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恋人達の聖地
遠く駿河湾越しに、富士山を望む西伊豆で、恋人達の聖地と言われるのが、伊豆市にあるここ『恋人岬』です。
新潟県の柏崎にも、所狭しと柵に取り付けられた鍵が印象的な「恋人岬」がありますが、元祖「恋人岬」と言えば、やはりこの西伊豆の「恋人岬」となります。
恋人岬という、名前が名前なので、一度覚えたら忘れることは無いかと思いますが、そんな「恋人岬」へのアクセスには、いくつかのルートがあり、大きく分けると3つとなります。
最も一般的なのは、伊豆長岡や修善寺を抜ける国道136号線により土肥にでるルートで、比較的道もよく、楽にたどり着くことができるかと思いますが、夏場などの伊豆の観光シーズンには、ところどころ渋滞になるかもしれません。
そして2つ目のルートが、沼津から戸田経由で西海岸を南下するルートです。
こちらのルートは、峠道となり道が狭い部分もあり、時間もかかるのですが、展望スポットも多く、西伊豆を満喫でき、特に駿河湾に沈む夕陽が美しいので、逆に帰り道として利用されることをおススメします。
ただし車の運転が苦手な方は、国道を利用した方が無難かもしれません。
また、休日の帰り道の沼津インターへ抜ける道は、どこも渋滞の名所となっていますので、ETCの特別割引などを考えながら、時間帯をずらしてお帰りになることをおススメします。
そしてもう一つが、海上ルートです。
沼津から出る高速船「ホワイトマリン」と、清水港からの「駿河湾フェリー」にて土肥に行くルートです。
自家用車となると駿河湾フェリーしか選択肢はありませんが、静岡市方面からのちアクセスをお考えの方は、一考してみてください。
いずれのルートでも、土肥から先は、堂ヶ島方面に国道136号線を南下していけば、「恋人岬」へとたどり着きます。
国道沿いには、いくつか「恋人岬」の表示看板もありますし、入口には「駅票看板」や「手話モニュメント」も建てられていますので、比較的見つけやすいかと思います。
駐車場も2ヶ所あり、そこから遊歩道・ボードウォークを進んだ先に、目指す「恋人岬先端展望台」が設けられています。
富士山の眺め
この「恋人岬」の観光地としての最大のポイントは、なんと言っても海に浮かぶ「富士山」と、駿河湾に沈みゆく「夕陽」です。
この「恋人岬」から望む富士山の美しさは格別で、まるで空に浮いているかのごとく、その雄大な姿を、遠く駿河湾越しに見ることができます。
この富士山の眺めを楽しめるだけでも、「恋人岬」に来た甲斐があると思えるほどすばらしい光景なのですが、残念ながら富士山は、毎日望めるというわけではなく、晴れていても霞んだり雲にかかったりで、なかなか奇麗なお顔を見せてくれないものです。
ここは日頃の行いと運が試されるところでもあります。
時期的には、冬場の方が空気も澄み、ハッキリと見える確率が高くなりますので、ちょっと寒い時期ですが、この季節に早い春を感じに「恋人岬」を訪れてみてください。
そして時間が許すのであれば、是非とも、駿河湾に沈み行く夕陽まで眺めていってください。
恋人岬に残る民話とは?
そんな景観抜群の「恋人岬」ですが、そのそもこの岬が「恋人岬」と呼ばれるようになったのには訳があります。
「恋人岬」の名前が誕生した背景には、古くからこの地に伝わるひとつの民話があります。
その昔、土肥で漁師をしていた「福太郎」と、この「恋人岬」のある小下田で畑仕事をしていた「およね」が、土肥の朝市で偶然知り合い恋に落ちたのですが、その後それぞれの家庭の事情もあり遠距離恋愛をすることとなりました。
しかしながら、距離が離れていることに加え、お互い両親の世話をしながら働いていたため、なかなか会えず、およねは近くの神社で、福太郎との恋の願掛けを行う毎日となりました。
そのおよねの一途な恋心に心を打たれた神様が、およねに2つの鐘を授け、福太郎と一つずつ持合うと、福太郎が漁でこの恋人岬沖を通る時に、およねは岬に立ち、3回ずつ鐘を鳴らし合い、お互いの愛を確かめあったと言われています。
そこから、およねが立った「廻り崎」の岬が、1983年5月に「恋人岬」となり、3回ずつ鳴らし合った鐘が、1984年10月に誕生した「愛の鐘」へと姿を変え、現在に生き続けています。
今みたいに、携帯電話もメールもなかった時代ですので、毎日連絡できず通じ合えない気持ちは、なかなか若い方にはピンと来ないかもしれませんが、「愛の鐘」を鳴らす前には、そんな福太郎とおよねの固い愛の絆を感じながら鳴らしてみてください。
ちなみに近くにある「金の鐘」の方は、世界的に知られるグアムにある恋人岬と、正式に姉妹提携を結んだことを祝して誕生した鐘で、こちらも幸福をもたらす鐘とされていますので、是非鳴らして行ってください。
恋人達のルール!「愛の鐘」
そんな福太郎とおよねの言い伝えから生まれた、この「ラブコールベル」こと「愛の鐘」には、その鳴らし方にあるルールがあります。
福太郎とおよねが決めたわけではありませんが、この「恋人岬」の「愛の鐘」は、1回目で「自らの身を清め」、2回目で「相手の心を呼び」、3回目で「二人の愛を誓う」・・・というのが、この鐘を鳴らす恋人達のルールとなっています。
簡単ではありますが、覚えて頂けましたか?
知らずに「恋人岬」を訪れ、二人の愛を壊さないように注意してください。
特に、鳴らし終わってからその場で気付く・・・なんて最悪のムードとならないように、しっかりと覚えておいてください。
また、この「愛の鐘」の存在すら知らずに、何もしないで立ち去ることのないようにお願いします。
駿河湾の雄大な景色を見つめながら、二人の愛を誓い合うという最高の儀式ですので、くれぐれもこの「恋人岬」を訪れていながら鳴らし忘れのないようにしてください。
この他、この眺望抜群の「恋人岬」の展望台には、二人が見つめ合う姿をカタチにした恋人像「アモーレ」があります。
ちょうど富士山をバックに写真撮影ができますので、恥ずかしがらずに是非同じポーズをとって撮影してみてください。
愛の鐘をバックにパチリ! 富士山をバックにアモーレとともにパチリ! これもある意味ここの恋人達のルールなのかもしれません。
発行しよう!「恋人宣言証明書」
そんな「恋人岬」の展望台で愛の儀式が済んだなら、帰り道に駐車場のそばにある直営店に寄ってみてください。
この「恋人岬」には、直営店が2つあるのですが、国道沿いにあるのが1988年7月にオープンした「恋人岬事務局」で、展望台側にあるのが、1993年4月にオープンした2号店となる「恋人岬ステラハウス」です。
この2つの直営店には、数々のユニークなサービスがあるのですが、中でも定番の人気商品となっているのが、「恋人岬事務局」で発行している「恋人宣言証明書」です。
この恋人宣言証明書は、「恋人岬事務局」で行っているサービスのひとつで、「恋人宣言届出用紙」により申請して発行してもらいます。
「恋人岬」の愛の鐘で、二人の愛を誓ったならば、是非ともこの恋人宣言証明書で、二人の愛を確かなものにしておきましょう。
つまづいた時などに、きっと二人の仲をとりもってくれることと思います。
20年以上の歴史があるサービスですので、もうこの恋人宣言証明書をお持ちの方も多いかと思いますが、中には現在の奥さんじゃない人との証明書をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
そんなご主人には、思い切ってご夫婦で恋人岬を訪れてみることをおススメします。
きっと奥様の喜ぶ笑顔が見られることでしょう。
また中には、親子二代で恋人宣言証明書をお持ちの方もいらしゃるかもしれませんね・・・。
ちなみに、この恋人宣言証明書には有料版もあり、晴れて新しい門出を迎えることとなったカップルに、結婚式当日、記念品や祝電を贈るサービスもあります。
恋人宣言証明書の種類やサービス内容の変更などもありますので、詳しくは、「恋人岬事務局」で尋ねてみてください。
この他、これも1993年から始まりすっかり定番となった「愛情確認絵馬」や、プリクラなどの写真撮影、さらにはクリスマスやバレンタインなどには特別イベントも開催されます。
特に「バレンタインデー」や「ホワイトデー」には、限定の素敵なプレゼントがもらえたり、ウェディングドレスにタキシード姿で、記念写真が撮れたり・・・と、盛りだくさんのイベントが行われますので、チャンスがあれば、是非とも特別イベントを狙って「恋人岬」に行ってみてください。
恋人岬のオリジナル商品にビックリ!
もう一つの直営店となる「恋人岬ステラハウス」では、実にさまざまなお土産品を扱っています。
そのほとんどが、この「恋人岬」にちなんだオリジナル商品なのですが、その商品企画の面白さと、種類には驚かされます。
昔からの恋の「切符」や「定期券」といった商品から、「結婚行きクッキー」に本場タイ産の「ブードゥー人形」まで、実にユニークな商品が並んでおり、見ているだけでも楽しくなってきます。
二人であれこれ見て回るだけでも、楽しい時間が過ごせ、愛が深まりそうな感じです。
個人的には、取材じゃなければ、年々訪れるのが恥ずかしくなってきた感もある「恋人岬」ですが、ロケーションも演出も、とにかく恋人たちにとっては楽しいひと時を過ごせる最高の場所となっていますので、是非一度この西伊豆「恋人岬」を訪れてみてください。
| ■ 恋人岬 〜 星★聖 の ひとこと 〜 |
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駿河湾を望み、富士山を眺めながらルールを守って鐘を3回鳴らしましょう! |
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