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観音温泉

観音温泉に宿泊するならこの宿！

観音温泉

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夢枕に現れた観音さまのお告げに従い…というお話はよく聞く話だが、この『観音温泉』もまた日本古来の探湯法にて、1963年にお告げ通りに見事地下600mより第1号源泉を掘り当て、続いて地下800mより第2号源泉も掘り当てたという。

おとぎ話のような歴史を持つ観音温泉だが、工事途中には像長五寸の観音坐像も出土しており、霊験あらたかな地であることに変わりはなさそうだ。

何より驚くのが、この奥下田の静かな山間の地に湧く超軟水のそのお湯で、泉質は「単純温泉」ながらpH9.5を誇るアルカリ性で、しかも惜しみなく源泉かけ流しでそのお湯が楽しめる。

更には美人の湯の指標の一つとされるメタケイ酸を150mg近く含んでおり、お肌への効能もあって女性客を中心に口コミで一気に広まり、あっと言う間に施設も次々と拡張されていった。

私もそうだが、昔の『観音温泉』を知る人からすれば、現在の姿には驚くばかりで、まるで山の中に桃源郷が出現したかのような感じだ。

また観音温泉は飲泉も可能で、その効能も豊かなことから利用客を中心にph9.5の超軟水の温泉水が人気となり、これが「飲む温泉 観音温泉」として商品化され、こちらも温泉水充填工場まで造られ、ネット販売や定期購入などが行われるまでになっている。

ちなみにこの飲む温泉は、2011年にモンドセレクションで最高金賞と国際優秀品質賞をダブル受賞していて、今では更にここから派生した化粧品なども登場している。

そんな観音温泉には、自家源泉かけ流しの露天風呂付き客室の「ピグマリオン」、満天檜風呂付きの「本館」、庭園檜風呂付きの「正運館」、長期湯治滞在にも対応した「離れ産土亭」という4つの趣の異なる宿泊施設がある。

またこれとは別に、「観音乃湯 ガラティア」、日帰り温泉施設の「観音プリンシプル」、体育館や武道館、更には源泉を利用した農園ハウスやワサビ田、太陽光を利用したトマト栽培などがあり、温泉ビジネスを絵に描いたような様々なニーズに対応した複合施設となっている。

何はともあれ、まずはこの霊験あらたかな極上のお湯である『観音温泉』を、心ゆくまで楽しんでみてほしい。

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