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赤沢温泉

赤沢温泉に宿泊するならこの宿！

赤沢温泉ホテル

赤沢温泉ホテル

21世紀の始まりとともに飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長した、コンビニ化粧品･サプリメントで一世を風靡した「DHC」。私もそうだが、中高年の方は若い頃に一度はお世話になったのではなかろうか。

そんなDHCが手掛けた理想郷が「赤沢温泉郷」で、そこに建つ温泉施設を伴うホテルが、ここでご紹介する『赤沢温泉ホテル』だ。

DHCは、2001年の「赤沢温泉ホテル」の開業を皮切りに、2003年に「赤沢日帰り温泉館」、2009年には温泉ではなく海洋深層水の湯屋となる「赤沢迎賓館」と次々に施設を拡大し、美と健康を求めるとっておきのリゾート温泉地として、DHCのコンビニ化粧品信者をはじめ若い女性を中心に絶大な人気誇り、一大スパリゾートとなる「赤沢温泉郷」をつくり上げた。

だが"十年一昔"とはよく言ったもので、DHCの衰退により2022年12月に事業から撤退すると、2023年1月に前年に設立された「株式会社赤沢温泉郷」へと施設そのものが譲渡された。

DHC本体も2023年にオリックスの子会社となってしまったわけで、まさに理想郷がユートピアに化してしまった感は否めないが、それでも「赤沢温泉郷」そのものの魅力が失われてしまったわけではない。

ここにはカップルから家族連れ・グループ旅行まで多くの方が楽しめるように、「赤沢ボウル」や「赤沢フィットネスクラブ」「赤沢テニスコート」などの娯楽施設が点在し、エステやタイ式マッサージなども出来る海洋深層水による「赤沢スパ」や、ゼミ合宿や企業研修に最適な「赤沢合宿所」まである。

そんな理想郷に建つ『赤沢温泉ホテル』には、赤沢石の露天風呂が魅力の岩風呂と、十和田石による露天風呂が魅力の檜風呂という趣の異なる2つの大浴場があり、男女日替わりで利用できる。

この大海原を臨む絶景の露天風呂は、"転地効果"抜群のまさに楽園と言った感じで、この露天風呂なくして『赤沢温泉ホテル』は語れないのだが、露天風呂だけでなく内湯も、また貸切展望露天風呂の「天穹の湯」もオーシャンビューの絶景となっている。

泉質は「カルシウム･ナトリウム－塩化物･硫酸塩泉」で、お湯そのものは特筆する程ではないのだが、温泉ツウが注目しているのは、隣に建つ「赤沢日帰り温泉館」との泉質の違いだ。

「赤沢日帰り温泉館」の泉質は「ナトリウム－塩化物泉」で、泉温も35.5℃と低く、伊豆では珍しい"高張性"の温泉となっている。浸透圧が大きく、温泉成分が体内に入りやすいお湯というわけだ。

また空と海と湯舟が一体化する幅20m超の眺望抜群の天空の大露天風呂も魅力で、個人的には『赤沢温泉ホテル』以上の"転地効果"が期待できる湯舟と感じた。

また檜風呂・樽風呂・岩風呂・陶器風呂と趣の異なる露天風呂付き個室があるのもここの魅力で、東伊豆の旅の疲れを癒すのに是非立ち寄りたい日帰り温泉施設と言える。

こう書くと、日帰り温泉施設ばかり持ち上げて…と思われる方もいるだろうが、安心して欲しい。『赤沢温泉ホテル』に宿泊すれば、滞在中は無料で「赤沢日帰り温泉館」が利用できるので、是非とも2つの絶景露天風呂を思う存分に愉しんでみてほしい。

さて、あなたはどちらの絶景露天風呂に"転地効果"を感じるかな…。

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