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高さ15m、重さ2トン!
『キリコ祭り』とは、毎年夏に、能登の各地で開催されているお祭りの総称で、全国的に有名なお祭りから、地域に根付いた小さなお祭りまで、その数は100とも200とも言われています。
石川県の、日本海に突き出た能登地区のほぼ全域で行われているこのキリコ祭りは、毎年、7月初旬から3ヵ月もの長期にわたり、各市町村で、特色あるお祭りが繰り広げられています。
キリコとは、「切子燈籠」を縮めた呼び名で、今でも、キリコのことを、「ほうとう」と呼ぶ地域があるように、もともとは神への「奉灯」から始まったとされており、「神輿」(みこし)の前後で、夜道を照らす役割を果たすものでした。
それが次第に、四本柱のものへと発展していき、さらには金箔などの装飾が施されるようになっていきました。
江戸時代の中期には、高さ10mを超える豪華なキリコも続々登場し、中には、地元の豪商などが、単独でキリコを出す、「一軒出し」なども行われ、その豪華さを競うようになっていきました。
現在では、電線などの問題から、数mのキリコが中心となっていますが、それでも高さ15m、重さ2トンという、巨大なキリコが登場するお祭りも行われています。
また、その種類もさまざまで、輪島や珠洲などで見られる「提灯キリコ」、七尾の「武者絵キリコ」、穴水の「短冊キリコ」、松波の夏祭りで見られる「人形キリコ」・・・などなど、地区ごとに、さまざまな形態の、実にバラエティーに富んだキリコ祭りが見られます。
実にバラエティー豊かなキリコ祭り!
そんなキリコ祭りは、毎年、能登の「あばれ祭り」を皮切りに始まります。
その名が示すとおり、実に荒々しいこのお祭りは、「夏の火祭り」とも言われ、火の粉が飛び散る中、50基にも及ぶキリコが乱舞し、神輿が海や川に投げ込まれるという、ちょっと驚きの迫力満点なお祭りです。
8月に入って行われる、七尾の「石崎奉燈祭」は、なんといっても夜の街に浮かび上がるキリコの武者絵が、とても幻想的なお祭りで、その光景を見るだけでも、ここを訪れた価値があるお祭りです。
輪島のお祭りなどとはちょっと異なったイメージで、キリコもカラフルで、とても煌びやかな感じのお祭りです。
また、担ぎ手の掛け声が勇ましく、その気迫がスゴイ!ということでも有名なお祭りです。
穴水の「沖波大漁祭り」は、昼がメインのお祭りで、中でもキリコが禊(みそぎ)で海に入っていく光景は、ちょっと変わった感じで必見です。
輪島大祭
様々なキリコ祭りの中で、何といっても注目なのが、キリコ祭り一番の賑わいを見せる、「輪島大祭」です。
周囲の「重蔵神社・奥津比盗_社・住吉神社・輪島前神社」の4神社で、次々に行われていくこのお祭りは、華麗な「輪島塗」のキリコが登場することでも知られています。
「重蔵神社大祭」では、かがり火に照らされたキリコの群れが見られ、「奥津比盗_社大祭」では、海に入った神輿を、陸と沖で引っ張り合う光景が楽しめます。
また、「住吉神社大祭」では、走るキリコが見られ、「輪島前神社大祭」では、松明神事が見られ、その迫力は凄まじいものです。
輪島大祭の見所は、総輪島塗の豪華なキリコがいくつも登場し、しかも高さ15mにも及ぶ巨大なキリコが登場することです。
また、キリコに描かれた文字がまた勢いがあり、カラフルなキリコとは違った独特の雰囲気を漂わせており、その中に「男」を感じるのが、この輪島大祭です。
次から次へと迫り来るキリコと、キリコに描かれた荒々しい「文字」の勢い、そしてほのかに照らし出されたキリコが、川に写る光景は、実に見ごたえのあるお祭りです。
この他、たくさんのキリコ祭りが、能登の各地で行われますが、どのキリコ祭りも、それぞれ味があり、すばらしいものとなっています。
そんな能登のキリコ祭り、それぞれの地区のオリジナリティー溢れるキリコを比較しながら、能登をぐるりと巡ってみるのも面白いかもしれません。
是非とも生で見ていただきたいキリコ祭りですが、祭りの時期以外でも、輪島にある「キリコ会館」では、巨大なキリコを展示しており、キリコ祭りについても学べるようになっています。
実際の祭りの迫力は感じられませんが、それでも充分キリコの迫力を味わうことができますので、是非立ち寄ってみてください。
みなさんは、この能登の夏を飾るキリコ祭りに、何を感じるのでしょうか?
| ■ キリコ祭り 〜 星★聖 の ひとこと 〜 |
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とにかく一度は生で、「キリコ祭り」をご覧になってみてください。地区ごとのキリコの違いを見比べるのも面白いですよ! |
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