奈良県旅行観光ガイド『薬師寺
薬師寺 Vol . 128
薬師寺
(奈良県 奈良市西ノ京町)
‐ Nara ‐
奈良
Presented By 星★聖
薬師寺(奈良 西ノ京)
国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』 > 薬師寺 薬師寺をご覧になるにあたって
薬師寺の評価
薬師寺の観光格付け評価
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■ 薬師寺とは?

 奈良県奈良市の西ノ京にある南都七大寺のひとつで、1998年に「古都奈良の文化財」の一部として世界文化遺産に登録された興福寺と並ぶ法相宗の大本山。680年に天武天皇の発願により藤原京に造営され、後に西ノ京に移された。今も飛鳥の地の薬師寺跡は「本薬師寺跡」として残る。
 1976年に再建された「金堂」には、白鳳時代の仏教彫刻を代表する国宝の薬師三尊像があり、同じく国宝の「東院堂」の聖観世音菩薩像や「大講堂」の弥勒三尊像など仏像群が素晴らしい。東西の三重塔は寺のシンボルで、中でも高さ34.1mの唯一創建時建築物の「東塔」は国宝。近くにある大池(勝間田池)越しに見る両塔と金堂・若草山の光景は、奈良を代表する景色となっている。
日本の世界遺産
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おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
花会式
東塔以外伽藍は新しいが、仏像群は国宝・重文がズラリなので見逃すな!
薬師如来台座、仏足石、仏足跡歌碑、東院堂も国宝だぞ!
拝観後は大池に行き、若草山を背景にした両塔の美しい眺めを満喫しよう!
〜 薬師寺 編 〜 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
薬師寺の見所
薬師寺案内図 参道
薬師寺案内図 参道
東塔や東院堂などを除けば、ほとんどが再建された真新しい堂塔のため、奈良の古寺を想像し訪れるとがっかりするかもしれないが、このお寺の魅力は他ではなかなか見られないシンメトリーで均整のとれた美しい伽藍配置と、国宝級の仏像が整然と並んだ堂内にある。最初にがっかりした人ほどその素晴らしさに感動するだろう。 南駐車場からは松並木が続いている。途中に「瑠璃宮薬師寺」の看板が掲げられている。瑠璃光浄土からきた名だが、瑠璃宮の別称はあまり知られていない。
近鉄橿原線 休ヶ岡八幡宮 薬師寺の鎮守社
近鉄橿原線 休ヶ岡八幡宮 薬師寺の鎮守社
薬師寺の境内の本当にすぐ横を、近鉄橿原線が走っている。何も知らずに参道を歩いていると、すぐ横を通過する電車に驚くことも… 参道を歩いて行くと、薬師寺の白鳳伽藍の手前南側に、国の重要文化財である休ヶ岡八幡宮がある。珍しい社殿なので、先を急いで素通りしないように! 薬師寺の鎮守社で、その起源は9世紀にまで遡る。石積みの壇上に建つ独特の雰囲気を持つ現在の社殿は、豊臣秀頼の寄進により1603年に建立されたもの。
薬師寺の南側入口となる南門
薬師寺の南側入口となる南門
薬師寺の拝観受付は、南門と北側の輿樂門にある。電車で西ノ京駅から来たり、先に唐招提寺へ行くと北側からのアクセスとなりがちだが、ここは是非とも南門へ廻ってから境内へと足を進めて欲しい。堂塔を背後から見てのアクセスでは、正面からのアクセスに比べ感動は半分となってしまう。拝観受付前に、この南門奥にそびえる左右の三重塔の光景を目にするだけでも、薬師寺拝観への胸の高まりが異なり、門をくぐった後の感動も全く別物となる。
中門 金堂
中門
南門をくぐると、焦らせるかのように中門と両側に廻廊が立ちはだかる。1984年に再建された門で、1991年には二天王像も復元され安置されている。
六角燈籠
六角燈籠 金堂
東大寺の国宝の金銅八角燈籠には及ばないものの、宝珠を載せた銅製の六角燈籠の火袋の羽目板には、透かし彫りの美しい音色を奏でる音声菩薩が舞う。 1528年に焼失した金堂は、再建前に豊臣家が滅亡し長らく仮堂のままだったが、1976年に裳階を付けた華やかな創建当時に似た姿で再建された。よく創建時の姿より龍宮造りと言われるが、現在のお堂に龍宮城を重ね合わせ想像を膨らませるも、所謂建築用語としての龍宮造りではない。興福寺の仮中金堂は仮堂を移築したもの。
薬師三尊像 金堂 薬師三尊像
薬師三尊像 金堂 薬師三尊像
正面から一体一体その造りを確かめながら見る薬師三尊像も美しいが、横から見る三体の眺めもまた美しい。特に薬師如来の横顔は素晴らしい。 なかなか仏像だけの写真では、その大きさが把握しずらいが、薬師三尊像がどれほどの大きさなのか、拝観者との比較において確認して欲しい。多くの方が想像以上の大きさに驚かれるが、わたしもその一人なのだが、日光菩薩・月光菩薩を等身大くらいと思っている方が特に多いようだ。
月光菩薩 薬師如来 日光菩薩
月光菩薩 薬師如来 日光菩薩
薬師如来の左側に位置する、国宝の薬師三尊像の脇侍である高さ317.3cmの腰をくねった銅像。かつて首を切断?され床に置かれ問題となった仏像。 国宝の薬師三尊像の中尊である、高さ254.7cmの薬壷を持たない薬師如来坐像。世界の文様が見られる台座も国宝。光背にあるハートのくり抜きが話題に! 右側の脇侍が日光菩薩と覚えるのが一般的だが、高さ315.3cmの腰をくねったこの銅像の宝冠には、お日様が上っているので、個人的にはそれで判別している。
弥勒如来 複廊 佐佐木信綱 歌碑
弥勒如来 複廊 佐佐木信綱 歌碑
弥勒と言えば菩薩が一般的だが、56億7000万年後に現生に降り、仏陀となり人々を救う時の姿である弥勒如来が、ここ薬師寺にはある。 薬師寺の伽藍で特徴的なのが、柱3本の二間幅で中央部の塀の内外両側に廻廊がある複廊だ。連子窓が美しい法隆寺の単廊とは明らかに違う造りに注目! 国文学者で歌人でもあった佐佐木信綱の歌碑。はじめ勘違いしてしまったが、鎌倉時代の武将である佐々木信綱ではない。反対側には会津八一の歌碑も!
西塔と東塔
西塔と東塔
薬師寺の代名詞にもなっているのが東西の三重塔だが、中でも高さ34.1mで唯一の創建時の建築物である国宝の東塔は、一見六重塔に見える大きな裳階が特徴的で、一説にはあのフェノロサが“凍れる音楽”と評したとも言われるが、誰が言い出したかは不明。相輪上の青銅製の4枚の水煙には、24体の飛天の透かし彫りが施されており東僧坊にその模型がある。西塔は1528年に焼失し1981年に再建されたもので、若干高く見えるが経年変化を計算しての造りで、将来的に同じ高さになるとのこと。色彩は別として、非常によく似た両塔だが、西塔が、創建当初の連子窓を設ける造りなのに対して、東塔は修復時に白壁とされたままだ。
大講堂
スケール感がたまらない大講堂
誰もいない朝一番の薬師寺ならではの圧巻の光景!別に横に引き伸ばした写真ではない。そびえ立つ金堂とは対照的に、横に広がるこのスケール感は実に見事だ。2003年に再建された、平城宮跡の第一次大極殿を想わせるほどデカく立派で横長な大講堂だ。間口41m、奥行20m、高さ17mのお堂の姿は、これが薬師寺伽藍を楽しむということか…と思わず納得の光景だ。御本尊は、国の重要文化財である弥勒三尊像。
開かれた扉の光景 仏足石と仏足跡歌碑 鐘楼
開かれた扉の光景 仏足石と仏足跡歌碑 鐘楼
次々に開けられた扉の光景が素晴らしい。遠目には内開きのような錯覚に陥るが、近づくと手前に支柱が建てられているからで、扉は他と同じ外開きである。 大講堂の裏側の後堂には、釈迦十大弟子像と、753年に刻まれた国宝の日本最古の仏足石と、五七五七七七のリズムの仏足跡歌碑がある。きちんと拝むように! 東僧坊前にある鐘楼。地面近くに建てられているため、一般的なお寺の鐘楼とはイメージが異なり親しみがわくが、鐘は突いちゃダメだよ!
東僧坊 薬師寺名物の説法 大宝蔵殿
東僧坊 薬師寺名物の説法 大宝蔵殿
お土産の販売もあり拝観途中の休憩所として利用されるが、国宝の東塔の飛天が踊る水煙の模型や、同じく国宝の薬師如来台座の模型もあるので要チェック! 東僧坊や西僧坊では、薬師寺名物の笑いの絶えない説法が行われており、修学旅行生も引率の先生方も、みなさん話に夢中! 話術を学びたい… 特別公開等で国宝の吉祥天画像にお目にかかれるが、実物は意外に小さいことに驚く。何枚もの模写も展示されているが、気になったのは美人の札!
東院堂 聖観世音菩薩 東院堂 側面
東院堂 東院堂 側面
薬師寺の堂塔内にあって、廻廊の外に建つため場所がらあまり目立たないが、実は1285年に建立された国宝の建築物で、個人的には超魅力的なお堂。 8世紀初頭に、元明天皇のために吉備内親王が建立した東禅院がもとで、今の観音池辺りに南向きで建てられていた。ほぞの木組み見本で匠の技を見よう!
四天王像 増長天 四天王像 持国天
四天王像 増長天 聖観世音菩薩 四天王像 持国天
鎌倉時代の1289年にヒノキの寄木造りで像が造られ、1296年に彩色が施された、聖観世音菩薩を囲む四天王像。増長天の背後には広目天が安置されている。 額の上の穴に注目!ココに化仏が刺さっていたとされる。それにしても188.9cmの見事なプロポーションで、さすが国宝!白鳳彫刻の頂点に君臨する名作だ。 国宝でも重文でも無いが、玉眼がキラリと光り、躍動感あふれるポーズで見る者を魅了する素晴らしい像で、個人的には大好きだ。持国天の背後は多聞天。
輿樂門 玄奘三蔵院 礼門 玄奘三蔵院 玄奘塔
輿樂門 玄奘三蔵院 礼門 玄奘三蔵院 玄奘塔
薬師寺の北門にあたるのが輿樂門。何気に東大の赤門を連想してしまったが、こちらが正面と言ってもいいくらい立派な門である。 本坊や写経場への門をくぐり石畳を進むと、玄奘三蔵を祀るために、1991年に建てられた白鳳伽藍の外にある別院である玄奘三蔵院が現れる。 礼門の奥、廻廊の中央にある塔。背後の大唐西域壁画殿には、平山郁夫が30年かけ制作した縦2.2m、長さ49mの大唐西域壁画が展示されている。
広々として美しい薬師寺境内
広々として美しい薬師寺境内
焼失後長らく再建が進まず、シャレではないがガランガランだった薬師寺境内だが、歴代管主をはじめ多くの方の御尽力もあり見事な伽藍を見せるまでに至った。由緒あるお寺が建ち並ぶ奈良の都にあっては、新しい伽藍では魅力に欠けると思いきや、薬師寺の素晴らしいところはその伽藍配置と、オープンで開かれた境内のお堂に、自然なカタチで国宝級の仏像が安置されているところであり、派手な伽藍ながら仏像のお寺と言ってもよいくらい白鳳時代を象徴する彫刻が堪能できる。
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薬師寺の地図
基本情報
■名称:薬師寺
■読み方:やくしじ
■ホームページ:薬師寺
■所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
■問合せ:0742-33-6001
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