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大仁温泉

大仁温泉に宿泊するならこの宿！

ホテルオリーブの木

ホテルオリーブの木

伊豆のヘソと言われる大仁という地区は、中伊豆の伊豆の国市にあるが、大仁温泉となると一般的には、狩野川を挟んだ対岸の伊豆市の瓜生野地区も含めてそう呼んでいる。

伊豆市側では、瓜生野温泉とか新修善寺温泉とか呼ばれたりもするが、ここに気になる気になる、とっても気になる宿泊施設がある。

伊豆中央道から修善寺道路へと有料道路を走ってしまうと見えないのだが、狩野川沿いの国道414号を南下して行くと、否応なしにポコポコとカラフルなドーム屋根が目に飛び込んできて、どうしても気になってしまう。

それが、本能寺の変で知られる天正年間から戦後の昭和時代まで採掘が行われ1973年に閉山した、大仁金山こと帝國産金興業大仁鉱山跡前に広がる『時之栖 伊豆温泉村』だ。

御殿場高原 時之栖 でお馴染みの、時之栖グループ系列となる温泉リゾート施設で、この伊豆温泉村のメインとなる宿泊施設が、可愛いドーム型のコテージ風ハウスが人気の『ホテルオリーブの木』だ。

『ホテルオリーブの木』のカラフルなドームハウスには2種類あり、扇状に4つのベッドが並ぶ4名仕様のタイプと、それにロフトが付いた6名仕様のタイプだ。広さや基本的な設備は同じなので、小さい子供連れなら、はしゃぎ回れるロフト付きの方がオモシロく、記憶に残るかもしれない。

そんなドームハウス全戸に、戦後の昭和時代まで採掘が行われていた大仁金山の金脈より湧出する豊富な天然温泉である、pH8.0の弱アルカリ性の単純温泉が引かれている。贅沢にも、お風呂もシャワーも蛇口をひねれば温泉だ。

さらに大仁温泉を満喫したいという人には、隣接して日帰り温泉も楽しめる「百笑の湯」があり、100％源泉かけ流しで楽しめる広々とした大浴場の他に、露天風呂や陶器風呂、トルマリン風呂や炭酸泉、塩の湯に草津の湯など様々なお風呂がある。またサウナも麦飯式サウナや備長炭サウナ、韓国式サウナの汗蒸幕など本格的なので、不満はないだろう。

ただ子供連れやグループ旅行なら良いのだが、落ち着いた大人の旅となると、なかなか『ホテルオリーブの木」は抵抗もあるだろう。私自身、大人の旅としてはおすすめしにくい。

ご年配の方には、富士山の眺望が素晴らしい長嶋茂雄ゆかりの『大仁ホテル』の方が良いだろうし、温泉ツウの方には、是非一度pH10.3という『IZU VILLAGE/HESO HOTEL』の湯を味わって欲しい。

また一般的な大仁温泉の括りでは登場してこないのだが、このサイトは温泉地ではなく温泉に拘って記述しているので、伊豆三津浜に建つ『松濤館』もご紹介しておく。

場所は大仁からは離れるのだが、毎日この宿に黄金の湯と言われる大仁温泉が運ばれており、この宿でも大仁温泉の湯浴みが楽しめる。

駿河湾の海の景色と富士山の眺望は抜群で、客室の半露天風呂でも大浴場でも落ち着いた湯浴みが楽しめ、ワンランク上の大人の旅となる。

大仁という場所に特に拘わりがなく、大仁温泉と大人の旅を満喫したいのなら、『松濤館』をおすすめする。小さな子供連れなら、迷わず『ホテルオリーブの木』といった感じだ。

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