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湯ノ花沢温泉

湯ノ花沢温泉に宿泊するならこの宿！

箱根湯の花プリンスホテル

箱根湯の花プリンスホテル

天下の名湯と名高い 芦之湯温泉 から駒ヶ岳へと向かう道沿いの、箱根十七湯の中で最高峰となる標高935mに、高原リゾートらしい佇まいを見せる一軒の宿がある。

箱根屈指のゴルフ場である 箱根湯の花ゴルフ場 に隣接し、箱根の外輪山をはじめ、晴れた日には相模灘まで遠望できる高台に建つその宿が、『箱根湯の花プリンスホテル』だ。

以前は「箱根湯の花温泉ホテル」と称していたが、現在は『箱根湯の花プリンスホテル』に改称され、2017年に"和のプリンスホテル"へと変貌を遂げている。特段振り切った印象は無いが、直線を基調としたシンプルで和モダンな雰囲気の客室となり、個人的には嫌いではない。

もともと"プリンス"を冠する宿は、"プリンス"という言葉の響きとは裏腹に、（箱根の他のプリンスはやや装飾が多いが…）、全国的にはシンプルでスッキリした客室が多い。その流れからすれば、例外に漏れず…といった印象だ。

また窓の外には開放感いっぱいの眩いグリーンが広がっていて、駆け抜ける風も気持ちよく、特に芝の緑が美しい季節にはゴルフ好きならずとも爽快感を感じるはずだ。

近くに湯煙が立ち上る蒸気井や造成施設があることから、クルマから降り立った時より硫黄泉ならではの湯の香りが感じられていたが、湯ノ花沢温泉はpH6.4の中性の硫化水素型の単純硫黄泉で、明治時代の皮膚病を癒す湯治場となっていた頃は、自然湧出型の露天風呂が主流となっていて、日本で初めて"湯の花"を採取し販売もしていたという。

残念ながら現在の湯ノ花沢温泉は、自然湧出の温泉ではなく、大涌谷などと同じように火山性蒸気と地下水による造成温泉なので、鮮度を含め温泉の効能そのものは特筆する程ではない。

だがそれらを凌駕する魅力が、ここの露天風呂にはある、……それは "転地効果" だ！

源泉は無色透明ながら湯舟は見事なまでの乳白色のにごり湯となっており、さらにはそのお湯を、これぞ温泉！というほのかな硫黄臭漂う中、大自然に囲まれた開放感いっぱいの露天風呂で味わえることによる"転地効果"が素晴らしい。

特に箱根十七湯の最高峰ならではの空の近さが魅力で、昼は爽快な青空の下、夜にはのんびりと満天の星空を見上げながらの湯浴みが楽しめる。

この宿の魅力は、ここに尽きると言っても過言ではなく、気になる点は多々あれど、それらを消し去り余りあるほどの魅力となっている。

特にゴルフ好きの方には、箱根湯の花ゴルフ場 は 大箱根カントリークラブ や 箱根湖畔ゴルフコース などとともに箱根でも評価の高いゴルフコースなだけに、目の前の景色もさることながら、ゴルフと温泉を移動なくのんびりと満喫出来るという点においても、最高な温泉宿なのでは…！

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