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中伊豆温泉

中伊豆温泉に宿泊するならこの宿！

ホテル ワイナリーヒル

ホテル ワイナリーヒル

平成の大合併により中伊豆町が消え新たに伊豆市や伊豆の国市が誕生し、"中伊豆"という言葉が広義の意味で使われるようになった。それに伴い伊豆長岡温泉や修善寺温泉・湯ヶ島温泉なども中伊豆にある温泉地という意味合いで「中伊豆温泉」と言われるケースも出てきて、「中伊豆温泉」という言葉の使い方が揺らいできた。

ここで言う「中伊豆温泉」は、従前からの狭義の意味での旧中伊豆町エリアにある温泉の総称で、志太源泉や梅木源泉・白岩温泉などがここに含まれる。

そんな「中伊豆温泉」の中心施設となっているのが、中伊豆ワイナリーヒルズにある『ホテルワイナリーヒル』と、その日帰り温泉施設となる「縄文之御神湯」だ。

志太源泉と言われる自家源泉の「ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩泉」がそこに注がれており、pH8.6のアルカリ性でメタケイ酸を37.7mg/kg含む成分総計3641mg/kgとなかなか成分豊富な源泉なのだが、大型施設ゆえの悩ましさか、飲泉場を除き加水・加温・循環・濾過・塩素消毒すべてありの湯となっている。

ただここの魅力は、中伊豆ワイナリーヒルズ全体の雰囲気の良さや、一面葡萄畑が広がる丘の上に建つ「中伊豆ワイナリーシャトーT.S」などレジャー施設としての要素が大きいので、泉質にこだわる方には梅木源泉の「神代の湯」や、白岩温泉の源泉かけ流しの湯宿をおすすめする。

ちなみに白岩温泉は、天城山麓を流れる大見川沿いに湧く昭和時代に旧中伊豆町が最初に掘削した温泉で、そこから湧くお湯は、温泉ツウの間では伊豆の"隠れた名湯"とも言われている。

もともと地元民が日常的に利用していた温泉で知名度も低かったが、リウマチ治療で定評のある「中伊豆温泉病院」がこの温泉を使用していたことから注目を集めた。

のんびり寛げるアットホームな雰囲気の昔ながらの一軒宿が数軒ある他、「小川温泉共同浴場」や「白岩の湯」など昔ながらの共同浴場もあるので、興味のある方は利用して頂きたい。

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