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■第5話 そんな「ヒアリング」で大丈夫?今回は、ちょっと短めにいきたいと思いますね。毎回長いと疲れちゃいますからね。 さて今回も前回に続き、「自分たちの」要望をどう伝えるべきか? どうまとめていくべきか・・についてお話します。 ■「ヒアリング」の恐ろしさ!設計する方は、プラニングに入る前に、まずみなさん方の「要望」を聞くことから入りますよね。でも、ここでの会話のやりとりが、生まれてくる「プラン」に大〜きく影響するんです。 どういうことかというと、具体的にマムちゃん夫妻の打ち合わせの場面を参考に考えてみましょう。 設計士さん:「和室は必要ですか?」 マムちゃん:「あった方がいいかなぁ〜」 設計士さん:「リビングに続いたものがいいですか? それとも独立していた方が?」 マムちゃん:「う〜ん・・・どっちがいいかなぁ?」 設計士さん:「最近はリビングに続いている方が、日常生活でも気軽に使えますし、 空間も広がりますから、おすすめですよ!」 マムちゃん:「そうですよね〜、では続き間で!」 設計士さん:「大きさはどの位必要ですか?」 マムちゃん:「6畳くらいかなぁ〜」 ごくごく普通のやりとりやんけ! と思ったあなたは、かなり危険ですね〜。 これでは設計士さんのリードのもとに、アッ!という間に、「要望は満たされているし文句は無いけれど、これでいいのかわからない プラン」が出来あがることでしょう。 正直、設計の方は、たいして頭も使わずに、ひょとしたら出来合いのプランを持ってくるかもしれません。 ではこのマムちゃんと設計士さんの会話、どこがいけないのでしょうか? これは、マムちゃんだけの問題ではありません。設計士さんにもかなり問題があるんです。 この会話のやりとり、マムちゃん夫妻が ★どういう生活スタイルなのか? ★なぜそれを必要としているのか? ★どのように生活の中で利用していくのか? などの、新しい家での「具体的な生活イメージ」が全くできていないんです。 マムちゃん夫妻の生活スタイルに、 ★そもそも和室が必要なのか? ★来客時に使うのか? ★それとも日常の寝室として使うのか? ★座卓を置いてダイニングとして使うのか? 等々、全く「ヒアリング」ができていません。 マムちゃんも、その言動から、これらについてよく考えていないのがバレバレです。 部屋の大きさについてもそうです。もし寝室として親子4人で川の字で寝たい!なんて思っているのであれば、タンスを置いたら終わりな6畳なんて考えられませんよね? それなのに、今お持ちの家具や、それを部屋に置くかどうかも確認していなければ、建築後とんでもないことになります。 そういうことを気にせずに、お客様が口にしなかったということでプラニングを済ませてしまうのであれば、何の気なしにごくごく普通のよくあるプランをお持ちすればいいわけです。 可も無く不可も無し・・みたいな出来合いのプランで事足りるわけです。 逆に言えば、設計の方は頭を使わないで済み楽なわけです。 ■「自分たちの」+「新しい生活をイメージ」大事なのは、新居での「新しい生活のイメージ」です。そしてそれをうまくまとめ上げ、具体的に図面に落とし込み、空間を演出し、数字を決めていくのが設計する人間の仕事なんです。 そのためには、日頃から「自分たちの」+「新しい生活をイメージ」することが大事なんです。 どこで何をして、ここに何を置き、朝起きてここでこうして、それから・・という。 過去に、朝起きて一番にお風呂に入りた〜い! という奥さんに出会ったことがあります。 真冬に一度起きて風呂場へ行って・・・という、今の生活でのお話を伺い、目覚ましを止めた手で、お風呂の追い炊きスイッチを入れましょう・・と、購入予定のベッドの脇にリモコンスイッチをつけたことがありました。 朝ベッドから起きて、よたよたと1階に降りる頃には、お風呂が沸いているようにとね。 ■イメージノートを作ろう!みなさんも「具体的なイメージ」を蓄積してみませんか?自分たちの新しい生活を表現する、イメージ写真であったり、具体的にある展示場の一室であったり、雑誌の切り抜きであったり、どんな些細なものでも構いません。 実現できるかどうか?なんかを心配する前に、「具体的なイメージ」を設計士に伝えることが大事なんです。こんな夢みたいな!・・と思われるものでも伝えるのはタダですからね(笑) ただし「自分たちの」生活のイメージですからね! ○○ちゃん家に△△がついてて良いって言ってたわよー!的なノリで便乗するのはなしですよ。本当に自分たちにとって△△がある生活が良いかどうか、ちゃんとイメージしてくださいね! 設計する方も、具体的なイメージがつかめた方がやりやすいんです。それに多少難しい要望があった方が、やりがいもありますし、活力が沸いてくるもんなんです。 正直、普通のプランではマンネリぎみですし、そして何より、悩んだ量でお金が高くなるわけではありませんからね、設計士さんをうんと困らせてあげましょう(笑) さぁ、あなたも今日から「イメージノート」をつくってみませんか? |
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