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片瀬温泉

片瀬温泉に宿泊するならこの宿！

お宿 しらなみ

お宿 しらなみ

昭和時代の1961年に伊豆急行の片瀬白田駅が開設され、そこから片瀬温泉の開発が始まった。海岸線へと真っ直ぐに伸びる南国ムード溢れるヤシ並木が印象的で、波音だけが心に響く閑静な海辺の温泉地として、保養に適した落ち着いた雰囲気が漂っている…、というのが現在の片瀬温泉のイメージなのだが、個人的にはまだそういう感じではない。

というのも、かつてこの片瀬温泉に「リゾートパレス武蔵野」という大学サークル向けの合宿施設があり、大学時代にバンド合宿で朝までガンガンにライブで盛り上がっていた印象が残っており、現在の静まり返った温泉地の姿は、兵どもが夢の跡…といった感じに思える。

そんな私の片瀬温泉の残像とは裏腹に、"こじんまり"が丁度いい…と小宿ならではのおもてなしをウリにしているのが、『お宿 しらなみ』だ。偶然にも夢の跡から50m足らずの想い出の場所に建つ宿だ。

伊豆の新鮮な磯料理の数々と和のぬくもりが感じられる寛ぎの空間、そして「ナトリウム･カルシウム－塩化物泉」の湯量豊富な自家源泉かけ流しによる贅を尽くした湯浴みが魅力の湯宿だ。

手入れの行き届いた日本庭園の景色も美しく、つくばいなど程遠いイメージを持っていた私の脳を、少しづつ少しづつ丁寧にほぐして行くような、そんなやさしさに包まれた温泉宿だ。

海釣り客の利用が多い片瀬温泉だが、伊豆を巡る観光拠点としての利用にも適しており、その際には是非『お宿 しらなみ』に泊ってみてほしい。

また海岸まで30秒と至近距離なので、水平線から昇る朝日を眺めながらの早朝の散歩も楽しんでみてほしい。すぐ近くに、江戸時代に異国船に対する海岸防備のために植えられた松の1つで、身分の差による叶わぬ恋の物語が残る「はりつけの松」があるよ！

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