宮城野温泉のおすすめの宿ランキング

宮城野温泉

宮城野温泉に宿泊するならこの宿！

nol hakone myojindai

nol hakone myojindai

宮ノ下より御殿場方面へと国道138号を行くと、早川を渡った対岸の明神ヶ岳の裾野に、箱根十七湯のひとつで、静かな温泉地となっている宮城野温泉がある。

昭和のちょうど中頃に湯が湧き、高度経済成長の波に乗り開けた温泉地だが、ここにクオリティとステイタスを兼ね備えた一軒のリゾートホテルがある。それが『nol hakone myojindai』だ。1993年創業の「ホテルハーヴェスト箱根明神平」が全面リニューアルし、リブランドされて2024年に誕生したリゾート施設だ。

本館･東館･南館からなる建物内に、全39室の客室と板長自慢の四季折々の素材を活かした日本料理が振る舞われるレストラン、自家源泉による露天風呂付の大浴場、サーマルプールまで備えた、東急グループの新たな自分をととのえるリゾートホテルだ。

インテリアもアースカラーを基調としたシックな装いで、思わずおおぅ…となるのだが、一般的な温泉宿をイメージして行くと、少し様相が異なる。

この宿は、①Naturally （自分らしく、自然体で） ②Ordinarily（普段通り、暮らすように過ごし） ③Locally（その土地の日常に触れる）をブランドコンセプトとする「nol」のリゾートタイプのホテルで、都会の喧騒を離れ思い思いにリフレッシュするための環境を提供し、自分を取り戻し整える、疲れた大人のためのリゾートホテルといった感じだ。

そんなホテルの湯舟に注がれているお湯は、宮城野温泉の第93号と第128号の混合泉で、無色透明で無味無臭。メタケイ酸も60.2mg/kg、メタホウ酸も9.36mg/kgとそれ程多いわけではないので、特段素晴らしいお湯ということではないが、pH値は8.6とそこそこ高く、万人受けするアルカリ性単純温泉だ。

露天風呂も周りの景色に癒されることはないが、開放感があり気持良い湯浴みが楽しめるので、体の疲れを癒すには良い感じだ。

総じて都会の人が都会の生活を離れ、自ら能動的にリフレッシュするための温泉施設と言った感じで、主体性や周りとの距離感など、所謂温泉宿の感覚とは異なる。

シティホテルの延長線上にある温泉施設と言った方がわかりやすいのかもしれないが、その背景には、この宮城野温泉が高度成長期に建てられた保養所や寮により形成されてきた経緯が大きく関係しているのだと思う。

いずれにせよ都心からのアクセスも良く、一人一人が思い思いに利用しながらリフレッシュし自分を整えて行く"nol"というコンセプトは、これはこれでありな訳で、その理解に立って考えれば『nol hakone myojindai』は最適な宿となっているのだろう。

≫『nol hakone myojindai』の宿泊プランを見る！