三重県旅行観光ガイド『丸山千枚田
丸山千枚田 Vol . 71
丸山千枚田
(三重県 熊野市)
‐ Mie ‐
三重
Presented By 星★聖
丸山千枚田(三重 熊野)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 丸山千枚田 丸山千枚田をご覧になるにあたって
丸山千枚田の評価
丸山千枚田の観光格付け評価
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■ 丸山千枚田とは?

 三重県の最南端、熊野市から瀞峡へと続く県道40号線の途中の山里にある、古き良き日本の伝統的な農村風景である棚田で、高低差100mにも及ぶ山の斜面いっぱいに所狭しと築かれている。
 1999年に、農林水産省が制定した「日本棚田100選」に選定されている棚田の中でも、日本屈指の広さを誇る棚田で、いち早くオーナー制度を導入し、現在も地域住民と心あるオーナーが一体となって棚田の維持を行っている。
丸山千枚田のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
雪景色も絵になるが… 稲刈り前が一番の見頃
ただ見て写真を撮って帰るのではなく、ボーっとした時間を過ごしたい!
県道40号線の眺望スポットは、通り過ぎたら引き返してでも見るべき!
勝手に棚田地区に入らないこと! 中へはもちろん歩き回るのもやめよう!
~ 丸山千枚田 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
丸山千枚田の見所
丸山千枚田の眺望スポット 春の棚田全景 春の棚田の魅力
丸山千枚田の眺望スポット 春の棚田全景 春の棚田の魅力
国道311号線を右に折れた県道40号線の山道を進むと、やがて丸山千枚田を一望するスポットにでる。ここは外せないので、引き返してでも見て欲しい。 春の棚田は、全景としては決して華やかで美しいものではない。色彩が乏しく、荒れた土地のようにも見えるが、近づくとその様相は一変する。 水田に映り込むむ青空や雲の光景、日を照り返しやその輝き…と、春の棚田の美は随所に見られる。野に咲く草花とのコラボも絵になる。
四季の変化を楽しむ 秋の収穫 横から見る棚田は美しい
四季の変化を楽しむ 秋の収穫 横から見る棚田は美しい
上の写真と比べて欲しい。四季を通じて劇的に変化を遂げるのが棚田の魅力。春の光景を知っていればこそ、夏の景色が、そして秋の景色が美しく感じる。 実り多き棚田の光景もまた魅力的である。緑と稲穂の黄色のコントラストが美しく、大地の恵みを感じる瞬間でもある。 意図的なデザインではない、この自然なカタチで生まれる芸術的なラインが、棚田最大のの魅力。必然的に生まれるこの幾重ものラインが美しい。
ベンチに座って見る丸山千枚田 のどかな農村 棚田の苦労
ベンチに座って見る丸山千枚田 のどかな農村 棚田の苦労
ここにあるベンチに座ると、一日中でもボーっとしていたいほど、都会生活で忘れかけていたモノを感じる。それが日本人のこころなのだろうか…。 とにかくのどかだ。地元の名産品である柑橘類を食べながら、ゆっくりした時の流れを感じたい。作為的な演出の無いありのままの自然がここまで美しいとは。 大型の農作機が使用できず、また変形ゆえ手作業も多くなる棚田。効率だけをみれば、物流が進化した現代社会においては、もはや不要な存在となってしまう。
丸山千枚田の地図
基本情報
■名称:丸山千枚田
■読み方:まるやませんまいだ
■関連ホームページ:紀和町ふるさと公社
■所在地:三重県熊野市紀和町丸山
■問合せ:0597-97-0640(紀和町ふるさと公社)
観光情報
三重県観光連盟
熊野市観光協会
三重県エリアガイド
三重県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『丸山千枚田』 編

全国屈指の千枚田!

三重県の最南端、熊野市から「瀞峡」(どろきょう)へと向かう途中の山里に、古き良き日本の伝統的な農村風景を今に伝える場所があります。

高低差100mにも及ぶ山の斜面いっぱいに、所狭しと築かれた「棚田」(たなだ)が広がるその場所が、『丸山千枚田』です。

国道311号線の、「風伝峠」のトンネルを抜け、右に折れた県道40号線の山道を進むと、やがて左手に、丸山千枚田を望む見晴らしのいい場所に出ます。

山々の木々で視界が遮られている山道から、急に現れるこの丸山千枚田の光景は、しばし時の流れを忘れさせてくれる、そんな光景です。

この丸山千枚田は、車が通れる山道の側に通る、熊野古道の「通り峠」からも眺めることができます。

かつて熊野本宮を目指して、急ぎ歩いた旅人たちも、きっとこの眺めには足を止め、ひと息入れたことでしょう。


日本棚田100選!

この丸山千枚田は、紀和町丸山地区に残る伝統的な棚田地区で、1999年に、農林水産省が制定した、「日本棚田100選」に選定されているのは当然のこと、全国屈指の棚田の光景が広がっているこの丸山千枚田は、日本の棚田を代表する地区として知られています。

棚田は、別名「千枚田」とも言われ、もともと山の斜面の有効活用法として生まれました。

急勾配の限られた土地を、石垣を組んだり土留めを築いたりしながら、水平な田んぼを一個一個切り開いていき、谷川から水を引きながら、代々稲作を続けてきたという先人達の知恵と苦労の賜物です。

丸山千枚田は、江戸時代には、1000枚どころか2200枚を超える棚田が広がっていたとの記録が残っていますが、近年、丸山の土地を去っていく者や、高齢化による農作業従事者の減少などにより、1990年代初頭には、500枚近くまで減少してしまいました。

1つの田んぼあたりの作付面積が小さいことや、近年盛んに進んだ農作業の機械化が難しいことなどによる作業効率の悪さも、この棚田の荒廃化に拍車をかけました。


紀和町丸山千枚田条例

そんな中、なんとかこの日本の伝統的な丸山千枚田の光景を残すべく、役場の方々と地元住民による、丸山千枚田保存の運動が起こり、1994年に紀和町により、「丸山千枚田条例」が制定されました。


紀和町丸山千枚田条例
 
『 わたくしたちが誇りにしている地域資源に丸山千枚田(以下「千枚田」という。)がある。千枚田は、祖先から受け継いだ貴重な稲作文化で全国的に稀であり、存在が注目されている。
  しかし、千枚田における農作業は、地形上、機械による省力化に限界があり、加えて農業環境の変化もあり、休耕地と荒廃地がみられる。
  このような状況の中、この貴重な資源を保護し後世に継承していくことは極めて重要で、あわせて有効に活用していくことが、私たちに課せられた責務である。
  千枚田は、幾百年もの昔、一鍬づつ大地を起こし、石を積み上げ、土を宛がいながら営々と2,200余枚を造成し、以来、今日まで休むことなく天水を貯え、芝を刈りこんで耕作し、管理してきたのである。
  また、ここに住む人たちは、裾野を埋めつくす雲海に朝の英気を養い、暮れなずむ連山の空を赤く染める落日に心を癒しながら、正に、千枚田とともに生きつづけてきたのである。歴史はめぐり、時は流れたとはいえ諸々の日本農耕文化の原点を内包しているのが千枚田である。
  わたくしたちは、ここに先人の英知と偉業を偲びこれを称えるとともに、千枚田に親しみ、愛しつつその保護に一層努力することを宣言し、この条例を制定する。
                                        平成6年4月27日 紀和町長 』



この条例制定後、丸山千枚田を守るべく、様々な活動やアイデアが生まれ、現在では、1300枚を超えるまでに復田されました。

この丸山千枚田を守る活動は、現在も続けられています。

あなたも丸山千枚田文字Tはいかが?

丸山千枚田を守る活動のひとつに、毎年2月前後に募集が始まる、千枚田のオーナー制度があります。

丸山千枚田を愛し保全活動に理解のある方で、地域住民をはじめとした地域の人々とのふれあいを大切にできる方が、その条件となっています。

具体的には、
  ①土を守り、自然を愛せる人
  ②農業に興味・情熱を持っている人
  ③農作業に従事出来る人
  (遠距離及び都合により耕作に従事出来ない方も可)

を条件に、オーナーになることが出来ます。

オーナーには、千枚田の一枚が抽選により割り振られ、様々な特典を受けられるとともに、丸山千枚田の美しい風景を守る一人として、その名が刻まれます。

また、オーナー制度とは別に、「一枚の田も減らすもんか!!」を合言葉に活動する、「丸山千枚田を守る会」という組織もあります。

こちらも丸山千枚田の保存にご協力頂ける会員を募集しています。

こちらは、オーナー制度よりも気軽に、丸山千枚田の保存に協力出来るとともに、田んぼで収穫できた白米機関誌の購読などの特典を受けることができます。

そして、もっと手軽に!という方は、最近流行りの、「文字T」(文字Tシャツ)一枚1500円の購入はいかがでしょうか?

かっこ良いか悪いかは、個人の価値観によるものなので?ですが、サイズも豊富な「丸山千枚田Tシャツ」は、間違いなく珍しく、目立つと思います。

この他、田植えの時期や、稲刈りの際には、「農作業体験」をネット上などで募集しており、家族連れでの参加や、多くのボランティアの方が駆けつけ、この丸山千枚田の保存に協力しています。
 
オーナー制度、丸山千枚田を守る会、丸山千枚田Tシャツ、農作業体験の詳細については、ホームページで確認してみてください。


日本人のこころの故郷

縦横整然と区画され、一人、大型機械で一気に作業が行われる田園風景とは、ひと味もふた味も異なるこの丸山の千枚田。

わたしは、はじめてこの光景を目にした時、はじめてなのに、どこか懐かしい感覚を覚えました。

農村で育った訳でもなく、田畑とは全く縁の無い生活を送ってきましたが、なんとなくこころが安らぎ、自分の田舎に帰ってきたような・・・そんな安堵感とともに、ホッと肩の力が抜けるような感じがしました。

中腹の展望所から、道端で購入したみかんを食べながら、ぼんやりと眼下に広がる千枚田を眺めていると、農作物片手に地元のおばあちゃんが話しかけてきてくれました。

昔の千枚田のお話や、この土地ならではの農作業の苦労話などを、方言まじりの大きな声で、一生懸命笑顔で語ってくれました。

正直、慣れない方言と、その独特の言い回しに、半分近く正確には聞き取れていなかったのですが、“言いたいこと”、“伝えたいこと”は、言葉ではなく感じ取れました。

丸山千枚田の景色と、おばあちゃんの声には、同じものが流れており、こころの底から伝わってくるものがありました。

ここ丸山には、現代人が忘れかけている、“日本人のこころ”が残っており、日本人であることを感じさせてくれる風景が広がっています。

丸山千枚田は、「日本人のこころの故郷」であり、是非とも後世に伝えたい日本の遺産です。

水を張りキラキラ輝く千枚田、緑が美しい初夏の千枚田、そして稲穂が垂れる秋の収穫期の千枚田・・・、四季を変えその表情を変えても、どの季節も、ここ丸山千枚田には、日本人のこころが宿ります。

みなさんも、是非ともこのこころの故郷、丸山千枚田の風景を目にしてみてください。

きっと、忘れかけていた日本人のこころを感じるとともに、取り戻すことができますよ。
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