三重県観光ガイド六華苑

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Vol . 263

六華苑

Mie

三重県

3つ星評価

 

六華苑

Presented By 星★聖

六華苑(三重 桑名)

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六華苑をご覧の皆様へ

六華苑ろっかえんとは?

三重県桑名市の揖斐川を望む約5584坪の敷地にある、2代目 諸戸清六の新居として、 明治政府の社交場として有名な鹿鳴館を手掛けたイギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計により、明治から大正にかけての1911年に着工、1913年に竣工した邸宅の総称。

4階建の円形「塔屋」や2階南面のサンルームとその直下のベランダが特徴的な木造2階建の「洋館」、それに続く「和館」「離れ屋」「」「池泉回遊式日本庭園」などからなる、和と洋の不思議な調和が魅力的な施設。

1990年に建物が桑名市に寄贈、翌年に土地が売却され、修復・整備を経た後1993年から一般公開されており、1997年12月には「旧諸戸家住宅」として、国の重要文化財に指定されている。

また庭園は、池泉回遊式の主庭園に続き、コンドル設計の旧薔薇花壇跡である東庭や、建物の背後には露地風の内庭も設けられており、2001年8月に「旧諸戸氏庭園」として国の名勝に指定されている。

六華苑の見所

六華苑入口

六華苑入口

桑名七里の渡し公園横にある駐車場から歩いてくると、通りより一段下がったところに、約5584坪の広さを誇る六華苑の入口となる長屋門がある。隣接する初代諸戸清六の邸宅(西諸戸邸)に対して、東諸戸邸とも呼ばれている。

六華苑(旧諸戸清六邸)

六華苑(旧諸戸清六邸)

2代目清六邸として、明治末期の1911年に着工し、大正時代の1913年に竣工した、鹿鳴館やニコライ堂を設計したことで知られる英国人のジョサイア・コンドル設計の木造2階建の洋館。北東にそびえる4階建ての塔屋が印象的だ。

国の重要文化財

国の重要文化財

白と黒といった感じの洋館とその横に続く和館が不思議な調和をみせる、明治大正期の特徴的な建物として、1997年12月に国の重要文化財に指定されている旧諸戸家住宅。白いガラス格子の窓やバルコニーが美しい。

洋館内部

洋館内部

これこれ…と思わず思ってしまう、典型的な明治大正期の洋館の造りだ。全体的な雰囲気もさることながら、個々の窓や窓枠・腰壁などの違いや、照明や調度品の一つ一つに目が行ってしまう。

塔屋

塔屋

映画やドラマでこれが登場するとすぐに六華苑とわかる、シンボル的存在の塔屋。2011年の『砂の器』や2012年の『運命の人』の他、2018年の三谷幸喜氏脚本の『黒井戸殺し』、2018年の大河ドラマ『いだてん』にも登場していた。

和館

和館

とても床続きの同じ棟とは思えない、内も外も洋館とは全く異なる趣を見せる和館。これだけ異なるのに不思議なくらいの調和を見せている所がオモシロい。和館・洋館・庭園の融合という点では、柳川の「御花・松濤園」に似ている。

離れ屋

離れ屋

むくり屋根と明かり欄間の意匠が特徴的な、1938年に建てられた水屋付の木造平屋建ての離れ。もともとは檜皮葺だったが、現在は銅板葺きとなっているのが少し残念…。

池泉回遊式庭園

池泉回遊式庭園

2001年8月に「旧諸戸氏庭園」として国の名勝となっている、様々な燈籠が建つ池泉回遊式の主庭園。この他、もともとコンドル設計の噴水のあるバラの円形花壇があった東庭や露地風の内庭など、趣の異なる庭園がいくつかある。

星★聖のここがポイント

地方で唯一のコンドル設計の建築物!

鹿鳴館やニコライ堂の設計で知られる、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの手による貴重な文化財だよ!

六華苑のシンボルである円形塔屋!

塔屋は施主の希望で、揖斐川を見渡せるように4階建に設計変更されたんだよ!

和と洋の不思議な調和を楽しもう!

床続きで全く趣の異なる塔屋のある洋館と和館、離れ屋・庭園の不思議な調和を楽しもう!

六華苑 編

温泉マイスター 星★聖の署名 星★聖(ほし たかし)

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名称 六華苑
読み方 ろっかえん
郵便番号 〒511-0009
所在地 三重県桑名市桑名663-5
最寄り駅 JR関西本線/近鉄 名古屋線:桑名駅(徒歩15分)
バス停 三交バス:田町(徒歩10分)
コミュニティバス:六華苑(徒歩1分)
お問合せ 0594-24-4466
参考HP 桑名市観光課
参考HP 三重県観光連盟
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洋館 旧宅

六華苑の地図