佐賀県旅行観光ガイド『唐津城
唐津城 Vol . 26
唐津城
(佐賀県 唐津市)
‐ Saga ‐
佐賀
Presented By 星★聖
唐津城(佐賀 唐津)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 唐津城 唐津城をご覧になるにあたって
唐津城の評価
唐津城の評価
旅シュランの説明を見る

■ 唐津城とは?

 松浦川の河口、玄界灘を望む唐津湾に面したロケーション抜群の地に建つお城で、天守閣を中心に、西に西の浜松原、東に日本三大松原である虹の松原を従えることから、それらを鶴の両翼に見立て「舞鶴城」と呼ばれる。
 1966年に造られた模擬天守の内部は、郷土資料館として、藩政時代の貴重な資料や甲冑・武具などの展示が行われている。ちなみに、唐津城には天守台はあったが、天守閣は無かったとされている。
唐津城のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
松浦川の河口、唐津湾に面して建つ唐津城のロケーションを楽しもう!
舞鶴橋の上に浮かび上がる、ライトアップされた夜の唐津城も美しいよ!
城下に点在する、城の遺構も見に行こう!
~ 唐津城 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
唐津城の見所
唐津城 天守閣 舞鶴城 ライトアップされた唐津城
唐津城 天守閣 舞鶴城 ライトアップされた唐津城
1966年に造られた模擬天守。天守台はあったが、実は天守閣は無かったとされる。 天守閣を中心に、西に西の浜松原、東に虹の松原を従え、それらを鶴の両翼に見立てたことから、舞鶴城と呼ばれるようになった。 昼間の眺めとはまた異なり、舞鶴橋の上に浮かび上がるライトアップされた唐津城も美しい。
三の丸辰巳櫓 三の丸辰巳櫓 松浦川に映る唐津の夜景
三の丸辰巳櫓 三の丸辰巳櫓 松浦川に映る唐津の夜景
1993年に城下町のイメージアップのために復元された、見張りや防御に使われた二層の櫓。 市街地にいきなり石垣から築かれ復元された櫓は、周囲からやや浮気味な感じ。 舞鶴橋付近から見る、松浦川の穏やかな水面に映る、唐津の街の夜景は美しい。
唐津城の地図
基本情報
■名称:唐津城
■読み方:からつじょう
■ホームページ:唐津城
■所在地:佐賀県唐津市東城内8-1
■問合せ:0955-72-5697
観光情報
佐賀県グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『唐津城』 編

唐津焼で知られる城下町

かつて日本中を席巻した、はなわの「♪S・A・G・A 佐賀!」の歌で知名度アップを果たした佐賀県の北西部、玄界灘に面する「唐津」(からつ)の街に、市内を見下ろすようにそびえているのが、この『唐津城』です。

古くから大陸の出入口として栄えた唐津の町は、14世紀には、すでに唐津という地名があったとされるほど、歴史ある町となっています。

そんな唐津と言えば、なんと言っても真っ先に思い浮かぶのが、みなさんご存知の「唐津焼」です。

どれが唐津焼かわからずとも、その名を口にするほど有名なように、この唐津の町から全国に、陶器が広まったとされています。

萩焼」、「楽焼」とともに、「日本三大陶器」とされる唐津焼は、「有田焼」などの派手な絵柄の器とは対照的に、土の風合いを生かした、素朴で深奥な作風が魅力となっています。

唐津地方特有の、「登り窯」により生まれるこの唐津焼は、使い込むうちにどんどん渋みを増し、魅力的な一品へと変化していくのが特徴で、どこかわび・さびを感じる、そんな芸術性を持った焼物として知られており、多くの茶人に愛されてきました。

陶器のことを、太平洋側を中心に、一般的には「せともの=瀬戸焼」と言うのに対して、今でも瀬戸内海や日本海側の一部では、「からつもの」と言われるほど、この唐津焼は、多くの人々に親しまれてきました。


時代の鼓動を感じる

そんな焼物で有名な唐津の町ですが、城下町としても、その町並みに、古き良き日本の味わいを残しています。

唐津城の遺構として復元された二層の「三の丸辰巳櫓」や、二の門堀沿いの公園にある「時の太鼓」、唐津市役所前の「肥後掘」などは、かつて城下町として栄えた唐津の町の姿を、今に伝えています。

唐津城にまつわるものが、市内には数多く点在していますが、赤いレンガ造りの重厚な建物が特徴的な「旧唐津銀行」や、日本最古の水田跡とされる「菜畑遺跡」(なばたけいせき)など、また違った歴史を伝える建造物や史跡も点在しており、唐津の町は、時代の鼓動を今に伝える町として息づいています。


実は無かった?天守閣

そんな唐津の町の中心は、なんといっても、市内のあちこちから眺めることができる唐津城です。

五層六階の天守閣を持つこの唐津城は、松浦川の河口、唐津湾に面するところにそびえるお城で、1608年に、「羽柴秀吉」の側近であった、唐津藩初代藩主「寺沢広高」(てらざわひろたか)によって築かれました。

1602年より6年の歳月を要した唐津城の築城に際しては、秀吉の愚行とされる朝鮮出兵の本拠地であった「名護屋城」の解体に伴って搬出された資材を流用し、本格的な築城が行われたとされています。

別名「舞鶴城」(まいづるじょう)と言われるこの唐津城は、天守閣を中心に西に「西の浜松原」、東に「虹の松原」を従え、唐津城を頭としてそれらを鶴の両翼に見立てたことから、舞鶴城と呼ばれるようになったとされています。

ちなみに、「日本三大松原」と言われる、この虹の松原をつくりあげたのも、この寺沢広高だと言われています。

そんな寺沢広高が築き上げた唐津城ですが、実は、築城時には、本丸二の丸三の丸しかなく、天守台はあっても天守閣は無かったとされています。

天守閣を造らなかった詳しい理由はわかりませんが、現在の天守閣は、1966年に、時代背景などをもとに、想像上で造り上げられた模擬天守で、残念ながら記録上は、この優雅な佇まいは存在しなかったようです。

実に見栄えのする天守閣であり、お城の立地も含め、今の唐津城の天守閣は、唐津の町の景観にはなくてはならないものとなっているのですが、築城時に、天守台までは築かれていたということから、きっと寺沢広高の頭の中にも、このような天守閣の姿が描かれていたことでしょう。

そんな唐津城の天守閣の内部は、郷土資料館として開放されており、藩政時代の貴重な資料や、甲冑、武具などの展示がされています。

の花が咲く季節は、特に美しい眺めとなるこの唐津城ですが、松浦川対岸から、舞鶴橋越しに望む、ライトアップされたお城の夜景もまたすばらしいかぎりです。

夜空に浮かび上がるお城の姿を見た後は、唐津城とは反対側の、揺れる水面に浮かぶ唐津市街の夜景も堪能してみてください。こちらもまたすばらしい眺めですよ。

どちらも、静かな唐津の夜のひと時を楽しませてくれる眺めであり、個人的にはオススメの夜景ですので、唐津を訪れた際は、昼間の唐津城だけでなく、夜空に浮かぶ唐津城の姿も、是非眺めてみてください!
唐津城を見た人は、こんな観光スポットもチェックしているよ! ・・・ 唐津城を見た人は、こんな観光スポットもチェックしているよ!
<<< 鳴子温泉郷 サラブレッド銀座 >>>
唐津城(佐賀 唐津)
佐賀のゴルフ場予約静岡県のお花見スポット嬉野温泉由比の桜えびがうまい店静岡の工場見学
-唐津城のPR-  ~ ♪にっぽんコロリン!ここ最高! 佐賀県旅行観光ガイド『唐津城』~
― 国内旅行観光ガイド 『名勝・史跡★百景』 ―
ホームページ内の写真や記載内容の無断転用を禁じます。
Copyright(C) Takashi Hoshi. All Rights Reserved.