富山県旅行観光ガイド『黒部ダム
黒部ダム Vol . 54
黒部ダム
(富山県 中新川郡立山町)
‐ Toyama ‐
富山
Presented By 星★聖
黒部ダム(富山 立山)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 黒部ダム 黒部ダムをご覧になるにあたって
黒部ダムの評価
黒部ダムの観光格付け評価
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■ 黒部ダムとは?

 富山県の立山黒部アルペンルート上にある、総工費513億円という当時としては破格の工事費と、1000万人を超える労働力により、1956年から実に7年の歳月をかけ1963年6月に完成した、通称「黒四」の名で親しまれるアーチ式ドーム越流型ダム。正式には「黒部川第四発電所・黒部ダム」といい、この事業は世紀の大事業として、NHKのプロジェクトXなどでも紹介された。
 ゆるやかに弧を描く長さ492mのダム堤は、高さ186mと日本一の高さを誇り、総貯水量は東京ドーム161杯分に相当する。夏期に行われる超ド級の観光放水は、多くの観光客を喜ばす。
黒部ダムのPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
観光放水が行われる時期がおすすめ!
階段がきつくても、駅を降りたら直に黒部ダム展望台へ行こう!
観光放水の時間や乗換えのタイミングを事前にチェックしてから訪れよう!
夏はカンパ谷吊り橋のある湖畔遊歩道や遊覧船ガルベを楽しもう!
〜 黒部ダム 編 〜 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
黒部ダムの見所
黒部ダム 日本一の高さを誇るアーチ 展望台へは先に行こう
黒部ダム 日本一の高さを誇るアーチ 展望台へは先に行こう
黒四の名で親しまれている黒部川第四発電所・黒部ダム。全国各地どこのダムに行っても、黒部ダム以上のモノは無い。とにかくすべてが桁違いで素晴らしい。 織田裕二主演のホワイトアウトでも、黒部ダムの迫力は凄く伝わってきたが、実際に見るダム堤には驚く。ここを歩くのと遠くから見るのとでは大違い。 展望台への往復は、かなり急な階段を上り下りするので大変だが、どうせ行くのなら黒部ダム駅について辛い200段の階段道を選択し、先に上っておこう。
大迫力の放水 自然に溶け込む黒部ダム 黒部ダム展望台
大迫力の放水 自然に溶け込む黒部ダム 黒部ダム展望台
日本一のアーチから飛び出す黒部ダムの放水は半端ない迫力。ゴォ〜という音もさることながら、毎秒10t以上の水噴射もしぶきもとにかくスケールが桁違い。 雄大な山の景色の中で、ダム堤を歩く人の姿がアリのように見える。大自然の景色と、世紀の大事業と言われた人工のダムが妙にマッチしているから面白い。 標高1508mの黒部ダム展望台。ここから見るダムや立山連峰の眺めは圧巻だが、この展望台に立つ人々の光景も圧巻。すべてが絵になる黒部ダムならでは。
夏の黒部湖 冬の黒部湖 立山ロープウェイから見る黒部湖
夏の黒部湖 冬の黒部湖 立山ロープウェイから見る黒部湖
夏の黒部湖は、エメラルドグリーンに輝く湖面と山々の緑が美しく、気分爽快間違いなしの景色を堪能できる。初めて訪れるなら、やはり夏がおすすめ。 雪に覆われた冬の黒部湖は、夏とは180度異なる景観となる。白黒ツートンに染まる山肌と一面真っ白の広大な湖面がつくり上げる景観もまた素晴らしい。 黒部ダム建設で生まれた平均標高1448mの人工湖で、日本で一番高所の湖。立山ロープウェイからは、徐々に小さくなっていく黒部湖の眺めが楽しめる。
カンパ谷吊り橋 遊覧船ガルベ「GARVE」 黒部の破砕帯の湧水
カンパ谷吊り橋 遊覧船ガルベ「GARVE」 黒部の破砕帯の湧水
黒部湖に架かるクリーム色の吊り橋。ここから湖畔沿いに湖畔遊歩道が整備されている。近くには遊覧船ガルベの乗り場がある。 夏から秋にかけて黒部湖で運行される遊覧船GARVE(ガルベ)。黒部渓谷の大自然が間近で楽しめる。湖面にできる波紋が美しい。 黒部の太陽でおなじみの、立山連峰の地中深くの破砕帯から湧き出すアルプスの天然水。真夏に飲むこの湧水は、超冷たくて美味しい。
黒部ダムのダム堤 黒部ダムレストハウス 黒部ダム展望台
黒部ダムのダム堤 黒部ダムレストハウス 黒部ダム展望台
関電トロリーバスから黒部ケーブルカーへの乗換えは、緩やかな弧を描くダム堤を歩いて行う。ただ歩くのではなく、途中でダム堤から下をのぞいてみよう。 黒部ダムの観光起点となるレストハウス。ここで黒部ダムの歴史や見所、立山黒部アルペンルートの情報などを得よう。 黒部ダムはもちろんのこと、北アルプス立山連峰の眺めが素晴らしい。晴れた日の山肌は、本当に近くに見え、動くモノがすぐに目に飛び込んでくる。
扇沢駅 関電トロリーバス 黒部湖駅
扇沢駅 関電トロリーバス 黒部湖駅
長野県側の出発点である扇沢駅。始発を待つ人々で深夜から大賑わいだが、近年深夜にクマが出没して大騒ぎに。車中泊時は気をつけて! 扇沢駅からは、クリーンなトロリーバスで黒部ダムを目指す。6.1kmを16分で結ぶ車内は、期待に胸を膨らます観光客でいっぱい。 黒部ダム駅からダム堤を歩いた先に、黒部湖〜黒部平間の0.8kmを5分で結ぶ、最大勾配31度の地下鉄の黒部ケーブルカーの駅がある。
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黒部ダムの地図
基本情報
■名称:黒部ダム
■読み方:くろべだむ
■ホームページ:黒部ダム 立山黒部アルペンルート
■所在地:富山県中新川郡立山町黒部湖
■問合せ:0261-22-0804(関電アメニックス)
観光情報
富山県観光連盟
立山町観光協会
富山県エリアガイド
富山県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『黒部ダム』 編

黒部の太陽、ホワイトアウト、プロジェクトX

日本列島のほぼ中央部、日本を代表する山々が連なる山岳地帯に、日本で一番その名が知られるダムがあります。

2009年に、SMAPの香取慎吾さん主演ドラマとして蘇った、石原裕次郎さん主演の映画 「黒部の太陽」でその名が知られ、映画化不可能といわれた、日本映画史上空前のスケールで描かれた大ヒット映画、織田裕二さん主演、松嶋菜々子さん、佐藤浩市さん共演の「ホワイトアウト」の撮影の舞台ともなったのが、ここ 『黒部ダム』です。

NHKの「プロジェクトX」でも、ここ黒部ダムが、2000年に題材として扱われ話題となり、その主題歌「地上の星」を歌っていた中島みゆきさんが、紅白歌合戦に登場した時の中継先も、ここ黒部ダムでした。

氷点下2度という、真冬の黒部ダムのトンネル内からの中継が印象的でしたが、思わず歌詞を間違えちゃったことや、瞬間最高視聴率が54.9%となったことなども話題となりました。

中島みゆきさんの紅白のこの場面を覚えている方は、多いのではないでしょうか。


眼前に広がる北アルプスの大パノラマ

黒部ダムは、豪快な北アルプスの眺めが楽しめる、「立山黒部アルペンルート」中に位置し、出発点である標高1,433mに位置する長野県扇沢駅からは、関西電力が運営するトロリーバスが運行しており、黒部ダムへはこれに乗って向かいます。

行楽シーズンには、扇沢駐車場は、朝一番で立山観光を目指す観光客であふれかえり、深夜からの泊まり組みで、駐車場はいっぱいとなります。

そんな扇沢を後にして、トロリーバスで一路黒部ダムを目指すと、途中トンネル内で、長野県と富山県の県境を越え、やがて地下にある標高1,470m黒部ダム駅に到着します。

ここから、歩いてトンネルをのぼって行くと、標高1508m黒部ダム展望台へと抜けられます。

直接、「ダムレストハウス」や「くろよん記念館」へ抜けることも出来ますが、ここは是非とも、黒部ダム展望台経由で、レストハウスへ向かって欲しいところです。

200段以上の地中階段という、運動不足の方には少々きつい道のりですが、この黒部ダム展望台からは、眼下に見える黒部ダムはもちろんのこと、遠く北アルプスの大パノラマも見渡せ、実にすばらしい景色を堪能できます。

冬季は積雪の為、一部外階段は通行禁止となりますが、それでも苦労した以上のご褒美が貰えますから、是非ともチャレンジしてみてください。


世紀の大事業にして、20世紀を代表する難工事

通称「黒四」(くろよん)の名で親しまれている、この黒部川第四発電所・黒部ダムの建設は、1956年に、世紀の大事業として開始されました。

建設以前から、この黒部ダムがある黒部渓谷」は、水力発電に適した土地として注目されていました。

日本最大の峡谷である黒部峡谷は、立山連峰と後立山連峰に挟まれており、そこに豊かな水量を誇る黒部川が流れています。

その黒部川の水量と、黒部渓谷の地形が生み出す大きな落差が、水力発電に適する場所として、多くの電力関係者に注目されていました。

そんな中、当時、電力不足の危機に見舞われていた関西電力では、この黒部の地に矛先を向け、黒部ダム建設に着手することとなりました。

実に7年という歳月を費やし、総工費513億円という、当時としては破格の工事費と、1000万人を超えると言われた労働者により、1963年6月に見事、黒部ダム事業は完成しました。

しかしながら、プロジェクトXでも紹介されたように、この「黒部ダム」建設は、冬の豪雪や長雨などによる黒部の自然の厳しさや、地下水の噴出、地形の変化などに苦しみ、20世紀を代表する難工事とまで言われるものでした。

必要に迫られていたこの黒部ダム建設は、極寒の冬でも、また夜間も工事が続けられるという、実に過酷なものでした。

たった80mを掘り進むのに、7ヶ月も費やした時期もあり、何度も壁にぶち当たり、立ち往生するも、黒部ダム建設にかける多くの男達の想いと、たくさんのバックアップにより、少しずつ掘り進められていきました。

くろよんの光と影

夕張炭鉱の跡地である「石炭の歴史村」を訪れた際にも、地中奥深くで、掘削作業にあたる男達の、過酷な重労働の様子を目の当たりにしましたが、ここ黒部ダム建設にも、壮絶な男たちのドラマがありました。

黒部ダム建設のトンネル工事は、当時の建設事業の、幾多の記録を塗り替える画期的な工事でしたが、このその建設の影には多くの犠牲があり、この黒部ダムで命を落とされた方は、171人にものぼりました。

そんな171人の「黒部ダム」に沈んだ殉職者への祈りをこめて、黒部ダムの側らに、松田尚之氏作の六体の人物像の慰霊碑が今も静かに「黒部ダム」を見つめ建っています。

建設中の暗い影は、決して消えることはありませんが、苦労の末に完成したこの「黒部ダム」は、偉大な建造物として、今も光り輝いています。


日本一の黒部ダム!

ゆるやかに弧を描く、長さ492mの堤が印象的な黒部ダムは、日本一の高さを誇るアーチ式ドーム越流型ダムで、その高さは186mと、世界でも有数の高さを誇っています。

力学的に優れ、建設コストが大幅に縮小できると言われるこのアーチ式ドーム越流型ダムの黒部ダムは、総貯水量2億立方メートルと言われ、実に東京ドーム161杯分にあたるとされています。

その量がどれほどのものなのか、もはや想像できない数字ですが、黒部ダムのこのアーチを眺めていると、これだけのものを、よくも日本の尾根と言われるこんな山奥に造ったものだ・・・と、改めて驚かされるとともに、人間のモノづくりに対するパワーの凄さを、このダムの姿に感じます。

そんな黒部ダム建設で生まれた人工湖である黒部湖は、 日本で一番高い場所にある湖となりました。

平均標高1448mの黒部湖からは、四季折々の黒部の自然を楽しむことができます。

夏から秋にかけては、この黒部湖で運行される遊覧船GARVE(ガルベ)にて、そんな黒部渓谷の自然の景観が満喫できます。

黒部湖の湖上クルーズは、遠く望む北アルプスの雄大な自然の風景や、エメラルドグリーンに輝く湖面、その湖面に写しだされる立山連峰の山々や周囲の木々の緑など、たくさんの黒部の魅力が堪能できますので、是非とも乗船してみてください。


超ド級の水噴射!

黒部湖の自然の美しい眺めとは一転して、この黒部ダム最大のイベントが、ド迫力を目の当たりにできる黒部ダムからの放水です。

何と言っても圧巻なのは、ダムの堤から放たれた水噴射で、毎秒10t以上といわれるこの水噴射は、横から見ても、堤上から真下に眺めてみても、実に迫力のある光景と言えます。

堰き止められたエネルギーが、一瞬にして放たれる水噴射は、その水量といい、音といい、実に豪快で圧倒されるばかりです。

そして、この水噴射により、辺りには水煙が立ちのぼり、その水煙により黒部ダムに七色の虹がかかり、実に美しい光景をつくりだします。

時期にもよりますが、放水が行われている時は、先を急ぐばかりに見逃さないように、じっくりと「黒部ダム」からの放水を眺めてみてください。

平穏時の黒部ダムの、北アルプスの大自然に溶け込んだ静けさとは一転して、人間が造り上げた人工的なダムとしてのパワーがそこには感じられるはずです。


今も生き続ける黒部ダム!

山間部に見られる、一見どこにでもあるようなダムでありながら、その背景に数々のドラマが存在し、多くの魅力を持ち続ける「黒部ダム」。

黒部渓谷の大自然の中にあって、コンクリートむき出しの、人工的な建造物である「黒部ダム」ですが、アーチの美しさか、はたまた建設にあたった多くの方の熱い想いからか、見事に調和したその姿は、今日もわたしたちの生活を支えるエネルギーを供給し続けながら、今に生き続けています。

世紀の大事業にして、20世紀を代表する難工事であった黒部ダム建設、そんな偉大な建造物の姿を見に、あなたも立山黒部アルペンルートを旅してみませんか。

きっと、心に響く何かをつかむことができますよ。
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