのが、法隆寺の中門と同じく、シンメトリーな造りの正面に建つ柱である。阿弥陀堂などを考えればすぐにわかるが、三間、五間といった奇数間が普通であり、参拝時に正面に柱があるその造りは異様だが、建物が改築された経緯を考えれば納得。また宝形造りではない寄棟造で、妻側が正面にくるのも珍しいが、もともとこちらが正面では無かったわけで、これも納得。
東門 行基葺きの瓦 僧坊だった本堂
東門 行基葺きの瓦 僧坊だった本堂
訪れるまで知らなかったが、この東門は東大寺からの移築とのこと。室町時代の建造物で国の重要文化財。今の寺の規模からすると、しっくりくる感じだ。 本堂の裏側に回り見上げるとよくわかるが、行基葺きの屋根瓦の一部に、創建時の飛鳥時代の古瓦が見られる。円錐形の頭をカットしたような独特の形状だ。 かつては僧坊として、軒を連ねる禅室と繋がっていた本堂。法隆寺の聖霊院もそうだが、そうした建築物の経緯を知ると、見る視点が増え楽しみが増す。
浮図田奥に見える禅室 浮図田 かえる石
浮図田奥に見える禅室 浮図田 かえる石
奥に見える切妻造の建物が僧坊だった国宝の禅室。4つの板扉があることから、今でいう4部屋のアパートといったところか。といっても修行の場であり、1区画に数名の僧が生活していたらしい。 1988年に整備された、中世以降の石塔や石仏などの供養物が約1,500基並ぶ浮図田。毎年8月に、夏の終わりを告げる風物詩である地蔵会万灯供養が執り行われる。浮図とは仏を表す仏語で、ふとでんと読む。 いわくつきだったが極楽蛙となり、現在では禍を転じて福と為すとして知られる奇石のかえる石。なんでも秀吉が気に入り、河原より大坂城に持ち帰ったもので、巡り巡って1956年に元興寺へ来たと言う。
元興寺の地図
基本情報
■名称:元興寺
■読み方:がんごうじ
■ホームページ:元興寺
■所在地:奈良県奈良市中院町11
■問合せ:0742-23-1377
観光情報
奈良県グルメ情報
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